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長命湿地の秋の景色もまた美しい!

  今日は、台風の影響で一日中雨が降り続きそうです。風邪もなかなか抜けてくれません。体がだるいのと喉が痛いのが続いています。憂鬱ですね。北海道の旅から帰って一月にもなるのに、そのときにもらった風邪がまだ続いているのです。年のせいかしら、と不安になりますね。

  さて、昨日、再び秋の長命湿地の景色を見たくて訪れました。たいした変化はないのですが、秋の風情を感じさせてくれました。下は、レンゲツツジが紅葉している様子を写しました。春、レンゲツツジの花が咲いた様子は感動的でしたが、秋にこんなふうに紅葉するなんて知りませんでした。


レンゲツツジの紅葉

  この湿地にヨシが生い茂っていることはすでにお話しましたが、もうすでに葉の緑が失われてかかっています。それに加えてセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせています。この地方のいたるところに咲いているのだからこの湿地にも生えていてよいのですが、湿地にも繁茂するなんて、その繁殖力・適応力に驚きました。

セイタカアワダチソウ

  下はクロミノニシゴリの実です。春に花が咲く頃は、サワフタギと見分けがつかないのですが、秋に黒い実がつくのがクロミノニシゴリと言うのです。まさに黒い実がついていますね。、

クロミノニシゴリの実2


  下は、チジミザサの花を写したものです。これが一面に咲いているのです。こんな季節に、変わった花を付けるなんて、知りませんでした。

チジミグサの花?

  道路に近い西側の雑木林にも、秋の気配が感じられました。下は、ヤマウルシが紅葉しかけているところを写しました。秋がもっと深まると真っ赤になるのですね。

ヤマウルシの紅葉

  下は、ヌルデの黄葉を写しました。ヌルデももっと黄色くなるのです。

ヌルデの紅葉

  ガマズミの木に真っ赤な実が生っていました。よく目立ちますね。小鳥たちがたくさん寄ってくるでしょう。

ガマズミの赤い実

  ヤマイモの葉が黄色く色づいてきました。黄色の葉と形から、つるをたどって地面に接したところに穴を掘ると、ヤマイモ(自然藷)が採れるのですね。僕はまだ地下に大きくなっているかどうかの見分けがつかないので、掘ったことはありません。一度やってみたいと思っていますが、・・・・。

ヤマイモの黄色い葉

  久しぶりに長命湿地の南にある牧草地に行って見ました。びっくりです! 道路の北側の牧草地や谷間がブルドーザーで均され、土の山が出来ていました。かねてから地主さんから聞いていたのですが、この牧草地を田んぼにする予定で、それが始まったのです。長命湿地には直接かかわりはありません。

改変された牧草地

  道路の南側の牧草地には、二頭のポニーが元気でした。写っているのは、母親のほうです。子のほうは、遠くに行ってしまって写せませんでした。

ポニーの母




 
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再び長命湿地、秋の生き物たちが美しい!

   再び長命湿地の自然をご紹介しましょう。10日ほど前に出向いたときの写真ですが、当時はキセルアザミが真っ盛りでしたが、今はほとんどしぼんでしまいました。湿地にはキセルアザミが咲いていましたが、湿地以外では、下のようにスズカアザミが咲いていました。スズカアザミは、キセルアザミのように花の頭が横を向いたり下を向いたりしないで、天を向きます。
スズカアザミ

  下はキセルアザミですが、美しいですね。放射状にでている針のようなものの先端だけがピンク色で、下のほうは白いのです。こんなことも写真ではじめて知りました。

キセルアザミ2

  キセルアザミにはヒョウモンチョうがやってきて、キセルアザミの蜜を吸っていました。そのチョウは、おそらくツマグロヒョウモンのオスでしょう。実に美しい風景ですね。

キセルアザミにヒョウモンチョウ

キセルアザミにヒョウモンチョウのオス

  下の薄紫の花は、種名はわかりません。きれいな花ですね。ハチが蜜を吸いに来ていました。

紫色の花3

  長命湿地にはたくさんのミズオトギリが生えているのですが、下の写真のように見事に紅葉している個体に出会いました。紅葉がきれいです。

ミズオトギリの紅葉

  紅葉した落葉樹の葉の中に、イチモンジチョウが羽を休めていました。下の写真の保母中央にいるのが分かるでしょうか。だいぶ羽が痛んでいました。

紅葉の中のイチモンジチョウ

  下は、赤とんぼのつがいが草に止まっているところを写しました。田んぼの赤とんぼはいつも見ているのですが、この湿地では珍しいのです。

赤とんぼのつがい

  秋なのですね! ムラサキシキブの実がなりました。明るい紫色がきれいですね。

ムラサキシキブの実




長命湿地、サワギキョウもほぼ終わりました! アミタケがたくさん!

  また、風邪がぶり返してしまいました。この二三日、外に出られません。特に昨日は、寒波到来。今年初めて、薪ストーブを炊きました。昔は、二三日ゆっくりすれば、風邪などすぐに直ったのですが、歳ですかねえ!

  そこで、一週間ほど前に長命湿地に行って写した写真などをお見せしましょう。下は、サワギキョウですね。もうほとんど終わりかけていましたが、かろうじて残った一本の花を写真に収めました。本当に、いつ見ても美しい花ですね。


長命のサワギキョウ

  下は、ダンドボロギクだと思いますが、ベニバナボロギクの可能性もあります。判定が難しいです。花がはじけて、中の白い綿毛(種)が風で飛び散りますが、その様子がよく写されていますね。

ボロギク

   下は、ヨメナだろうと思います。最盛期からだいぶ過ぎているようで、真ん中の黄色い部分が変色しています。

ミヤコワスレ4?

  下は、ミズオトギリです。昨年も書いたのですが、濃い赤色のものは花のつぼみだろうと思うのですが、はっきりと開花したのを見たことがないのです。長命湿地にはたくさん分布しています。湿地の植物ですね。

長命ミズオトギリ

  秋なのでしょうか、湿地を歩いていると、紅く変色した草をたくさん見かけます。草本類の紅葉ですね。よく見ると、ミゾソバの葉が紅葉しているのです。きれいなものですね。ミゾソバの葉が紅葉するなんて、僕は知りませんでした。この写真の中には、イヌタデ(アカマンマ)の紅い穂もたくさん入っています。

ミゾソバの紅葉

  いつもの場所(中央部の畦道)に、アミタケがたくさん出ていました。傘のおもてがぬるぬるとし、裏は網のようになっているので、すぐに判別できます。おいしいきのこなので、しばしば食べています。たくさん採ってきて、煮物に入れたり、味噌汁に入れたりして食べているのですが、カリコリとした食感がよく、おいしいですよ。

採れたアミタケ

  Hさん宅のナラ枯れの話はすでにしましたが、その日は県の森林保全課の職員が来るというので、Hさん宅に呼ばれて、職員と話をしました。その話は後日ゆっくりと話そうと思っていますが、今日は、その話のあいだ中、ヤマガラがひっきりなしに餌台にやってきた写真を紹介します。下の写真のように、ひまわりの種を手のひらに乗せると、怖がらずにそのまま食べるのです。それほどなついたのですね。驚きました!!

Hさん宅のヤマガラ


  また元気になったら、長命湿地や他の地域の自然を撮りにフィールドに出たいと思います。




自転車置き場完成!

  北海道の旅に出る前に、自転車置き場を作成中であることをお話しました。当時は、枠組みを作っただけでしたが、その後、枠組みに波板を取り付けるなどして完成です。自転車の左側には、先に温室として作った中に置いてあった薪ストーブの焚き付けに使う端切れなどを入れる棚を作ったのです。扉を作るのが結構面倒ですね。
  中に二台の自転車がありますが、その一台が岡崎から持ってきたアシストつき自転車です。もっぱら連れ合いが乗るのですが、かなりの坂でも軽く上れるので、作手のような坂の多い地方でも結構楽しく乗れるとのことです。6kmも先にある農協マーケットまで、楽に行くようになりました。これで、雨露に打たれることもなく、自転車も長持ちするでしょう。


自転車置き場を作った

  下の写真の、デッキの前にあった温室は取り壊しました。10年も経つと、雨ざらしにされた木材は腐ってくるのです。取り壊して全部燃やしました。撤去するだけで1日、燃やして一日ですから、結構時間がかかるのですね。
  そこに改めて4本のヒノキの丸太を森林組合で買ってきました。棚の柱にするためです。丸太には、染みこむタイプの防腐剤を十分に塗りこみ、腐ってぼろぼろになった柱と取り替えるわけです。


棚の柱付け替え

  この棚は、この家を作るときに岡崎にあった棚の材料を使って植木屋さんが作ったものですが、丸太の柱を土に埋めて立てました。その時、ブロックを二つおいてその中で焚き火を始めたのです。何をするのだろうと見ていたら、丸太の柱の片方を焼きだしたのです。聞いたら、こうしておくと腐りにくくなるんですよ、と教えてくれました。それが、本当だったのです!
  ぼろぼろに腐った柱を抜いてみたのが、下の写真です。焼いた部分は黒くなっていますが、それは崩れていません。原形を保っています。焼かなかった上のほうはぼろぼろで細くなっています。焼いた部分は腐っていなかったのです。すごいですね、昔の人の知恵は! 


