初めて、がんばり山湿原とゆるめき湿原を歩く!

  作手村にはいくつもの湿原があります。作手村の教育委員会が作った「作手村中間湿原群」というリーフレットでは九つあります。そこに地図がついていたので、それを頼りに出向いていたのですが、場所が分からないものが多く、すべては回っていなかったのです。そこで、これまでに行ったことがない湿原を案内して欲しいと、長く作手の植物の研究をしてこられたOさんにお願いしてきました。それがこの月曜日にその一部が実現しました。
  最初に行ったのが「ゆるめき湿原」です。中河内から南に入った谷の中です。Oさんによれば、「15年ほど前までは、ここはすばらしい湿原でした。サギソウはもとより、トキソウ、ミズチドリなど貴重な植物が湿原を覆い尽くすほどであったのですが、NHKで放映されてからそれらがすぐに盗掘にあい、ほとんどの貴重種が根こそぎ掘り取られてしまいました。その後も手入れがなされず、樹木が生えてしまって、今では往時の面影はほとんどありません。」という説明でした。こういう場所のマスコミ報道は、場所が特定できないようにするとか特に注意しないといけませんね。。


ゆるめき湿原の風景

  湿原の中に足を踏み入れましたが、ノハナショウブがわずかに咲いていただけで、目立つ貴重種もありませんでした。

荒れたゆるめき湿原

  そこで、湿地に生えているいろいろの植物種について教えていただきました。イバラがたくさん生えていたのですが、湿地に生えているのはノイバラではなくて、ミヤコイバラなのだそうです。ミヤコイバラ、はノイバラよりも花がまばらにつく特徴があるのだそうです。長命湿地では、目の敵のようにしてイバラを伐採してきたのですが、それはノイバラではなくてミヤコイバラだったのです。
  下は、ミタケスゲというスゲの仲間だそうです。寒地系の植物で、年平均気温12℃以下、泥炭湿地に生えるということです。細い茎に6~10cmくらいの間隔で葉が出るのですが、その付け根に星状の穂が出るのが特徴とのこと。


ミタケスゲ

   下もスゲの仲間で、アオゴウソという種とのことです。これまでに見たことはあるのですが、種名はは分かりませんでした。

アオゴウソ

  ヒメシジミというシジミチョウの仲間が止まっていました。シジミチョウは小さいものが大部分ですが、これも小さくて、表の紫色の模様と裏の白と黒のまだらの柄がまったく違っています。とてもよく目立ち、きれいなチョウですね。

ヒメシジミ

  道路に戻るとき、Hさんがイソノキを教えてくださいました。名前は知っていたのですが、花がついていない葉だけの状態では区別が出来ません。写真を見て図鑑を見ると、その特徴がよく分かりました。
イソノキ

  道路に戻ったら、道端の笹が話題となりました。下の写真の上のほうにある、笹の葉の縁辺部に白い隈取があるのはミヤコザサ、ないのがネザサであるとお聞きしました。笹の類も、区別が難しいのですよね。少しずつ覚えるしかありません。。

ミヤコザサとネザサ

  歩いて車に戻るとき、Hさんがムラサキシメジを見つけました。それも大きなものです。色がきれいですね。

ムラサキシメジ

  次に行ったのは、「がんばり山湿原」です。ここは、開成小学校の裏山に位置し、小学生にも分かりやすく名前が付けられましたが、本来は「ほう橋湿原」というのだそうです。入り口付近は何と言うこともないのですが、奥に進むにつれて見事な湿原であることが分かりました。面積が広いのです。長明湿地の5倍くらいはあるのではないかと思います。驚いたのは、奥のほうは一面にノハナショウブが咲いていたことです。下の2枚の写真を見ていただければその見事さが分かるかと思います。

がんばり山湿原1

がんばり山湿原2

  いろいろと植物を教えていただいていたのですが、Oさんが大きな声を上げました。それは、サワランの花を発見したからです。下の写真の、鮮やかな紅い色の花がそれです。小さな花ですので、眼が慣れないと探せません。まだ開いていませんが、すでに色鮮やかです。それが2輪咲いていました。始めてみるサワランの美しさに、言葉が出ませんでした。。

