2012/10/31
京ケ峯の山登りの続きです。山歩きは景色が良いところがあると楽しいですね!
額田の京ケ峯への山歩きの続きを書きます。愛宕山から京ケ峯までは高度差は100mくらいで、人工林の中の尾根道をゆきます。下の写真の標識にあるように、標高は441.8mです。
しばらくゆくと、人工林が途切れるところがあって、そこから音羽富士(標高380m)が正面に見えました。京ケ峯よりも少し低い山ですが、富士の名がつくように、形のきれいな山です。この山も手頃なハイキングコースになりそうで、次に登ろうと計画しているところです。
さらに進むと傾斜が急な下り坂に出ますが、その付近は人工林が途切れ、豊橋の街など一望に見渡せます。下は、豊橋方面を見た景色です。遠くに見える山並みは、豊橋の東の方にある弓張山系だろうと思います。
さらに目を転じると、三河湾が見えました。やはり、景色の良いところがあることが、山登りの醍醐味ですね。
さらに下ってゆくと、北の方の樫山が一望に見えるところがありました(下の写真)。樫山は、旧額田町の中心地で、盆地状に平地が広がり、そこに街があることがよくわかりますね。それにしても、背後の山の高さがよく揃っていて(標高400~500m)、平坦な地形のように見えます。いわゆる「三河高原」です。実際には平坦地はないのですが、山の高さが揃うということは、いつの時期かに平坦に地形が侵食されたことを物語っており、昔から「三河準平原」などと呼ばれてきました。
急斜面を下っていく途中に沢があって、そこにアケボノソウが咲いていました。単調な人工林の中にこういう花を見ると、嬉しくなりますね。
同じ場所に、下の写真のような植物が生えていました。ボクは見たことがありません。葉の付け根にヒゲのようなものが生えています。そこに一つだけ、赤い実が付いています。名前は見当もつかないので、どなたかヒントを与えてください。
さらに急斜面を下ると、七曲峠に出ます。昔からの峠ですが、北の方の鹿勝川流域と鳥川流域の分水界にあたります。七曲というのは、急な斜面なので道がくねくねと七つ曲がっているということなのでしょう。鳥川の方に下る道は、七曲古道と呼ばれています。
20分ほど下って県道にでます。その出口が民家で、民家の庭先を通って県道に出るのですが、そこのお宅の方がおられて挨拶しました。その方の話によれば、この土日に「山歩き大会」があって、100人もの人が山歩きをして賑やかだったそうです。
県道を30分ほど歩いて車を止めたところに戻ったのですが、県道沿いに幾つかの名水がありました。そのひとつが下の写真の「大岩の水」です。この山は地下水が豊富なのでしょうね。
道端の山の斜面に、山芋の一種でオニドコロが生えていて、茶色の実をたくさんつけていました。
約3時間の山歩きは疲れましたが、たのしいハイキングでした。