焼いた柱

  焼かなかった上のほうは、下の写真のように芯までぼろぼろになっています。こんな柱で棚をつっていたのですから、ひやひやものですね。柱が崩れる寸前だったのかもしれません。

ぼろぼろになった柱

     さて、あと二本の柱はまだ立てていません。というのは、東のほうにはまだトウガンの葉がかかっており、二つ大きくなりかけたトウガンが釣り下がっているので、ボクの連れ合いが、一週間ほど待ってくれない? というのです。まだ実がなるのなら、柱にもたれかかっているトウガンの幹を切ってしまったら、トウガンが食べれなくなってしまうからですね。なるほど、と思い、一週間ほどしてトウガンを採ってから柱を立てることにしました。

  ところで、先日のごみ拾いで、ミツバアケビの実がなっているところがありました。ミツバアケビは、実の色が紫色なんですね。ゴヨウアケビは薄い緑ですが、・・・・。


ミツバアケビの実

  金平糖のような花が咲いていました。ミゾソバかなと思っていたら、ママコノシリヌグイでした。ママコノシリヌグイは、茎に小さなとげがたくさん生えていて、触ると痛いのですぐに分かります。両者は、花もコウペイトウのような色をしていて、葉もほとんど同じですが、茎にとげがあるのが違いなのですね。。

ママコノシリヌグイ




秋真っ只中のわが庭の植物たち、大きなヒキガエルが!

  北海道の旅のブログが、何と20回も続きました。ということは、20日間くらい作手の自然の話をしていないことになりますね。その間、季節もだいぶ移ろい、作手のわが家の周辺も変化があります。旅の後、風邪をひいたらしく、一週間ほど寝込んだりして体の不調が続きました。そのため、長命湿地など見ておくべき自然を見ることが出来なかったのです。それから少しずつ動き始めて、写真などを片手に周囲を歩くようになりました。今は元気になり、庭の作業なども始めています。
  今回は、溜まっている写真をねたに、お話しましょう。下は、もう2週間くらい前に満開になったキンモクセイを写しました。黄色の花がきれいですね。また、庭中に甘い香りが広がりました。しかし今は、もう花も散ってしまっています。


満開のキンモクセイ


キンモクセイの花

  下は、コスモスにきれいなチョウが蜜を吸いに着たところを写した写真です。コスモスも今は終わってしまいました。チョウは、キアゲハです。いつ見ても美しいですね。。

コスモスにキアゲハ

  今年は、庭の棚にトウガンカボチャが自然に生りました。種をまいたり苗を育てたりしたわけではないのです。勝手に生えてきたのです。トウガンはずいぶんたくさん食べました。次々となってくるからです。そればかりか、食べられないほどたくさんできるので、友人たちにも配りました。分かるでしょうが、こんなに大きなトウガンですから、ひとつでも食べるのに時間がかかるのですね。

成ったトウガン

  下は、庭の棚に出来たアケビの実です。開いてから大分経っているので、色が変わってきています。あまりおいしいものとはいえませんので、食べていません。そのうちに落ちてしまいました。

成ったゴヨウアケビ

  毎年、この部落ではこのシーズンに道のごみ広いとか草刈が村をあげて行われます。日曜日に行われることがほとんどで、岡崎に行く日に決まっている僕らは、その行事に参加できません。了解は得ているものの、やはり申し訳ない思いになります。そこで、前日にごみ拾いをしておこうと思い立ち、ゴミ袋と軍手をはめて近所の道に行きました。
  歩くのは良いですね。健康にも良いですし、自然に出会えることもあります。その道端に、下の写真のようにホトトギスに出会いました。ホトトギスは自然にはあまり見かけません。珍しいものですので、写真を撮っておきました。なんと変わった姿の花でしょうか。。


ホトトギス

  下は、ミズヒキソウです。これはどこにも見られますね。真っ赤な花ですが、小さいですので撮影が難しいのです。マニュアルにしてよくピントを合わせて撮ったら、これまでに最高に撮れました。、

ミズヒキソウ1

  アキノキリンソウも咲いていました。黄色の花がきれいですね。

アキノキリンソウ6

  下は、ツルリンドウです。林道の花のようなラッパ状の花の中に、真っ赤な実がつきました。きれいです。


ツルリンドウ

  作業を終えて変える途中の道の真ん中に、何やら黒っぽい石のようなものが落ちていました。近寄ってみたら、ヒキガエルでした。それも大きいのです。ちょっとグロテスクですね。でも、きれいです。そして、近寄っても少しも動きません。道の真ん中ですので、車に敷かれやしないか心配です。手づかみというのはちょっと気持ちが悪いので、近くにあった小枝で道の脇に追い出してあげました。これで敷かれたりすることはないでしょう。

大きなヒキガエル





北海道の旅、最終回、銀泉台は雨でした!

  大雪高原温泉沼めぐりの一部分を楽しんだ後、戻って石北峠に行ってみました。4年前の北海道旅行のとき、この石北峠に立ち寄って銘石を買ったことを思い出したからです。もちろんそば・うどん・ラーメンなどを食べさせてもらえるのですが、その食堂の隣に銘石店があって、珍しい美しい石の数々とアンモナイト・三葉虫などの化石を売っていました。なかなかお目にかかれないものばかりで見るだけで楽しいですし、貴重なものでしたが、高価なのでなかなか手が出ません。ボクの長兄が家を改築したのでその祝いに、紫水晶を贈ろうと考え、この店に寄ったというわけです。石には霊力があって、水晶は発展する機運を呼び込むそうです。かなり大きな、美しい紫水晶をゲットすることができて、満足でした。贈った兄かがとても喜んでいました。

石北峠1

  石北峠は、北見市み向かう39号線の峠です。標高が1050mということで、風も強かったせいか、とても寒かったです。

石北峠にて


  沼めぐりをしてくたくたに疲れましたので、早く宿に帰って温泉につかり、早く寝ました。
  翌朝は、銀泉台に行きたいと思い車を走らせました。大雪湖から森の中の道を走って約1時間。道の終点が銀泉台というところです。次第に雲が厚くなり、残念なことに到着する頃から雨が降ってきてしまいました。ガスがかかって、視界は50mもありません。標高約1500mですから、寒いのです。大雪国立公園の立派な看板が目に付きました。貴重な生き物がいるようですね。見ることが出来なかったのは残念でした。


大雪国立公園看板

  下は、入山するときの登録する銀泉台事務所です。ここから入山して白雲岳に行くコースが紅葉が見事だといわれる銀泉台です。霧がかかり雨が降ってきてしまったので、入山することなく引き返してきました。

銀泉台事務所


  ここで北海道の旅はおしまいです。ここから一路、高速道路を使って札幌に。夕方には札幌の町に到着。久しぶりの大都会の喧騒に懐かしい思いがした次第です。今回のたびは、先回もそうでしたが、姪に相談してすべて姪に手配してもらって実現したものです。ありがとう!
  姪の夫は写真家。北海道の自然にほれ込んで、専門的に自然を写す写真家なのです。ですから人が入れない山奥をくまなく歩き、秘境のような場所で撮る写真が見事なのです。ペンネームが深山 治。北海道ではかなり有名になってきたということです。でも、妥協を許さない芸術家で、写真集を出版することを勧めるのですが、がんとして譲らす、昔写した写真なんてすでに気に入らない、写真は日々新しく写すものだ、と同意しないのです。今は姪は子どもが出来たから撮影についていくことはなくなったのですが、昔は一緒に旅をいして深い山奥に入り込んで写真撮影の助手をしていたので、北海道の田舎のほうまでよく知っているのです。そこで姪にアドバイスしてもらうと、めったにお目にかかれない景色などを紹介してくれるのです。今回も、そういう場所が幾つかありました。
  写真家は、よほど有名にならないと、写真だけで生計を立ててゆくことは困難なのですね。芸術家はみなそうですが、・・・・。写真はあまり売れないのですね。一枚の写真を撮るのに何日もかけて日参し、最高の場所とその瞬間を切り取るのです。山の中ですと何日も泊り込みます。どうしても値段が高くなるのですね。買う人がどうしても少なくなるというわけです。そこで、素人の写真マニアに写真撮影のアドバイスをしたり、自然写真のスポットを案内したりして、生計を何とか維持しているのだそうです。芸術家といっても、もともとは自然の中で遊ぶことが基本。撮影に山に入っては、帰りにオショロコマを釣ってきたり、オホーツクの海に出かけて豪快にシャケを釣り上げたり、野生人です。愉快な男ですね。
  姪の夫だから言うのではないのです。その写真は、あっと驚くような斬新さがあります。自然のやさしさ、奥深さを感じさせてくれる写真ばかりです。僕も、お金があったら買いたいと思う作品がたくさんあります。ホームページを開いていますので、「深山治」「北写人」のキーワードでアクセスしてみてください。パソコンではその写真の迫力を表現できませんが、香りくらいは味わえると思います。

  さて、ボクは、大きな町に泊ると、ホテルの夕食はキャンセルし、赤提灯に入るのが常なのです。ボクのささやかな旅の楽しみの一つです。層雲峡のホテルには二泊しましたが、両日ともバイキング方式でした。バイキングでも個別の料理でも、最近のホテルの夕食は多すぎますね。食べきれないほどの料理が出ます。バイキング方式ですと、食べたいものをふんだんに食べることができるのですが、そしてそれも美味しいのですが、イマイチ満足感がないのです。なぜなのでしょうか、ね。
  僕が入った赤提灯は、ホテルの近く、「すすきの」のはずれ。札幌の飲み屋街といえば、すすきの。ぼくは、初めて入りました。そこで食べた魚介類が、出されたお酒と合って美味しいのです!! バイキングで食べる魚介類と一味違うのですね。いまいち満足感がないと感じたのは、これだと思いました。赤提灯は良いですね!

