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非正規雇用の若者に希望を!ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の来日!

非正規労働者  

   新聞報道を見て、驚いたことがあります。現在の日本の企業に雇用されたもののうち、非正規雇用が約4割を占めるそうです。これは驚くべき数字です。派遣法が施行される前は、約9割が正規雇用でしたが、こんなに非正規雇用が増えるなんて誰が予想したでしょうか。非正規雇用というのは、正規雇用の正社員ではないのです。いつでも首を切られることを前提にして雇われるということです。雇われる人の大部分は若い人々です。若者の就職難は大分前から問題にされてきましたが、就職できても非正規雇用なんて、若者に希望を失わせることです。
 ホームレス支援をしている方の、次のような趣旨の記事を読んだことがあります。20年ほど前、派遣法が成立する頃の国会前の反対デモで、ある日雇い労働者が「これが成立すれば、我々のような日雇い労働者が増える、景気が悪くなれば直ちに首を切れる、企業の安全弁が合法的に作られるのだ」と言っていたそうです。当時、記者はその意味が分からなかったのですが、それが現実となっている、というのです。我々も、その当時、派遣法は特殊技術を持つ人だけへの適用だと思っていて、その危険性を認識できずにいたことを率直に反省しなければなりません。
 非正規から正社員への道は閉ざされているわけではありませんが、それには猛烈な努力が必要であり、企業は労働者の努力を促すことによって利益を上げようとするのですね。正社員への昇格も、すべて自己責任だ、という論理です。これでは、若者が可哀想です。こんな法律を作ってしまったことが問題で、派遣法が諸悪の根源です。改めなければなりません。中日新聞に「新貧乏ものがたり」が連載されています。あまりにもひどい状況に、愕然とさせられています。
 このことと関連しますが、若者の貧困が社会問題になっています。高校や大学で奨学金をもらっていた人が返済できない人が多くなっていることが明らかになっています。非正規労働による貧困が原因です。そもそも、返済を義務付ける奨学金の制度が問題です。
 ボクは若いころ、旧ソビエト連邦を旅したことがあります。その時、ウズベク共和国の若い大学生から聞いた話に驚愕したことを鮮明に覚えています。その学生が言うには、「幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と授業料は一切無料です」というのです。その他、贅沢品でなければ食べ物は非常に安く、住宅も非常に安い、医療費は無料という具合です。日本とのあまりの格差に驚いたのです。社会主義の国は問題が山積していますが、社会主義の国にも素晴らしい一面があることを思い知らされたのでした。日本では、大学の授業料も高額になっており、親の負担がずっしり重いですね。ボク自身も大学で奨学金をもらっていましたが、国家公務員を10年務めた年に返還猶予となり、助かったことを思い出します。
 奨学金も、貸与型の制度をもっと拡充できないのでしょうか。予算がないので、と言いますが、戦闘機一機のお金を振り向ければよいのです。若者が希望をもって働けるようにするのは国の責任ではないでしょうか。政治の貧困です。
ムヒカさん来日記事 

  上の記事にあるように、全ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカさんが来日されました。マスコミのトップ記事になりましたのでご存知の方が多いと思いますが、簡単に略歴をご紹介します。上の記事では細かい文字が読めませんので、ウィキペディアの記事で紹介します(多少簡略化)。

ムヒカの祖先はヨーロッパにあるバスク地方のビスカヤ・ムヒカスペイン語版出身であり、1840年にウルグアイに渡った。ムヒカは1935年にウルグアイの首都モンテビデオの貧困家庭に生まれた。家畜の世話や花売りなどで家計を助けながらも、1960年代に入って極左都市ゲリラ組織ツパマロスに加入、ゲリラ活動に従事する。モンテビデオ大学卒業後、ツパマロスと治安組織の抗争の激化、労働組合や職人組合の政治経済への反発といった時代のもと数々の襲撃、誘拐にたずさわる中で、ムヒカは6発の銃弾を受け、4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験する。1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監されており、軍事政権側の人質として扱われていた。ムヒカは出所後、ゲリラ仲間と左派政治団体を結成し1995年の下院議員選挙で初当選を果たす。2005年にウルグアイ東方共和国初の左派政権となる拡大戦線のタバレ・バスケス大統領の下で農牧水産相として初入閣。そして2009年度の大統領選挙戦で、元大統領である国民党のルイス・アルベルト・ラカジェ公認候補を決選投票で破り勝利した。

 すごい経歴ですね。まさにゲリラの闘士です。大臣になってからも、2009年に大統領に就任してからも、一貫して議員給与は大部分を慈善事業に寄付し、清貧な生活を守り、「世界一貧しい大統領」として知られています。知られるようになったきっかけは、大統領就任時の国連における演説でした。並みいる各国の首脳を前に、分かりやすい言葉で戦争政策や経済格差に対する政策、さらには環境政策を批判し、貧しくなることの意味を演説して、聴衆を感動させたことでした。ほくは、半年ほど前、友人にこの人を紹介する本を貸してもらい、その演説を読んで深く感動したことを覚えています。彼の語る言葉のうち、心に残った言葉を墨書しました。
先史時代に生きている 


  中でも、上の言葉は、名言ですね。「戦争放棄」とは、日本国憲法の言葉です。日本の憲法を高く評価して、この言葉が発せられたのですね。世界中で戦争が絶えない現状に対する怒りが込められているように思います。まさに「人類は先史時代に生きている」のですね。もちろん、安倍政権の「安保法」を批判する発言をしていることも記事になっています。最近、アメリカ合衆国とキューバが国交を回復しました。これまで戦争状態にあったアメリカとキューバとの関係が国交の回復までに至ったことは、最近の喜ばしい出来事ですね。実は、アメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ前首相との仲介役を果たしたのは、このムヒカさんだったことを知りました。すごい政治家ですね。

貧乏とは (3) 
 上の言葉も、ムヒカさんでなければ語りえない言葉ですね。そう思うのは、現実の生活の中で、彼は貧乏を実践しているからです。でも彼は決して貧乏ではなく、リッチだと言います。少ししか持たない方が幸せだというのです。はっとさせられますね。「もっともっとと欲しがること」とは、今の日本人の生きざまを批判している言葉ではないかと思います。アベノミクスを考えると、まさの「もっともっと」経済を成長させること、もっと儲かることを政策目標にしています。国民に「もっともっとと」欲望を煽り立てるように仕向けているのではないかと思います。昔の日本には、「足るを知る」という精神があったと思うのですが、今の世の中は「金、金、金!」という世相です。恥ずかしいことですね。ムヒカさんの言葉を安倍首相に聞かせたいですね。

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森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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