サワラン

  Oさんによると、下の写真の植物がカキランということです。まだ花は咲いていませんが、もうじき美しい花を付けるのだそうです。名前は聞いていたのですが、まだ花には出会っていません。細長い2枚の対生の歯の中から花芽がのぞいています。

カキラン

  そのほか、食虫植物のモウセンゴケがいたるところに生えていました。また、サワギキョウもたくさんの株が見つかりました。

  Oさんは、「おそらく作手に湿原群の中でここが一番よい状態で湿地植生が見られるところでしょう。この湿原の植物相を豊かにしているのは、豊富な水量ではないか」と言っていました。確かに水量が多いのです。傾斜も比較的急なので、湿地全体に水が走っているという感じなのです。この土地の地主さんは近所の牧場主なのですが、農業や酪農に利用しようとする意志もなく、ほったらかしにしてあるのが良いのかもしれません。さらに、木道などの整備がされていないので、誰も入ってくることがないのも良いことなのでしょうね。何度もたずねてみたいと思う湿原でした。



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裏山に咲いたササユリ! 黄柳野のカヤの木! コマツナギ!

    わが家の裏山にササユリが咲きました。水路沿いのササユリのほかに、裏山の上のほうにササユリが咲いたのです。そのササユリは、ピンクの色が濃くてとてもきれいなのです。今、この地方のところどころに咲いていますが、こんなにピンクの色が濃いところはここしかありません。そして、裏山に二輪咲いたのは、今年が初めてです。

裏山のササユリ1

裏山のササユリ2

  先週の金曜日、毎年恒例のMさんの農場での朝のトーモロコシ・パーティーに招かれ、楽しく過ごしました。その後、Hさん夫妻と黄柳野(つげの)のカヤの木などを見に行きました。下の写真のカヤの木は、樹齢500年という巨木です。それだけで圧倒されるのですが、驚いたことに巨大な幹に他の植物が根を付け生えてていたのです。接木や挿し木ならば分かるのですが、自然の状態でこんなことが起こるのでしょうか。すごいことですね。

黄柳野のカヤ巨木1

黄柳野のカヤ巨木2


  帰り道、川のそばで一休みしたとき、川面に羽根の赤いカワトンボが何羽か舞っていました。きれいなので写しましたが、ホバリングしているところを移したので、ピンとはいまいちです。

川沿いで舞うカワトンボ

  そこの岩場に、カワサツキが花を付けていました。カワサツキは、園芸種でたくさんあるサツキの原種となったもので、川の岩場にへばりつくように咲くのです。実にきれいです。、

カワサツキ

  また、沿道にピンクの花を一杯付けた潅木が群生していました。ハギの類だろうと思っていたのですが、よく見ると違います。コマツナギでした。コマツナギは、とても弾力性があって強い樹木なので、馬をつなぐ樹木とした使われたことからその名前がついたと言われます。その花の姿が美しいのです。アップはあまりピントがよくないですが、背の高いとんがり帽子のようにピンクの花が咲きます。

コマツナギ1

コマツナギ2

  下も、山の中で見つけたササユリです。最初にわが家の裏山のササユリの写真をお見せしましたが、色が白っぽいですよね。わが家のササユリは異常にに色が濃いことが分かると思います。

ササユリ3




長命湿地への散歩道、出会った植物たち!

  長命湿地への散歩道のつづきです。今度は植物たちを!