  翌日、昼頃に千歳空港に行き、中部空港に飛んで、家に帰ってきました。9日間のたび、いろいろの思い出が出来、すばらしい景色を楽しんできました。これで、北海道の旅のブログを閉じたいと思います。




緑沼は素晴らしい景色した!紅葉も見事でした!

  この旅のハイライトは、高原温泉沼めぐりの緑湖の景色でした。2時間近くかけでたどり着いた緑湖は、感動してしばし興奮が収まりませんでした。下は、少し手前の滝見沼。遠くに滝が見えるというのですが、見える場所は限られており、チラッと見えたのはラッキーでした。沼が美しいのは、写真に見るように周囲の景色が水面(みずも)に写って、景色がいっそう引き立てられるのですね。周りの紅葉も輝いてきました。

沼めぐり1

  下も同じ滝見沼ですが、水面に移る樹木の紅葉が美しいです。

沼めぐり2

  ようやく、緑沼に着きました。たくさんのハイカーが、写真を撮っていました。僕もたくさんの写真を撮りました。ひとつずつ解説をすることもないと思いますので、美しい自然を写真で楽しんでください。

緑沼1


緑沼2


緑沼3

  後半になって天候がよくなってきて、紅葉の輝きが増してくると同時に、沼がいっそう美しく輝くのです。

緑沼4


緑沼5

緑沼6


緑沼7

   ひときわ輝いた紅葉の樹木を写しました(下)。なんという美しい色合いでしょうか。樹種はカエデではなさそうですね。

カエデの紅葉2


  天気も回復して美しい紅葉と沼の景色を楽しんできたのですが、足の方が痛くなって帰りが大変でした。休み休み、ステッキにすがりつくように足を引きずりながら高原温泉に帰ってきました。すべての沼を歩くと健脚で3時間と言いますから、僕らの足では一日かかっても回れません。駐車場に帰ってきたら、同じときに入山した若い夫婦とちょうど出会い、全部回ってきましたよ、というのです。元気な人たちで、うらやましく思いました。足の痛みはつらかったですが、すばらしい自然を満喫できて楽しい旅でした。


高原温泉沼めぐり、緑沼に行くまでが大変な悪路!でも?

  いよいよこの旅の最後のハイライトです。高原温泉は本当に奥深い秘境です。これまで歩いたところの地図をお見せしていなかったので分かりにくかったかと思います。そこで、翌日、銀仙台に立ち寄ったときに大雪国立公園の立派な地形図が飾られていたので、高原温泉の奥深さをそれにもとづいて簡単に説明をしておきましょう。
  これまでに行ったのは、大雪山系の南西部の旭岳と天人峡ですが、それはそこから西に向かって流れる忠別川の上流部に当たります。大雪山系の東から北西に向かって流れるのが、石狩川です。
石狩川の中流部が層雲峡です。層雲峡から黒岳に上りましたが、そこはまさに大雪の最も北の山になるのです。石狩川の源流部が、銀泉台や高原温泉なのです。石狩岳という名前も上流のほうに見えますね。石狩川の源流部は比較的なだらかな高原状の地形で、標高は1200~1500mほどあります。東に大雪湖がありますが、そこから車で1時間半もかかってようやく高原温泉につき、さらに徒歩1時間もかかって最初の沼に着くというのですから、まさに秘境なのですね。それに熊も出るし・・・・。

大雪国立公園地形図

  下の地形図は、同じものを拡大して写しました。銀泉台は現在地となっているから分かりますね。高原温泉は、さらに南、石狩川支流のヤンベタップ川の源流部にあたります。この地形図は段彩していますので少しは分かりますが、白雲岳から南に伸びる尾根上に高嶺ヶ原、平岳などの名前の山が連なります。名前からして、高原の地形であることが分かります。その東側は急な崖になっています。
  実は、ここに大小の数多くの沼が点在しますが、それは地すべり地形だということです。地すべりは火山地域や火山灰質の地質のところ(日本海側のグリーンタフ地域)に起こりやすいのですが、ここは火山の硫気作用などで地質が粘土化されて滑りやすくなるため地すべりが多発するのです。地すべり地域は、回転しながら土塊がすべる(スランピングという)ので、崩れの始まるところは滑落崖ができ、移動した土塊の上では凹みが出来やすく、そこに湖や沼ができるということです
山頂の東側が崖になっているのは、滑落崖の地形なのですね。沼は、大小合わせて数10個もあります。したがって、高原状の地形といえども起伏が大きいのです。

国立公園地形図

  説明書には、最初の大きな沼、緑沼まで1時間くらいとなっていますが、とんでもない!のでした。われわれの足ですと、2時間近くかかりました(写真を撮りながらということもありますが)。なにしろアップダウンが激しいのです。なだらかな上りがあると思うと、急な下りの坂道となる、そういう道がずーっと続くのです。山はまだ紅葉は始まったばかり、きれいな紅葉には出会えません。途中に帰る人に後どのくらいですかと聞くと、異口同音のように「まだまだですよ!」という返事。ボクの持病の、足のくるぶしが痛くなり、何度も引き返そうと思ったのですが、「きれいでしたよ!」と声をかけられましたので、それにつられて我慢してついに緑沼に着いた次第です。

少し紅葉していた

  途中の沢に、大きな草が刈られたように横たわっていました(下の写真)。よく見ると、それはミズバショウなのでした。たくさんのミズバショウがこの高原の沢を埋めていたのですね。それには驚きでした。。

沢には水芭蕉の残骸

  沢の一部を写したのが下の写真ですが、このすぐ上流には噴煙が上がるところがあって、いまでも硫気作用が行われていることがわかりました。

沢に噴煙

  標高が高くなるにつれて、紅葉が美しくなりました。紅いのはカエデ類だろうと思いますが、種名はわかりません。

だんだん紅葉が進む

  初めてであった小さな沼は、周囲の紅葉とあいまって静かで美しいたたずまいを見せていました。ここまで来ると、足の痛みも忘れて写真を撮り、歩きました。

初めての沼

  感激の風景が続きます。天気がよければ、もっと素敵だったでしょうね。

沼の紅葉

  山のほうを遠望しましたが、何と言う山でしょうか。紅葉はまだあまり進んでいないようです。温泉に飾られていた紅葉の写真とは、比べ物にならないほどです。しかし、それでも自然は美しいですね。

平が岳の山が見える

  緑沼の景色は、次回に存分にお見せします。








 

層雲峡流星銀河の滝は見事! 大雪高原温泉までの道行き!

  層雲峡で泊ったホテルの前に、まさに層雲峡の柱状節理の断崖が見えます。

層雲峡の宿

  驚いたことに、下の写真はナナカマドの赤い実を写しましたが、これが街路樹なのです。高さは7~8mに達します。赤い実が実にきれいです。山で見るナナカマドとは大きさがまるで違いますね。本土ではナナカマドが街路樹になることは先ずありえませんので、それが驚きなのです。

ナナカマドの赤い実

  さて、黒岳の観光が残念な結果に終わりましたので、層雲峡の観光スポットを探して、「銀河流星の滝」に行きました。前に行った天人峡の羽衣の滝のように、溶結凝灰岩の固い岩盤にかかる滝だろうと思っていきましたが、その通りでした。とてもよく似ています。違うのは、滝が二つに分かれていることです。右が銀河、左が流星と名づけられていますが、ネーミングが良いですね。下の写真では、流星の滝だけが見えます。。

流星銀河の滝1

  対岸の山に登ると両方の滝が見えると聞いていたので探したら、売店の奥に入ったようなところが入り口でした。分かりにくいですね。30分ほど急な山道を行くと、両方の滝が見えてきました。右のほうの銀河の滝が下の方が見えません。変えるために降りていく人に聞いたら、もう30分くらい歩くと全部見えるところがあるそうです。でも山道の30分はきついですね。結局やめることにしました。、

流星銀河の滝2

  下は流星の滝ですね。高さがあるので、美しいですね。

流星銀河の滝3

  下は、流星の滝の川への出口付近を写しました。まだ、段をなして落ちていました。

流星銀河の滝5

  観光客がたくさんいる下のほうはあまり行きたくないのですが、奥のほうにあるって行ったら結構景色のいいところに出会いました。下の写真は、枯れた用の樹木の後ろに、奇岩と滝が見えます。

 
枯れ枝と山

  次のお目当ては、大雪高原温泉沼めぐりコースです。さて、層雲峡周辺の山のことに関しては、層雲峡ビジターセンターに立ち寄ることをお勧めします。大雪山系の自然のことに関してはあらゆる情報をそろえていまして、分かりやすく展示がなされています。ところが、大雪高原温泉や銀線台は山の深いところで、雪が降ったりすると車で入れなくなります。数日前にも雪が降ったので山に入れるか心配だったので、ビジターセンターに行って聞いてみました。そうしたら、やはり雪の関係で入山禁止となっている、とのことでした。また、秋の紅葉シーズンはハイカーで込み合い、駐車できないような状態が心配されるときは、車での入山は禁止し、シャトルバスを運行することもあります。行けないのではつまらないので、行けるところまで行って、だめだったら引き返してこようと考えて出かけてみました。

