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チェンマイの旅8 山岳民族のメオ族の村を訪ねました!

   ドイステープ寺院の境内に巨木があって、それにきれいな布が巻かれていました。日本で言うとしめ縄のような意味があるのかもしれません。日本でも大きな樹木や岩などの自然物を神聖化してしめ縄を回したりしますね。それよりも面白いと思ったのは、この巨木がジャックフルーツの木だったことです。黄色いジャックフルーツの実がたくさん垂れ下がっていました。この木の実は、僧侶が着ている黄色い衣服の染色に使うと聞きました。実を絞ると黄色の液体になり、それが染料になるというのです。面白いですね。

ジャックフルーツの巨木

  前回、ソンテオのことを話しましたが、下の広場にはたくさんの赤い色をしたソンテオが並んでいました。一番手前の車には、ISUZUのマークが書かれています。いすずは、日本の自動車メーカーですが、日本の自動車メーカーもソンテオを作っているのですね。自動車では、もちろんトヨタ車、日産、いすずなどの車がたくさん走っていました。

客を待つソンテオ

  さて、ドイステープ寺院を訪ねたあと、タイの山岳民族のメオ族(モン族)の村を訪ねました。その前に、メオ族を初めタイの山岳民族のことを知っておかなければなりません。チェンマイのきたの方はドイステープ寺院も含めて山がちで、山岳民族が住み着いているのです。下の表に、山岳民族の名前と集落数と人口を示してあります(タイ政府保険省発表資料より)。たくさんのタイ人は、稲作民族ですので平野に住んでいて、それとは別の山岳民族がいるのですね。カレン族、モン族、ヤオ族、アカ族が多数派です。
 

353110

集落数

人口

カレン族

2017

モン族

242

111677

ヤオ族

184

41697

アカ族

256

49903

ラフ族

447

82158

リス族

149

31463

ラワ族

67

17346

ティン族

152

48025

カムー族

33

10198

ムラブリ族

57

パロン族

1937

トンスー族

276


  彼らの現代における状況は、下記の記事に示されています。
 「タイには北部や北西部を中心に、今もなお伝統的な習慣や文化を守る大勢の山岳民族が暮らしています。また、ひと言で「山岳民族」といっても、カレン族、ア カ族、モン族、ラフ族、リス族など約11部族に分かれていて、それぞれに話す言葉や習慣、生活様式などに大きな違いがあります。
そんなタイ山岳民族は、長いあいだ、平地に住むタイ人との文化や習慣の違いなどから強い差別や偏見にさらされてきました。実際、山岳民族の約4割が「暫定 的な不法滞在者」として正式なタイ国籍を認められてないのが現状です。そのため、人々は正規の高等教育、医療サービスを受けることができないばかりか、就職の 制限、他県や他市への移動も禁止されているなど厳しい制約が課せられています。

  ま た1980年代後半からは、政府の循環系焼畑農業の禁止や国定公園の指定増加などにより、山岳民族の慢性的な貧困問題はさらに深刻化しました。住居や農地 などを失い生活の糧を無くした人々は山を降りて街での生活を試みました。しかし、結局は言葉の壁や差別などから、売春や麻薬の運び屋にならざるをえない 人々も増えました。また、90年代にタイを襲った爆発的なエイズ感染により、多くの山岳民族がエイズに感染し命を奪われました。」と。

  ちょっと考えさせられますね。これから紹介するメオ族(モン族)も、また後に紹介するカレン族も、これらの少数山岳民族なのです。ネットで調べたモン族は、下記の通りです。

  モン族の説明
中国でミャオ族、タイではメオ族と呼ばれるが、タイのモン族はメオ族と呼ばれることを好まず、「自由」を意味す る「モン」を自称する。言語はミャオ・ヤオ諸語に属するモン語を話す。タイでは白モン族(モン・ダオ)、青モン族(モン・ジュア)の2グループに別れ、民 族衣装、言語、習慣がやや異なる。独立自尊の気風が強いことで知られ、宗教、世界観などにも伝統的な文化を保持している。中国では雲南省、貴州省、四川省 などに数百万人が居住し、タイにはラオス経由で19世紀半ば以降に移住してきた。女性の民族衣装はろうけつ染のプリーツスカートで、その染めや精緻な刺繍 の技術には芸術的価値があると言われます。
  いろいろの記事を総合すると、多くの民が、19世紀から今日までに中国雲南省やミャンマー、ラオスなどの政治的な迫害に押されて難民となってタイに逃れてきた民族がこの少数民族です。平地に住むタイ人は稲作を中心にした農業を営んでいて、生活風習が山岳民族とは全く違うのです。山岳民族は、基本的に山地で焼畑農業を行ってきました。山地の森林を焼き払い、そこを農地にして作物を作り、数年間農業をして畑を捨て、他の地へと移る移牧の生活です。そのような生活ですから、定住はできないのです。
  チェンマイからルアンパバーンへの飛行機で見た山岳地域が、焼畑としか思えない斜面が白っぽく見える地域が広がっていました。森林伐採で草地(農地)になっているのです。それが彼らの生活舞台だったのです。生活苦と貧困の中で、ケシの栽培を余儀なくされてきた人々が、今は、伝統的な精細で優美な織物などの工芸品を売って稼ぐ商売で生きているのです。以下、その露天を紹介しますが、見事な民芸品に秘められた悲劇の歴史を感じて欲しいと思います。

  下は、メオ族の村の広場です。これから数100mにわたって露店が続きます(ここにも国王の肖像が飾られていますね)。

メオ族のマーケット広場

  下の写真は、露天のうちでも、果物を売っている売店です。

果物を売る屋台

  下は、繊維製品を売っているお店です。色とりどりで、品物が美しいのです。みなこの地で作られた伝統工芸品ばかりなのです。観光地になっていますので、外国人観光客に人気のスポットです。というのは、工芸品が美しく多様で、しかも安いので人気なのです。ここは、他の地域で見られないほど土産物が上等でしかも安いというので人気なのですね。

土産物の露店1

  沿道は土産物のお店が立ち並んでいます。おもわず買って帰りたい気持ちになります。

土産物の露店2

  下の写真のような民芸品が売っていました。この地域独特の仮面ですね。見事な造形だと思います。おそらく魔除けのための仮面でしょうか? 買ってみたいと思ったのですが、値段が書いていないのです。値段を交渉するほどの言葉はできませんし、高いものを買わされるのも嫌だし、諦めました。

民芸品のお店

  下は、干し果物を売っているお店でした。試食のコーナーがあり、食べてみたらとても美味しいので買ってきました。赤黒い干果物なのですが、お土産に持って帰ったらとても喜ばれました。名前は分かりません。もっとたくさん買ってくるのでした。

干し果物のお店

   この地域の特産品といえば、美しい織物です。たくさんのお店が品物を売っていたのですが、タイの人々、とくに女性が着ているものは、写真に見るような美しいスカートなどの着物です。コットンと絹の織物で、美しいのです。下の方はスカーフのようです。


ショール等衣類の店

  しかし、少し露天の道を離れると、下の写真のようなバラックの家がこの地の人々の家で、貧しさが伺われます。しかし、パラボナアンテナが見えます。これは、貧しさには不釣合いな感じを受けますね。

メオ族の村のたたずまい






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森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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