  今、
チガヤが輝いています。どこに行っても、白い穂が風にたなびいてきれいです。

チガヤ

  道端に、ホタルブクロがたくさん咲いています。咲き始めたたところで、まだつぼみがたくさんでした。白っぽいのでヤマホタルブクロではなく、ホタルブクロです。

ホタルブクロ

  コアジサイの季節です。ひっそりと咲く姿は、アジサイのような華やかさはありませんが、美しいものですね。

コアジサイ

  下は、ウツギの花です。ウノハナと言いますね。ブラシのような白い花が枝先に一杯ついていて、きれいです。

ウツギの花2

  ウツボグサが咲き始めました。まさに割き初めで、薄紫の花弁がまだ少ししかついていません。

ウツボグサ

  このところ、ノイバラの花がいたるところに咲いています。遂げが痛くて嫌われ者ですが、花はきれいです。

ノイバラの花

  常緑低木のアセビの新芽が美しかったので写したのが、下の写真です。この地方ではどこにもあるありふれた樹木ですが、新芽は色鮮やかできれいですね。

アセビの新芽

  ガマズミの花がだいぶ前に終わってしまいました。実がたくさんついていますが、秋には真っ赤な実がつくのですね。

ガマズミの花2

  もうほとんど終わってしまいましたが、モチツツジの花が一輪だけ残っていました。

モチツツジ2

  モジズリの花(ネジバナとも言いますね)が咲き始めました。茎につく花が、下のほうから上のほうに向かって捩れながら咲くのです・変わった花ですね。でもきれいです。

モジズリ


  この季節、ひとつの花が終わったかと思うと、次の花が咲いて、休みなくボクらの目を楽しませてくれます。嬉しいですね。


長命湿地への散歩道で出会ったチョウ、トンボ!

  数日前、長命湿地に行くのに、歩いて行きました。というのは、このごろ歩くことが少なく、運動不足だったからです。やはり、歩くのは体に良いですね。体に良いばかりでなく、これまだ通り過ぎていたいろいろの自然がよく見えてくるのです。今回は、とくにたくさんの昆虫に出会いました。
  下はベニシジミです。小さいチョウですが、とてもよく目立つ色をしていてきれいです。交尾しているところなのでしょうか、二匹がつながっています。


ベニシジミ1


  下のベニシジミは、上の写真のものとは少し色が違いますね。同じ種でも、個体によってはかなりの違いがあります。

ベニシジミ2

  下は、ジャコウアゲハがアザミの花に止まっているところです。いつ見てもきれいなチョウですね。

ジャコウアゲハが

  下のイトトンボは、羽の色が一部分ブルーに光っています。こんなトンボは、ボクの図鑑には載っていませんでした。イトトンボの類は、同定がとても難しいです。

イトトンボの仲間

  下は、ヒョウモンエダシャクというガではないかと思います。上の羽は黒白、下の羽は黄色で、どちらもヒョウ紋であることが特徴です。

ヒョウモンエダシャク

  これも、エダシャクガの仲間だと思いますが、種は同定出来ません。コアジサイの葉の上に止まっていました。きれいなチョウですね。、

エダシャクの仲間

  下もきれいなチョウですね。図鑑によれば、クロヒカゲというチョウでしょう。蛇の目の模様が見事ですね。

何のチョウ?


  かなり大きなトンボを道端で見ました。尻尾の先が太いのが特徴です。図鑑によれば、アオサナエという種だと思いますが、違うかもしれません。ボクは初めて見るトンボです。

コサナエ??  

長命湿地の低木分布、分布図にしてみて分かること

  これまでに、長命湿地の高木を地点に落とした地図をご紹介しました。そのときにも書きましたが、地図にして分布をみるといろいろのことが見えてきます。そこで、低木についても図面に落としてみようと、何日かかけて調査しました。ここで言う低木とは、樹高カが1.4m以上、6m以下としています。背の低い小さな樹木まで含めると、数が多くなりすぎて図面に落とせませんので、おおむね胸の高さより高い樹木を選んだわけです。それでも、すぐ近くに同じ樹種が何本もはえていることもあり、すべてを拾うことは出来ませんので、まとめて一本としている場合があります。
  基準点A~Bの間の雑木林の部分など、まだ十分調査していないところもありますが、他の大部分はおおむね調査を完了しましたので、下の図を見ながら読み取れることを記してみたいと思います。


低木の分布

  西側の道路沿いと東側の小川沿いは雑木林ですので、多種類の樹木が生えています。湿地を取り巻くあぜ道は、湿地面よりも0.5~1.5mくらい高くなっていますので、雑木林と同じような環境と言えると思います。しかし、湿地の中は樹種が限られていることが分かります。図が小さくて分かりにくいですが、湿地の全面に生えている樹種は、ノリウツギです(高木では、ハンノキですね)。次に多いのは、ウメモドキとレンゲツツジで、わずかにネジキとイヌツゲがあります。ということは、ノリウツギがもっとも湿地環境に強い、言い換えれば根が水に使っても腐らない樹種だということです。ウメモドキやレンゲツツジも耐水性がありますが、ノリウツギほどではないと言えると考えます。
  さらに分布図をよく見ると、列を成して分布することが多いですね。それは、列をなしている部分が昔田んぼであった時のあぜであったと想像できます。田んぼでもあぜは田面よりは乾燥していますので、そこに上に挙げた樹木が生えてきたのでしょう。絶えず水に浸かっている田面でも耐えられる樹木がノリウツギだ、と言えるのではないでしょうか。