大雪高原温泉への道

  高原温泉は山深いところで、1時間も山道を車で走ります。山なので舗装されていない砂利道ですが、よく整備されていてがたがた道ではありません。シラカバ、ダケカンバ、ミスナラなどの森を通っていくのですが、気持ちのよい道です。行けるところまでと思っていたのですが、全部通り抜けることが出来ました。地図を見ても、大雪の奥の奥という感じのところです。標高は1300mくらいとのことです。

高原温泉の道

  そしてようやく、大雪高原温泉に着きました。層雲峡ビジターセンターの人の言うことはあまり当てにならなかった、というわけです。右手の建物が温泉と宿泊施設や売店などで、左の建物が熊情報センターです。ここにもたくさんのハイカーが来ており、車の駐車場が一杯でした。
  ここは大雪の秘境。熊が出没してハイカーが怪我をすることがしばしばあるのです。そこで、このセンターでは、入山する人は必ず10分程度の講習を受けないと入れてくれません。講習の内容というのは、熊の出没情報を詳しく教えてくれることです。沼めぐりコースの地図に出没地点が赤いマークで示され、日付まで書かれています。くまに出会ったときの注意などを詳しく教えてくれました。入山は午後1時までに限り、午後3時には下山していないといけません。驚いたことに、熊情報センターの職員が朝早くから要所要所の現場に張り付き、ハイカーの案内などしていることでした。時間が来ると、ハイカーに下山するよう指導していました。そこまで親切にしてくれるところはめったにありません。感心しました。


高原温泉に着いた

  いよいよ入山ということになったのですが、しっかりとしたトレッキングシューズをはいていかなかったものですから、売店で長靴を借りて(途中がぬかるみの道があり長靴が正解でした)ステッキまで借りて出かけたのです。それも正解でした。
  さて、沼めぐりのコースを歩いた実際は、次回にまわしましょう。



層雲峡の黒岳は寒いのと霧で登山をあきらめました!

  層雲峡の宿に泊って、翌朝は黒岳に! ところが天候は曇りがちで、ロープウェイで黒岳駅に着くと、あたりは霧が出たり止まったりといった状態でした。紅葉を期待していたのですが、それほどではなく残念でした。北海道を代表する観光地、黒岳のロープウェイは人で一杯でした。中国人のお客さんがたくさんでした。

黒岳駅

  周囲を歩いて目を引いたのは、エゾオヤマリンドウという鮮やかなブルーの花でした。旭岳にもかろうじて残っていた花ですね。ここでもほとんどの花は終わっていて、これしか見ることが出来ませんでした。でも、きれいな花に出会って感激です。

エゾオヤマリンドウ1

エゾオヤマリンドウ2

  下の写真では、花の色は白ですが、葉の形が細長い特徴など、同じリンドウの仲間ではないかと思うのですが、本当でしょうか、分かりません。

白い花リンドウか

  下の写真が黒岳と周辺の山です。黒岳は、山頂に右側が急傾斜で独特の形ですので、分かりやすいです。やはり雪に覆われていましたが、森林の紅葉はまだまだでした。

紅葉の黒岳

  始めは黒岳まで上るつもりでいました。そのリフト駅が下の写真です。ところがだんだんと霧が深くなり、風も強くなりましたので、上に行っても何も見えなくなる可能性があります。霧にまかれて何も見えない山なんて、何の面白さもないですよね。しかも風も強いとあっては、危険でもあります。ということで、リフトで上に行くことをあきらめました。

黒岳リフト

  そこで、黒岳駅の一番上の展望台からの景色を楽しむことで時間を費やしました。天候がよくないとはいえ、そこからの景色はすばらしいものでした。驚いたことに、虹が出ているのを発見しました。下の写真のほぼ中央にでているのが分かりますね。

下界に虹が出た!

  層雲峡を上から見下ろしたのが、下の写真です。谷沿いのいたるところに急な崖が連続しています。層雲峡の急崖は、火砕流堆積物の溶結した部分が硬いので急崖となるのです。しばらく前に行った天人峡と同じような成因ですね。よく見ると、遠くのほうの山がまるで台地のように平坦ですね。溶結凝灰岩が溶岩のように硬いので侵食されにくく、高い台地を作っているのです。

黒岳駅から1

  下の写真は、黒岳駅の東側を写したものですが、手前の平坦なところは火砕流の堆積面と思われます。

黒岳から北方の山






広大な大雪アンガス牧場に感激!!

  姪に教えてもらったもうひとつのスポットは、旭が丘大雪アンガス牧場です。カーナビでそこを目指して石狩川沿いの大雪国道を突っ走りましたが、そこから大雪山系が一望に見渡せる場所があったので、そこで写真を写しました。すばらしい景色です。大雪アンガス牧場というのは、下の写真で大雪の山の前に広がる高原が見えますが、その奥にあります。


石狩川から大雪山系を

  入ってみてびっくり!! 大雪山系の下に広がる広大な牧場です。先ず、その広さに圧倒されます。下に幾つかその写真をお見せしますが、写真ではその広さが実感できません。一面の牧草地や畑が連綿と続くのです。

大雪山麓農場1

農場2

  その日の大雪山系は雲がかぶっていてあまりよく見えなかったのですが、その大きさに比べて牧場の広さは少しは分かるかもしれません。日が当たっているところは緑に輝き、畑の茶色と見事に調和しています。

農場3

  アンガス牧場という名前は、アンガス牛という特殊な牛のことで、おいしいのだそうです。その牛が飼われているのでその名がついてとのことです。この牧場の丘の上に唯一のレストランがあるのですが、アンガス牛のバーベキュウを食べさせてくれます。僕らはそんな大きな牛肉は食べれないので、あっさりとしたカレーの食事にしましたが、そこに入っている肉がとても美味しかったです。

農場4

  レストランに北に草原の丘があって展望がよさそうだったので、歩いて行ってきました。ほんとに素晴らしい展望の場所でした。

農場5

  丘の頂上から大雪の北方の山地を望んだ風景が下の写真です。平坦な地形が見えますが、後日行く層雲峡の火砕流台地の一部です。この山のすぐ下が層雲峡になります。

農場6

  この草原は牧草地なのでしょうか、そこに幾つかのきれいな花が咲いていました。下は、ピンクの花ですが、別の場所でも見た花ですね。名前が分かりません。

ピンクの花???

  下の写真は、あまりピントは良くないですが、鮮やかなオレンジ色の花ですね。図鑑で調べたところ、コウリンタンポポといって北海道固有の種だそうです。

コウリンタンポポ

  この草原には、バッタがたくさん飛んでいました。下の写真のバッタが多かったのです。キリギリスのオスに似ていますが、あまり確かではありません。泣き声が分かればいいのですが、その時は泣き声まで注意していませんでした。

??バッタ

  今回の北海道の旅で、とても感動したスポットのひとつでした。こちらの方面に行かれたら、ぜひとも立ち寄ることをお勧めしたいです。


当麻鍾乳洞は面白かった!幻想の世界へ!

  さて、北海道の姪の家の滞在を終え、最後の旅の目的を層雲峡に定めて出発しました。姪からは、途中の面白いところや絶景の場所を教えてもらって出かけたわけです。
  教えてもらったところのひとつは、当麻鍾乳洞です。大雪山の北の方の麓、当麻村にある鍾乳洞です。カーナビをたよりに車を走らせること1時間半。山奥に鍾乳洞の建物が見えてきました。

当麻鍾乳洞

  鍾乳洞といえば、山口県の秋芳洞が有名ですが、この鍾乳洞ははるかに小規模なものです。地下洞の全長が350mと言いますから、小規模ですね。しかし、鍾乳洞としてはいろいろの種類の鍾乳石が見られ、楽しい地底の旅でした。

鍾乳洞入り口

  鍾乳洞というのは、ご存知のように石灰岩が地下水に溶かされてできた地下の空洞ですね。少々理屈をこねますと、石灰岩は大部分が炭酸カルシウムで出来ています。一方雨水は空気中の炭酸をわずかですが溶かしていますので、炭酸水なのです。それが石灰岩の炭酸カルシウムと反応して岩石を溶かし、地下水が流れる水道に洞穴を作るのです。

鍾乳洞1

  溶かされた炭酸カルシウムは、洞窟の中で少しずつ沈殿して、いろいろの形を作っていきます。岩の表面を流れるとその道筋に炭酸カルシウムの沈殿物が、まるで川のように見えます。上の写真がそれです。地下水が滴り落ちるところの上と下には、針のような形をした石筍を作ります。下の写真にそれがよく見えます。

鍾乳洞2

  下は、鍾乳石の色が変わっているので写してみました。

鍾乳洞3

  長い年月、石筍が成長していきますと、上としたの石筍がくっついて柱のようになります。それが石柱です。下の写真には、それがよく出ていますね。このくらいに成長してくると、荘厳な感じがしてきます。石筍が成長するのは、気が遠くなるほど長い年月がかかります。直径10cmほどの脊柱になるのに、10万年もかかるといいますから、ほんとに気が遠くなりますね。。

鍾乳洞4

  以下、いくつかの写真をお見せしますね。

鍾乳洞5

鍾乳洞6

  1時間ほど、狭い通路で頭を鍾乳石にぶつけたりしながら、地底のたびを楽しんできました。幻想的な世界ですね。この地域の石灰岩は、中世代白亜紀に堆積したもので、その時代が恐竜の時代と重なるためでしょうか、入り口にいろいろの恐竜の置物が飾ってありました。ここから恐竜の化石が出たというわけではなさそうです。

当麻鍾乳洞恐竜



天人峡の柱状節理の絶壁は圧巻!羽衣の滝は美しい!夕焼けが見事でした!

