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積丹半島一周の旅、海岸地形が美しい!!

  ニセコの五色温泉の宿を後に、早朝から半日以上かけて、積丹半島を回りました。その日のうちに旭川の姪に家に着かなければなりません。長距離のドライブです。岩内平野を通過して積丹半島を回るコースは、美しい海岸とトンネルの連続でした。それがまた素晴らしいのです。海岸とトンネルの組み合わせもいいものですね。
  途中の、おそらく 泊村の兜岬付近だろうと思います。美しい海岸の景色に思わず足を止めました。断崖の連続ですが、荒波に砕かれたような地形は素晴らしいですね。しかし、海岸のテトラポットは少々無粋ですね。日本の海岸は、テトラポットに埋め尽くされているのではないか、と思うくらいにどこの海岸でも無粋なテトラポットが並びます。これは、山の中にたくさんのダムが作られ、本来流出すべき山の土砂が海岸に供給されなくなって、浜への堆積が少なくなり、海岸が侵食されて災害を起こすのを防ぐためにテトラポットを植えるのです。こんな風に、日本には自然の海岸がなくなりつつあるのです。残念なことですね。

兜岬海岸

兜岬

  それにしても、この地方の日本海はきれいです。真っ青の海の色に白い砕波の色が調和していますね。

砕ける荒波

  これもどこで写したか思い出せません。海岸の美しさに足を止めたところです。空もきれいでした。

神恵内村の海岸


  その山側には、下の写真のように急崖がそそり立っています。それも、数100mにわたっています。おそらく、かつて海面が高かった時代に作られた海食崖でしょう。
そそり立つ岸壁

  目的の神威(カムイ)岬に着きました。国道から少し入ったところに広い駐車場があり、売店などが並んでいました。駐車場の奥はなだらかな丘になっており、そこを上っていくと美しい海岸地形が見られるのです。そこを上っていくと、草原の中にたくさんの花たちが咲いていましたが、それは次回に紹介しましょう。
  上についた途端、広大な日本海と、美しい海岸の地形に驚かされました。


カムイ岬駐車場から

  神威岬の西側の海岸地形が一望に見渡せます。ちょうどススキが白い穂を出していて、それが陸地に向かう風で一様になびき、美しさをいっそう際立たせていました。

神威岬ススキの海岸

   岬はまさに奇形ですね。突出した岩礁に、針のように突っ立った岩が見事です。沖には大きな船が浮かんでいました。

神威岬

  断崖に露出しているのは集塊岩で、それが侵食に抗して急崖を作っているのでしょう。第三紀中新世の頃、海底火山の噴火によって山体が崩壊し、それが固結して出来た岩石で、その後の隆起で陸地に顔を出したものです。
  昔、三陸海岸や山陰地方の海岸を旅したときも、この地方と似た海岸地形がありました。それは同じような地質環境があるからです。日本海側はグリーンタフ地域と呼ばれ、地質学的には中新世の時代の海底火山が活動して大量の凝灰岩を噴出したのです。北海道のこの地域と共通の地質条件にあるのです。
  最近、山陰海岸がジオパークに指定されたという記事が小さく載っていました。おめでたいことですね。ジオパークというのは、世界遺産と同じように、優れた地質環境を保護しようと、国際機関がその認定に当たっているのです。日本で初めて指定されたのは、ここと同じ北海道の支笏・洞爺湖火山地域です。たくさんの種類の火山が存在して火山の標本のような地域だからです。洞爺湖を通り過ぎるとき、ジオパーク記念館があったので寄りたかったのですが、時間がなくてやめにしなした。今考えるとそれが悔やまれるところですね。


断崖の地形

  岬の東側は広く見渡せませんでしたが、下の写真に積丹岬が見られました。平坦ですので、海成段丘が広がっているようですね。

積丹岬を遠望





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coppice(雑木林)

森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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