  ところで、これまでにオニスゲの話とか、モリアオガエルの話をしてきました。ついでにそれも地図に落としてみました。下の分布図をご覧ください。

オニスゲなどの分布

  先ずはオニスゲの分布から。湿地を歩いて驚きました。オニスゲは非常に広い範囲に群生しているのです。そして気づいたことは、オニスゲはオオミズゴケとミゾソバが分布しているところには生えていない、ということです。これはおそらく、オオミズゴケとミゾソバは地下茎を発達させて増えていくので、オニスゲはそこでは根を張ることが出来なくなっているのではないか、つまり根系が競合しているためではないかと考えるのです。これはひとつの推論ですので、違うかもしれません。
  モリアオガエルの卵塊が発見されたとことも記入しました。北東隅の土嚢を積んだ前のプールの付近です。卵塊が産み付けられた木の種類とそこに付けられた卵塊の数を記入してあります。モリアオガエルはどこに卵塊を生みつけるのでしょうか。樹種は関係なさそうですね。水面が広がっている場所の上であれば、樹種に関係なく産み付けるようです。
  ちなみに、この分布図にクレソン(オランダガラシ)が繁茂したところを記入しておきました。今後、いろいろの事柄について、できるだけ分布図にしてみたいと思います。


北海道の旅 最終回 小樽の町は活気がありますね!

  富良野観光を終えたら、後は一路小樽へ。夕方について役2時間も自由時間が組まれていました。ボクらは小樽の町はまったく知らなかったので、どうして小樽で2時間も自由時間を作るのだろうと思っていました。街を歩いてみて、なるほどと思いました。小樽は明治の昔から、ニシンで栄えた町なのですね。近海で大量の捕れるニシンの集積港として、全国にそれを発送したのですね。ですから、立派な運河が出来ており、運河沿いには古めかしい倉庫が軒を連ねていました。

小樽の運河1

  古い建物というのは、風情を感じさせるものですね。倉庫というと殺風景な感じを持ちますが、古い倉庫は何か違いがあります。昔は、運河を利用して魚ばかりでなくいろいろのものが陸揚げされ、倉庫に収納されていたのでしょう。

小樽の運河2

  今はニシンは取れませんので、その倉庫は、倉庫としてよりも今はそれを利用して商店・レストラン、喫茶店などに利用されています。外観はともかく、中に入ると、とてもモダンな室内なのです。中には、キリスト教の教会までありました。

倉庫の店

  下の写真のレンガ作りの建物も倉庫なのですが、屋根をよく見るとウダツがあがっています。それほど富み栄えたのですね。

うだつのあがった倉庫


  今度は、一本奥の商店街の道を行くと、そこにはありとあらゆる商店が軒を連ねていました。その活気には驚かされます。しゃれたお店がたくさんあるのです。観光客がたくさん買い物をしていました。

町並み1


町並み2


町並み3

  小樽は古くからのガラス工芸の街だったようで、ガラス工芸品を売るいくつものお店が並んでいました。見ているだけで楽しくなりますね。

ガラス工芸店

  小樽観光を終えてまた1時間ほどバスでホテルに移動。山奥に、「山と森のリゾート・キロロ」というところがあり、そこのホテル・ピアノというところに泊りました。こんな山奥に、巨大なホテルがあるなんて、思いもしませんでした。

キロロピアノホテル


  これで、「北海道の旅」の報告を終わりとします。最終日は、ひたすら高速道路を通過して千歳空港へということで、観光もほとんどなしだったからです。

  観光バスに詰め込まれての北海道3泊4日の旅でしたが、長距離のバスツアーは疲れました。格安の料金に誘われたものの、もうこりごりだ、という思いもあります。やはり、旅は気ままにゆっくり、というのが一番良いですよね。今度行くときは、気ままにゆっくりと旅をしてみたいと思います。でも、楽しかった!