  翌日はあまり天気がよくなかったのですが、旭岳近くの天人峡に行ってきました。天人峡に入った途端に驚かされるのが、谷に両岸に聳え立つ断崖です(下の写真)。火砕流の溶結凝灰岩が固結するときに出来る柱状節理です。地学的な言葉が出てきたので、少々説明しなければいけませんね。
  火砕流というのは、最近では雲仙普賢岳の大爆発のときに起こった現象で、高温のマグマの物質が火山ガスと混合して高速に流動する現象を言います。それが堆積すると高温のまま溜まるので、マグマの物質が溶けてそのまま冷え固まります。そのときに、少しずつ冷やされる過程で体積が減少するので、冷え固まった岩石にひずみが生じます。それが岩石に割れ目を作ります。それが節理です。ここの場合は柱状ですが、板状の節理や方状の節理を作る場合もあります。どうしてこのような違いを生じるのかは、冷え固まるときの温度勾配とかの条件の違いによるのですが、その説明がとても難しいの止めます。


天人峡柱状節理1

  数100mにわたって連続する柱状節理の絶壁は、見事というほかはありませんね。どうしてこのような絶壁をつくるのか? この説明はそれほど難しくないです。つまり、節理とが岩石の割れ目です。写真に見るように節理は垂直に出来ていますので、侵食の過程でそこから剥がれていくようになるからです。柱状ですが、上から見ると六角柱になります。冷やされて収縮していく場合、六角柱になるのがもっとも力が安定するからです。

天人峡柱状節理2

  下の写真は、谷の一番奥のほうを向いて移したものです。正面の岸壁の左側の谷に、羽衣の滝がかかっています。そこまで行ってきました。。

天人峡柱状節理3

  火砕流の柱状節理ですが、火砕流は何層かに分かれるようです。下の写真では、下部のほうが水平な層理を持つ火砕物質ですが、その上に柱状節理の溶結凝灰岩が乗っているので、火砕流は少なくとも二層はあることは確かです。砂質の火砕流の上に後から高温の溶結した火砕流が重なったのでしょう。

溶結凝灰岩層理


  さて、羽衣の滝に行く途中で、カツラの巨木を見ました。北海道でカツラを見たのは初めてです。しかし、カツラは寒いところに生息するので、北海道にあるのは当たり前なのですね。

カツラの巨木

  羽衣の滝が見えてきました。断崖絶壁から白い水の流れが見えるのは絶景ですね。これも、7月末の集中豪雨で山が崩れ、対岸から真正面から見える対岸の展望台(滝見台)に行くことが出来なくなっていました。

羽衣の滝1

  それでも、一番よく見えるところまで上って写したのが下の写真です。絶壁に引っかかるようにして生きている樹木が美しいです。これが錦織なす紅葉のときであったら、はるかに美しいでしょうね。

羽衣の滝2

羽衣の滝3


  だいぶ歩いたので疲れましたが、滝の景色は美しいですね。
  帰ってきて、姪の家で休んでいたら、外空が真っ赤になっているのです。驚いてカメラを持って外に出ました。美しい夕焼けでした。姪によると、こんなに美しい夕焼けは久さしぶりだとのことです。

夕焼け4

  上の写真はまだ明るいですが、次第に暗くなっていくと、下のようになりました。

夕焼け5

  そして、家の中からは、下の写真のようになったのです。森の向こうに、真っ赤な夕焼けが見事に美しいですね。

夕焼け6





森林限界以上の高山帯、お花畑の過酷な自然環境!周氷河地形とは?

  大雪の旭岳のふもとを回りましたが、雪に覆われた山も美しいですね。高い山に登ると、次第に植物の景観が変わります。北海道では、低いところではシラカバ・ミズナラ・トドマツなどの植物が生えていますが、標高が高くなるとダケカンバなどが生え、さらに高いところには森林という形の高木がなくなり、ハイマツや草原に変わっていきます。これらの現象を、植生のゾーネーションと呼んでいます。高木が生えない限界を森林限界、草も生えない限界を植生限界と呼びます。
  日本の中央高地(飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈)では、森林限界は標高約2500mでその標高付近にハイマツが生え、それより高いところ(植生限界まで)はお花畑となります。ご紹介した旭岳の高原はハイマツが生えているので、1500mくらいが森林限界ということになります。中央高地とは1000mも低いですね。それは、緯度が高くなるにつれて寒冷になるため、森林限界も下がってくるというわけです。

  下の写真は、旭高原から十勝岳の山地を遠望したものですが、森林限界の様子がよく分かります。低いところは黒っぽい森林に覆われていますが、高いとことに来ると次第に森がまばらになり、高い樹木がなくなってきます。そのあたりが、森林限界になるわけです。寒くて大きな樹木が育たないのですね。

十勝岳の森林限界

  ですから、森林限界付近から上は、寒冷に強い草しか育ちません。したがってそこでは温暖な気候条件で育つ草本は育つことが出来ず、温暖な地域には見られない寒さへの耐性が強い特殊な植物が生えるということになるわけです。それを高山植物と呼んでいるのですね。もちろん、高山植物の中には、温暖な条件でも成育できる種もあります。高山では、背の高い樹木はありませんので、日照条件はとてもよいということになります。高山でも耐えられるのは、日照が十分にあるからとも言えます。
  ですから、森林限界以上の高山は、とても珍しい草本の種が多く、貴重なのですね。大雪山系も、高山植物の宝庫のようなところです。この季節は雪も降るくらいですから、高山植物はほとんど終わってしまい、残骸がかすかに見られる程度です。僕らが見たその残骸をお見せしましょう。
  下は、ナナカマドです。ナナカマドは低地にも生育しているので、高山植物ではありません。びっくりしたのは、北海道ではナナカマドが街の街路樹としてたくさん植えられていることです。高さが10mにも達する大きさに育ちます。高山にも生えるほど寒さへの耐性が強い性質を持っているのでしょう。ここにもたくさん生えているのですが、大きな樹木にはなりません。せいぜい2,3mの高さです。秋に美しい紅葉を作り出してくれるので、価値があるのですね。

ナナカマド3

  ナナカマドは、こんな赤い実をつけるのです。きれいなのです。

ナナカマドの実

  下は、チングルマの残骸です。白馬の栂池でたくさん見ましたね。まだ綿毛が風に飛ばされずに残っています。それがきれいですね
 
ギングルマの残骸

  下は、雪に埋もれたハイマツです。

雪のハイマツ

  紅葉した草がきれいですね。緑色の草と雪が実に美しく調和していますね。植物たちの名前は分かりません。

紅葉と雪

  下の草本類も、色が美しいですね。

紅葉と雪2

  黄色っぽく枯れた草が、雪に埋もれないでいる姿もまたよいものですね。

紅葉の草本と雪


  この高山帯で知っておかなければならないのが、周氷河地形です。ごく簡単に下の看板にその説明がでているのでお読みください。普通は山は、樹木の根によって風化した表層の土砂は、斜面に固定されています。ところが森林限界以上の高山帯では、ハイマツのような低木はあっても根を深く張る樹木がないこと、しかも夏のわずかな期間だけ土壌中の水が溶けること、夏には表層がとけ冬には凍結する現象が繰り返される地域です。岩石の中にしみこんだ水が冬や夜には水が凍り、体積が増えるので岩石がバリバリに砕かれます。夏や日中には溶けるという現象が激しく繰り返されると、地表付近の土砂と砕かれた岩屑とが分かれてきて、地表に幾何学的な模様を作ります。それを構造土と呼んでいます。階段状になったり、斜面方向に状線を作ったり、多角形土を作ったりするのです。

周氷河地形看板


  もうひとつ重要なのは、流土現象です。冬を考えてください。降った雨や雪は地下にしみこんで凍ります。夏でも溶けないと、それは永久凍土となります。永久凍土ができるくらいになると、夏や日中に溶けた水は地下にしみこんでいけないために、表土がおかゆのようになって斜面下方に滑り出すのです。それが流土現象(ソリフラクション)です。こういう現象は斜面すべて起こります。河川の流路にそってだけ侵食が起こるのではなく、面的に削られますので、出っ張ったところは容易に削られ、丸くなり、斜面の下方へ堆積します。したがって、鋭くとがった地形でも、長い年月この作用を受けていると、丸くてなだらかな地形へと変化していくのです。これを周氷河性波状地ともいいます。。
  北海道は氷河時代には著しく寒冷になり、全体が周氷河現象がおこる環境でした。そのため、その時期に地形がなだらかにされましたので、今でもその地形が残っていて、北海道といえばヨーロッパのような景色が広がっているわけです。これまでにご紹介した各地の山の地形も、なだらかで穏やかな地形でした。本土では、高い山を除いては氷河時代に周氷河作用を受けた地域は少ないので、河川による侵食作用が卓越し、山の斜面が細かい、きめの細かい起伏の地形となるのです。そんな目で北海道を眺めるのも、楽しいものですね。

大雪の山々は美しい! 雪の旭岳に感動!

  旭川の姪のところには夕方到着しました。久しぶりに会った姪。その娘が大きく、賢くなっていました。姪の母、ボクの義姉も元気で過ごしていました。写真家の姪の夫も、元気そのもの。オホーツクの海でイクラ付の鮭を何本もゲットした、とのこと。スゴーイですね。
  翌日は曇り。山は雲に覆われてしまった、登っても面白くないですよ、と言われ、皆で旭山動物園に行くことにしました。あの有名な動物園で
す。日曜日だったので、ものすごい数の人々。駐車場が満杯。いろいろの珍しい動物を見て楽しみました。午後は、姪の夫の写真が展示されている展示場に行って、すばらしい写真を見てきました。感動でした!
  さてその翌日は、天候もよかったので、早速僕ら夫婦で大雪山系の旭岳に登りました。僕らが出かける前の日に大雪に初冠雪があり、紅葉は見られないと姪から情報を得ていましたが、行ってみないと分かりませんね。車で1時間ほどかけてロープウェイの駅まで行きました。途中の忠別湖がきれいでした。下の写真がダムです。

忠別湖

  そこからは、旭岳の全貌が見渡せます。天気がよければ最高の写真のスポットなのですが、全体に曇っていて残念です。忠別川をさかのぼり、ロープウェイの駅に行き、それからロープウェイで一気に標高1500mくらいの高さまで連れて行ってくれます。下の写真では、そこはちょうど雪の下限くらいの高さです。

忠別湖と旭岳

  ロープウェイの終点駅を降りると、すぐ目の前に旭岳(2290m、北海道の最高峰)が見えます。写真のように、ハイマツなどの植物が緑で、他は雪景色です。本当に紅葉はありませんでした。でも、雪景色の山もすばらしいものでした。

ロープウェイ終点駅から旭岳

  駅のすぐ上の池も、早朝でしたのでカチカチに凍っていました。風がほとんどなかったのでよかったのですが、風が吹いていたら寒くて凍えそうなくらいだったでしょう。

凍りついた池

  約1時間くらいで歩ける初心者向けのコースが整備されていて、そのコースを一回りしました。すばらしい景色で、写真を撮りまくりました。お見せする写真を選ぶのが大変でした。下は、夫婦池の小さなほうの池を撮ったのですが、旭岳が水に映ってきれいな写真になりました。
夫婦池

  下の写真が、上から夫婦池を見下ろしたものです。いずれも爆裂火口に水が溜まった池です。大雪山というのはたくさんに峰峰の総称でありまして、みな数万年前から噴出した新旧の火山群です。旭岳は、その最も新しい火山で、500年ほど前に大爆発を起こして北のほうに向かって火山物質を堆積させたのです。今でも数箇所から噴煙をあげています。ですから、山を歩いていると、硫黄臭いにおいがします。夫婦池も、噴火によって出来た小さな火口の窪地に水が溜まったのですね。
二つの爆裂火口

  下が、爆裂火口のうちもっとも大きな「姿見の池」です。池に旭岳が写っているので、姿見というのだそうです。このときも風がなかったために、きれいに写っていますね。池の北側に、噴煙が上がっているのが分かりますね。僕らが見たところ、4箇所に大小の噴煙が上がっていました。でも、近寄るのは怖いですね。


姿見の池

  下の写真は、東のほうを見て写しました。なだらかな火山の山麓の地形です。奥の大きな山は、中岳だと思います。なだらかな斜面を覆っているのは、大部分がハイマツでしょうね。ダークグリーンの色がそれです。わずかに赤っぽい色をしているのが、ナナカマドです。普通この季節にはナナカマドが真っ赤に色づくのですが、写真で見る限り紅葉しているのはわずかです。紅葉の時期に冠雪すると、その寒さで葉が黒づんでしまうのだそうです。鮮やかなナナカマドの紅葉が見られないのは残念でした。
東方の山々

   下の写真は、西のほうを向かって写しました。奥のほうに見える雪を頂いた山は、十勝岳などの山系だろうと思います。手前は大雪高原の続きです。

西のほうの山々

  下は、一番高いところから下界を見下ろした写真が下です。はるかに忠別湖が見えます。雪とナナカマドの赤とハイマツのグリーンと、下界の森の黒と、たなびく雲のしろ、それに登山客のキルティングの鮮やかな色と、色とりどりですね。はるかかなたには、忠別川の平野、東川町の平野が見えます。まさに大パノラマですね。
はるかに忠別湖


積丹半島、神威岬の草花たち、ハマナス、ソバナがきれいでした!

  ニセコの五色温泉のところで、シジュウカラに出会ったことを書くのを忘れていました。早朝、宿を出て近くの展望台にいったところ、枯れ木に数羽のシジュウカラが飛んできました。どういうわけか、小鳥に出会ったのは久しぶりでしたので、うれしかったです。

シジュウカラの群れ

  さて、積丹半島の神威岬で出会った草花をご紹介すると約束しましたが、約束を果たしましょう。下の写真は、海岸の植え込みに植えられていたハマナスの花です。ピンクの色の花らしい花ですね。。

ハマナスの花

  下の写真は、ハマナスの花の後ろになにか別の白い花が咲いているみたいです。でも、なんだか分かりません。

ハマナスの花2

  ハマナスに実が生っていました。小さいですが、柿のような色と形をしています。食べられるのでしょうか。われわれが住んでいる地方にはあまり見かけないので、ぼくは食べたことはありません。

ハマナスの実

  神威岬の草原には、下のような花も咲いていました。しかも、群生しています。美しい花なのですが、種類は分かりません。

カワラナデシコ群生

  下は、ご存知カワラナデシコですね。実に美しい花です。北海道で出会うなんて、思っても見ませんでした。

カワラナデシコ1

  下の白い花は何というのでしょう? 種名は分かりません。

何の花分かりません

  下の二枚の写真の植物の種類も分かりません。細い葉でぎざぎざがあるのが特徴のようです。どこかで見たことはあるのですが、思い出せません。

白い花????

何の花?か

  下の写真の花は、清楚で美しいですね。どこかで見たように思うのですが、記憶によれば戸隠高原で出会った花ではないかと思います。そこで、このブログの戸隠高原最後の部分を見たら、まったく同じ花が載っていました。ソバナです。美しい花に出会えてうれしかったです。

釣鐘型の花





積丹半島一周の旅、海岸地形が美しい!!

  ニセコの五色温泉の宿を後に、早朝から半日以上かけて、積丹半島を回りました。その日のうちに旭川の姪に家に着かなければなりません。長距離のドライブです。岩内平野を通過して積丹半島を回るコースは、美しい海岸とトンネルの連続でした。それがまた素晴らしいのです。海岸とトンネルの組み合わせもいいものですね。
  途中の、おそらく 泊村の兜岬付近だろうと思います。美しい海岸の景色に思わず足を止めました。断崖の連続ですが、荒波に砕かれたような地形は素晴らしいですね。しかし、海岸のテトラポットは少々無粋ですね。日本の海岸は、テトラポットに埋め尽くされているのではないか、と思うくらいにどこの海岸でも無粋なテトラポットが並びます。これは、山の中にたくさんのダムが作られ、本来流出すべき山の土砂が海岸に供給されなくなって、浜への堆積が少なくなり、海岸が侵食されて災害を起こすのを防ぐためにテトラポットを植えるのです。こんな風に、日本には自然の海岸がなくなりつつあるのです。残念なことですね。

兜岬海岸

兜岬

  それにしても、この地方の日本海はきれいです。真っ青の海の色に白い砕波の色が調和していますね。

砕ける荒波

  これもどこで写したか思い出せません。海岸の美しさに足を止めたところです。空もきれいでした。

神恵内村の海岸


  その山側には、下の写真のように急崖がそそり立っています。それも、数100mにわたっています。おそらく、かつて海面が高かった時代に作られた海食崖でしょう。
そそり立つ岸壁

  目的の神威(カムイ)岬に着きました。国道から少し入ったところに広い駐車場があり、売店などが並んでいました。駐車場の奥はなだらかな丘になっており、そこを上っていくと美しい海岸地形が見られるのです。そこを上っていくと、草原の中にたくさんの花たちが咲いていましたが、それは次回に紹介しましょう。
  上についた途端、広大な日本海と、美しい海岸の地形に驚かされました。


カムイ岬駐車場から

  神威岬の西側の海岸地形が一望に見渡せます。ちょうどススキが白い穂を出していて、それが陸地に向かう風で一様になびき、美しさをいっそう際立たせていました。

神威岬ススキの海岸

   岬はまさに奇形ですね。突出した岩礁に、針のように突っ立った岩が見事です。沖には大きな船が浮かんでいました。

神威岬

  断崖に露出しているのは集塊岩で、それが侵食に抗して急崖を作っているのでしょう。第三紀中新世の頃、海底火山の噴火によって山体が崩壊し、それが固結して出来た岩石で、その後の隆起で陸地に顔を出したものです。
  昔、三陸海岸や山陰地方の海岸を旅したときも、この地方と似た海岸地形がありました。それは同じような地質環境があるからです。日本海側はグリーンタフ地域と呼ばれ、地質学的には中新世の時代の海底火山が活動して大量の凝灰岩を噴出したのです。北海道のこの地域と共通の地質条件にあるのです。
  最近、山陰海岸がジオパークに指定されたという記事が小さく載っていました。おめでたいことですね。ジオパークというのは、世界遺産と同じように、優れた地質環境を保護しようと、国際機関がその認定に当たっているのです。日本で初めて指定されたのは、ここと同じ北海道の支笏・洞爺湖火山地域です。たくさんの種類の火山が存在して火山の標本のような地域だからです。洞爺湖を通り過ぎるとき、ジオパーク記念館があったので寄りたかったのですが、時間がなくてやめにしなした。今考えるとそれが悔やまれるところですね。


断崖の地形

  岬の東側は広く見渡せませんでしたが、下の写真に積丹岬が見られました。平坦ですので、海成段丘が広がっているようですね。

積丹岬を遠望





ニセコ五色温泉周辺のシラカバ林が美しい!!