長命湿地にノハナショウブが!

  再び、北海道の旅を中断して、長命湿地の話をします。

  というのも、昨日の夕方、長命湿地の草刈のために出かけたら、待ちに待ったノハナショウブが咲き始めていたからです。数日前からつぼみが膨らんできていましたので、開花は間近であろうと予測していたのですが、意外に早かったです。実に美しい姿ですね。ちなみに去年のブログを開いてみたら、去年の開花は6月20日でした。去年とほぼ同じと見てよいでしょうね。

咲いたノハナショウブ

  その場所は、去年一番早く咲いたところとほぼ同じです。下の写真は、藪とした残したところで、暗い樹木の下でしたが、うまく撮れました。

咲いたノハナショウブ2

  下は、北の方の湿地の真ん中に咲いていたノハナショウブです。全部で4本咲いていたということです。ところが、昨日行ってみたら、三本増えていて7本になりました。まだまだたくさん咲きそうです。というのは、つぼみの膨らんだものがたくさん見られるからです。

咲いたノハナショウブ3

   その他にも、モリアオガエルの産卵箇所が二つ増えていました。これまでは池の水面から2~3mの高さの枝に産卵していましたが、今度発見したのは5~7mも高いコナラの枝でした。そんな高いところまで上っていくのですね! これにはびっくりです。
  それから、ウメモドキが今、小さな紫色の花をたくさん付けています。満開といって良いでしょう。たくさんといいましたが、鈴なりといってよいほど枝の下に小さな花を付けているのです。夏には真っ赤並みがつくのですね。それも楽しみです。ウメモドキは、湿ったところを好む種で、長命湿地ではたくさん生育しています。

ウメモドキの花

  さて、北海道の旅をしていたHさん夫妻が帰って来られて、湿地の休み場でひとしきり旅の話となりましたが、北海道では富良野の近くでボクらはHさんたちと落ち合うことが出来たのです。「森楽さんたちは正解でした。その後北海道は天候が悪化して、雨や曇りの日が続いたので、早めに北海道を切り上げて帰ってきました。」というのです。「でも、北海道の自然はすごいですね。本土とはまるで別世界ですね。」と言っておられました。
  長命湿地のその後のこともお話して見回った後、Hさん宅の雑木林に咲いている花のことをお聞きして見学しました。下は、ハンカイソウという珍しい植物で、黄色い花が咲いていました。とてもきれいです。


黄色の菊の花

  花をアップすると、下の写真のようになります。花の下のほうが膨れていて、変わった姿をしていますね。

黄色い菊の花アップ

  Hさんの雑木林にも、一厘だけノハナショウブが咲いていました。この花は、花芽が二つついていて、そのうちひとつだけが急いていました。二つ咲いたらきれいでしょうね。

Hさんのノハナショウブ

  これも珍しい植物です。クモキリソウというのだそうです。下のほうに二枚の大きな葉を持ち、そこから長い茎が出てその先に花をつけています。 

珍しい花1


  花をアップしたのが下の写真です。変わった姿の花ですね。ボクは見たこともありませんでした。

珍しい花2





北海道の旅 その6 富良野のファーム富田の花園にて

  霧の然別湖を楽しみ、扇が原展望台から雄大な十勝平野の眺望を楽しんだ後、狩勝峠を経て富良野へ向かいました。富良野といえば、ファーム富田。北海道でもっとも有名なところ、一大観光地です。なんと、観光バスが10台近く止まっていました。すごい人です。

富田ファーム看板

  ハーブの季節はもうしばらく後ですので、それは見ることが出来ませんでしたが、でも見事な花園が展開していました。これまでに有名になったのには礎をつくった方の大変な苦労があったと聞きましたが、花園とそれにまつわる産業を起こしてきた努力はすごいものですね。