  神仙沼から宿に戻り、ホテルのマスターにこれから行く先の地理や時間などを聞いたところ、積丹半島を回るのは相当時間がかかる、その日のうちに旭川まで行くのには早朝に出発しないといけません、ということになってしまいました。羊蹄山はあきらめざるを得ませんでした。
  さて、五色温泉のホテルに泊ったのですが、実は戦前、ここに硫黄の鉱山があってたくさんの人が働いていたそうです。ですから、もともとは火山で、硫気作用が卓越したところに硫黄が堆積したものと考えられます。そこで、周辺は白っぽい岩石が露出しているのです。標高は700mくらい。一山南は、ニセコアンヌプリ火山で、山麓は火山独特のなだらかになっており、南の山麓はたくさんのスキー場が展開しています。そこまで行けば東のほうに羊蹄山(成層火山)も見えるはずですが、時間がないので行きませんでした。少々心が残りましたが、・・・・。。


五色温泉山の家

五色温泉

硫黄鉱山跡1

硫黄鉱山跡

  早朝にそこの展望台を歩いたのですが、そこに下の写真のような植物が生えていました。真っ白い花のようなものを付けていたのですが、触ると硬いのです。実かもしれません。ぼくには見たことがない種です。

シラタマノキ1

  五色温泉の周辺を車で回って、周囲の森の美しさに感動しました。森の樹種の大部分は、シラカバまたはダケカンバです。この地方は豪雪地帯です。二階から出入りするくらい(およそ4m)です。雪は重いのです。その重さによってカンバ類の枝がたわみ、美しい枝振りにしてくれるのです。美しい枝振りの白い幹が、緑の中にひときわ目立って美しい風景を作り出すのです。その幾つかを写真でご覧ください。いかがでしょうか、ボクの感動が少しは伝わったでしょうか。


斜面のシラカバ


斜面のシラカバ1


斜面のシラカバ3


斜面のシラカバ4

山と赤い車

  樹木の間に広がる緑色のところは、チシマザサが生えているところです。一番下の赤い車が、ぼくらが借りたレンタカーです。この車で北海道を歩き回ったわけです。

ニセコの神仙沼は神秘の沼!!

  次の目標は、黒松内からニセコに行くことです。2時間ほどでつくということでゆっくりと走りました。ニセコでは、当然羊蹄山(蝦夷富士と呼ばれます)の景色に出会えるだろうと思っていたのですが、時間も早かったので先ずは予約したホテルに直行しそれから行こうと思っていました。ホテルのマスターと話をしているうちに、近くに神仙沼というきれいなところがあることを教えてもらいました。羊蹄山の方は明日の朝でもと思って、さっそく神仙沼に行ってみました。途中の山から見るニセコの盆地は美しかったです。尻別川が流れています。

ニセコ盆地

  峠を越えて岩内方面に進むと、途中に広い沼地がありました。神仙沼の一部ですが、広大な面積です。地形図では「大谷地」となっています。下の写真はその一部ですが、高木はなく、ただチシマザサが広く覆っているだけです。遊歩道も整備されているようです。、

大谷地

  驚いたことに、神仙沼はこの地方の一大観光地だったのです。観光バスがたくさん駐車できる大きな駐車場があり、たくさんの人々でにぎわっていました。植物がきれいなのはこの季節限りということで、観光客も少なかったですが、それでもたくさんの人々と行きかいました。

神仙沼看板

  中に入ると神仙沼のあるところまで、30分くらい歩かなければなりません。先ずは展望台に行きました。そこは、岩内平野の全貌が見渡せるのです。遠くの海岸に、泊(とまり)原子力発電の施設が見えます。泊原発と名前は聞いていましたが、ここにあったのです。その向こうに見える半島が、僕らがこれから行こうとしている積丹半島です。

展望台から岩内平野

泊原発

  神仙沼に行く途中は、下の用のトドマツなどが生えた雑木林です。
途中の森

  紅葉はまだ始まってはいなかったのですが、その中でひときわ美しく紅葉している樹木がありました。緑の中の赤が実によく目立つのですね。ハウチワカエデかも知れません。

カエデの紅葉

  神仙沼の近くに来ました。下の写真のように、湿地の草原は枯れて薄茶色をしていますが、中にはまだ花が咲いていましたよ。ウメバチソウの花が点在していました。

ウメバチソウ1

  強風で変形したトドマツが立っていましたが、低く地表を張っている松がありました。ハイマツでしょうね。高山のハイマツはよく知っているのですが、湿地にハイマツは知りませんでした。


沼の風景

ハイマツの風景

  いよいよ神仙沼に着きました。小さな湖ですね。夏にはいろいろの花が咲いたのでしょう。その残骸がたくさん残っていました。今はほとんど花はありませんが、静かで美しい沼(湿地)ですね。

神仙沼






黒松内の歌才ブナ林を訪ねる! ブナ、ミズナラの巨木は迫力!!

  地図を見ていただくと分かるのですが、島牧村は小さな村です。再び海岸に戻り、弁慶岬を回って寿都(すっつ)に出ます。弁慶岬を写真に取りましたが、日本海の荒波が見え、海成段丘が連続してついていることが分かります。海面が高かった時代の証拠ですね。山の地形がなだらかですが、それは周氷河作用によるものですが、このこと別の機会に後で詳しく述べることにしましょう。

海岸の風景

  寿都は小さな湾に面しています。寿都湾です。ここも小さな町ですが、8基くらいの風車が回っていました。素通りしただけですので、風車の被害など聞くことは出来ませんでしたが、相当の密度で海岸に並んでいますので、被害があるのではと想像してしまいます。海岸のテトラポットの上に、水鳥が二羽いますね。

寿都湾

  さて、目指すところは黒松内のブナ林です。そこは、島牧と同様にブナ林の北限地域として、保護されてきました。固有名詞は歌才ブナ林です。

歌才ブナ林

  中に入ると、アキノキリンソウの群生が迎えてくれました。きれいですね。

アキノキリンソウ群生

  下の写真は、まだ若いブナ林とシラカバ林です。

ブナ林

  直径が2mにも達するブナの巨木もありました。大きな枝を張り巡らしている様子はすごい迫力です。

ブナ巨木

  ミズナラも、やはり直径2mにも達する巨木がありました。その枝ぶりも見事です。

ミズナラ巨木

  下の写真のようなミズナラのどんぐりがたくさん落ちていました。

ミズナラのどんぐり

  下の写真植物をご存知ありませんか? まるでタコのような形の花なのです。変な形の花ですね。僕は見たことがありません。

変な花



寄り道もいいものです、珍しい植物のスポットが!

  翌日の午後、島牧の賀老高原から黒松内を経て、次の宿ニセコの五色温泉に向かいました。島牧村は日本海に面しています。僕らは日本海をあまり見たことがなかったので、島牧の海岸を感動を持って見つめました。まさに荒海です。大きな波が打ち寄せ、その大波によって侵食された海岸の地形が美しいのです。あいにく曇りだったのですが、黒雲が立ち込める荒海はすごい迫力ですね。

島牧の海岸1

  島牧から黒松内に行くのに、地図を見ると近道が描いてありました。近いほうがいいので、その道を行きました。ところが、数km行った下の写真のトンネル(河鹿トンネル)を出たところで道が出来ていなかったのです。前もって掲示でも出してくれたらいいのにとも思いましたが、そこで面白い植物たちに出会いましたので、寄り道の良いものと思い怒りをなだめました。


河鹿トンネル

  そこでであったのが、下の写真の白い花です。昔、作手の山奥の渓流でシラネセンキュウという白い花を見たことがあるのですが、それにとてもよく似ているのです。確かではありませんがそう名づけておきましょう。

シラネセンキュウ?

  下の写真のように、それが群生しているのです。

白花

  それらをよく見ると、いろいろの成長過程を示す姿を見ることが出来ます。下は、花がつくすぐ前の姿でしょうね。いわば花が開く寸前のつぼみですね。

白花5

  その前の状態が下で、花の部分が赤く色づいています。その下の針のようなものがあまり育っていません。

白花2

  さらに前になると、まだ花が十分に育っていない段階です。咲いていく過程を時系列にたどっていくと面白いかもしれませんね。

白花4

  下も、とても美しい可憐な花です。真っ白の花弁と、真ん中の赤紫のめしべなどが美しいですね。種名は分かりません。

白花3

白花6

  驚いたことに、キツリフネが群生していました。前に戸隠高原に行ったときに見た花です。どこにあっても驚くことはないのですが、北海道にも存在していることに懐かしさを感じます。

キツリフネ1




白樺の原生林を切り開いた数kmの直線道路を走るのは痛快!

  話が後先になってしまいましたが、賀老高原に行き着くまでの話をしておかなければなりません。というのは、北海道はホントに広いのです。始めは道南地方を二日間ほどで回り、函館まで行くつもりでした。ところが高速道路を使っても延々と時間がかかるので、僕らが行きたいと思っていた函館はあきらめたのです。千歳空港から最初の宿泊地、島牧村の千走川(ちはせがわ)温泉まで、車で5時間くらいかかりました。レンタカーのカーナビで目的地を入れたら、夜7時過ぎに到着となっていました。あわてて宿に電話を入れてその旨をお伝えしましたが、着いたのは6時少し前でしたので安堵しました。その間、走りづめだったのです。とにかく北海道は広い!!

  車で走ってみてびっくりしたことは、ほとんどの道が直線道路なのです。数kmも直線が続くのですからすごいです。シラカバの原生林の中を切り裂くように直線道路が突っ走り、その中を行くのですから豪快ですね。ボクらが住む中部地方ではシラカバ林なんて高い山に行かないと見れない森ですので、なんと贅沢な、と思うのです。それに、数kmも直線道路が続くなんて考えられません。さらに驚いたことに、観光バスなどでさえ、制限時速60kmのところを平気で80km出して走っています。はじめは恐る恐るでしたが、郷に入っては郷に従えと、その速度で豪快に走り続けました。それで早く着くことが出来たのですね。
  下は、途中で止まって写したシラカバの原生林です。圧倒的にシラカバが多い森が続きます。どこに行っても、この光景が広がっているのも北海道らしいですね。

シラカバ原生林を行く

  翌日、島牧村の賀老高原へ登り道も、シラカバ林を切り開いて作られた高原道路を行きます。残暑が厳しい中に北海道の飛んだので、いきなり寒くなりました。泊った翌朝は、気温が10度を切りました。きりりとする寒さです。高原道路を進むと美しい山々が見えてきました。写真の一番奥の山に平らなところが光っていますが、それが賀老高原です。山は狩場山だろうと思います。

賀老高原

  下は、シラカバ原生林の中をを直線道路が走っている様子です。道路の両側は、どこまで行ってもシラカバ林です。

一直線の道路

  下のように、途中に森林を切り開いて草原になっているところがありましたが、草原との境は白い幹のシラカバ林です。

シラカバの森

  こういう草地にはどこでも、ムラサキツメクサが群生していました。本土でも同じですね。

ムラサキツメクサ
  下の写真は、シラカバ林を写しただけではないのです。下のほうに生えているのは、みなナナカマドです。ナナカマドといえば、真っ赤に紅葉する樹木の代名詞ですが、まだまったく紅葉していません。シラカバも紅葉していません。この時期、紅葉が見られるのは大雪などの高い山です。この高度では、紅葉は期待できませんし、期待してきたわけでもありません。でも、これが紅葉したら、きれいでしょうね。

シラカバとナナカマド

  大きな駐車場の向こうに、狩場山が見えてきました。上のほうの平らなところに急崖が見えますが、おそらく溶結凝灰岩の崖だろうと推論します。つまり狩場山は火山だと考えるのです。賀老高原がそのふもとに広がっているのも、おそらくそこから流れ出た火砕流が溶結して固い岩盤となり、侵食に抵抗して平坦面を残しているのではないかと思っています。賀老の滝があるのも、その溶結部分があるためと思われるのです。

賀老高原P.

  とても立派な案内図がありましたが、こういう案内図があると位置関係や道路などがよく分かって、初めての人には助かりますね。

賀老高原看板

  また、北海道はどこでもそうですが、山の斜面を覆っているのはチシマザサです(下の写真)。北海道から東北、北陸、山陰地方と、日本海側の積雪地域に分布している種です。積雪という気象条件と深くかかわっている植物なんて驚きですね。実はブナも東北地方の日本海側にその分布が限定されています。それは、ブナが雪の重みにも耐えられる枝のしなやかさを持っているために、他の樹木が積雪に耐えられなくてもブナは立派に生きていけるのだ、というのです。すごいことですね。ちなみに、この地方では、冬に降る雪は深4mにも達すると聞きました。僕らには想像を絶しますね。。

チシマザサ

  道端に下の写真のような植物を見つけました。ハナワラビです。作手でも見たことがあるので、なつかしい思いがしました。

ハナワラビ


北海道の旅 その2 賀老高原のブナ林の植物たちを!

  賀老高原のブナ林で出会った草花をご紹介しましょう。
  下は、アキノキリンソウです。夏の花ですが、まだ咲いていました。黄色い花がきれいですね。


アキノキリンソウ3

  下は、サワヒヨドリだと思います。これは、日本中どこでも咲いているのですね。

サワヒヨドリ3

  下は、ブナ林の林床に生えていた、コケ類です。名前は分かりませんが、とてもきれいなので写しました。

?コケ

  やはり北海道です。ブナ林の中に、たくさんの種類のカエデが生えていました。カエデ類も種類が多くて、見分けにくいのです。図鑑を懸命に比べながら同定するのですが、あまり確かではありません。
  下は、エゾイタヤではないかと思います。


○○カエデ

  下は、ミネカエデかな?

?カエデ

  下は、ヒナウチワカエデではないかと思います。

??カエデ


  下の二つは、カエデ類ではないかもしれません。似たようなものが一杯あって、混乱してしまいます。

???カエデ


????カエデ

  この辺にしておきましょう。植物の種の同定が難しいことを思い知らされました。




北海道の旅 その1 島牧のブナ原生林の北限!

  北海道の旅を終えて帰ってきました。9日間も行ってきますと、疲れますね。そのせいでしょうか、最終日に風邪を引いたみたいで、咽喉がやられ体が重く、節々が痛いのです。二三にちゆっくりすれば直るでしょう。
  ところで、旅の目的は大雪の紅葉を見ることと、姪の家族や姉と会うことでしたが、紅葉のほうは残念でした。出発する1日前に大雪で初冠雪があったことを聞いていました。紅葉が始まったばかりの上、雪がかぶって紅葉が終わってしまうのです。詳細は後日ご紹介することにします。

  今回は大雪山系ばかりでなく、道南も回ってみようと、千歳空港からレンタカーを借り、支笏湖、洞爺湖を経て島牧というところに行きました。有名な観光地ではありませんが、そこは姪が教えてくれたのですが、ブナ林の北限に当たり、美しいブナの森が広がること、「賀老の滝」という立派な滝があるということでそこに行ったわけです。ところが、7月末の集中豪雨で、賀老の滝に行く遊歩道がくずれて通行止めになっていたのです。残念ながら、下から見上げる滝の景色が見られませんでした。

賀老の滝看板

  宿の主人に尋ねたら、木の葉隠れでかすかに見えるところがある、というのでそこに行ってみました。周辺は賀老高原といい、標高500m前後の高原で、おそらく溶岩台地であろうと思われます。下の写真がそれですが、確かに見えました。しかし、これではその迫力は分かりませんね。

賀老の滝

  聞くところによると、幅が30~40mもあり、高さが70mくらいあるといいますから、すごい大きな滝なのですね。下から見られなかったのは残でした。

ブナと山

  周囲はブナの原生林。美しいブナの森でした。下の写真のように、ブナシメジがブナの幹に張り付いていました。ブナシメジはブナの木につくことは知っていたのですが、実物を見たのは初めてでした。

ブナシメジ

  滝の上流に赤いつり橋が架かっていました。真っ赤なつり橋が実りの中に調和していました。このつり橋の下流に、賀老の滝があるのですが、もちろん見えません。橋は川から30m以上上に釣り下がっているので、高所恐怖症のボクには怖かったです。

赤いつり橋

つり橋の渓流

  橋の袂に、大きな葉っぱの木に、赤い実がついていました。葉をよく見ると、ホウノキでした。花は見たことはあるのですが、こんな紅い実をつけるなんて知りませんでした。北海道を歩いてみて、ホウノキがかなりよく目立つことを発見しました。かなり寒冷なところでも生育するのですね。

ホウノキの実

  下も赤い実がついた樹木なのですが、はじめはガマズミの実と思っていました。しかし、葉は丸くて大きいですので、オオカメノキと分かりました。この木も、紅葉するときれいなのですが、まだ十分に紅葉しきっていませんね。

オオカメノキの赤い実

  北海道に来てよく目立つのが、下の写真の植物です。オオハンゴウソウと言います。いたるところに群生していますので、その黄色の花がよく目立つのです。

オオハンゴウソウ

  下の写真は、ハウチワカエデの葉ではないかと思います。カエデ類も種類が多く、同定は難しいですね。やや紅葉していますが、最盛期には真っ赤に紅葉するのです。そのときに来たかった思いがしますね。
ハウチワカエデ





coppice(雑木林)

森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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