花園

  最初に、下のようなルピナスの花がボクらを歓迎してくれました。色が鮮やかですね。

ルピナス

  北海道をバスで走っていると、街路樹としてトチノキが植えられていて、この季節に白い花をつけていてきれいです。
トチノキの白い花

 ところが、この農場では、ピンク色をしたトチノキの花を見ました。栽培種なのでしょうが、ピンクはきれいですね。


ピンクのトチノキ

  この季節、北海道に来たらライラックが見れると思っていたのですが、なかなか出会えませんでした。しかし、ようやくこの農場で、ライラックを見ました。きれいですね。

シャクナゲの花

  びっくりしたことに、レンゲツツジが大輪の花を咲かせていました。

富良野のレンゲツツジ

  ここの花園は、見事です。いろいろの花が咲いていてきれいなのですが、覚え切れないほどありました。下の黄色い花も忘れました。

きれいな花々・・・・

  下の写真の花も、一面に赤い花をつけている風景は素敵ですね。

花園・・・・・


  もうひとつびっくりしたのは、館のひとつに飾られていたドライフラワーでした。植物の花や実を乾燥させて見事な造形を作る出しているのです。

乾燥花アート




北海道の旅 その5 霧の然別湖は!

  北海道の旅を中断していましたが、再開します。

  十勝平野を北上して、その晩は然別湖のホテルに泊りました。早朝に起きてしまいましたので、温泉につかり、窓からの然別湖が美しかったので、屋上の展望台に行ってみました。実は連れ合いは夜中の3時頃に起きてしまったそうですが、窓の外を見たらもう明るく、然別湖には霧もなくてきれいだったそうです。6時くらいに屋上の展望台に行ったときには、下の写真のように霧に覆われていました。霧の然別湖もきれいですね。、


然別湖1

  しばらくするうちに、南のほうから(下の写真では右の方から)次第に霧が晴れてきました。次第に湖面が見えてくるのは風情があります。

然別湖2

  奥のほうを見ると、上流から霧が流れ込んでいることが下の写真で分かりますね。周囲の山から冷気流が下りてきて、湖の湿気で霧が発生するのですね。

然別湖3

  しばらくすると、さらに霧が晴れてきて、湖面にボートを浮かべる人がいることに気づきました。写真にかすかに写っていますね。

然別湖4

  完全に霧が晴れたときの写真が下です。わずか15分くらいの出来事でしたが、霧が晴れていく美しいドラマを見る思いがしました。、

然別湖5

  周辺の山の景色を写しましたが、この付近は標高が高いので、針葉樹はエゾマツでしょう。トドマツは低いところに生えています。広葉樹は、シラカバまたはダケカンバです。

周辺の森1

周辺の森2

  前日に立ち寄る予定であった扇ヶ原展望台は、この日には幸いにも霧が晴れ、広大な十勝平野を一望できました。すごい景色です。十勝平野の広さに圧倒されますね。、

扇ヶ原展望台から

  近くの山を写したかったのですが、展望台からはあまりよく見えません。でも、北海道の標高が高いところの植生景観の一部は分かると思います。

展望台から山の風景



長命湿地はオニスゲ、シラゲガヤの群生地!

   長命湿地のつづきを書きますね。
  南側の水路でクレソン(正式にはオランダガラシ)が群生していることをお話しましたが、Oさんによれば、「これは、ものすごい繁殖力で、このまま放置しておくと2,3年のうちにこの湿地全域にはびこってしまいますよ。直ちに退治しないといけませんね」というのです。そこで、泥まみれになりながら、白い花のついた草を根っこから抜くように退治してきました。下の写真のようになりました。これで今年は何とか安心できそうです。

クレソンを退治

さて前回、Oさんに教えていただき、長命湿地に群生しているオニスゲが、他の湿地では激減しており、とても貴重な種であることをお話しました。そこでこの湿地を歩き回ってみたら、その群生ぶりに驚いています。オオミズゴケが生えている以外の地域のどこでも、広く分布していることが分かりました。いずれ、他の種と合わせて、その分布図を作ってみたいと思っています。

オニスゲの群生

  これも先回お話しましたが、下の写真のように、ホソバノヨツバムグラの花が、今満開です。小さな白い花で、下の写真ではその形が見えませんね。こんどは、マクロレンズで写してみようと思います。これも、湿地のいたるところに広く分布しています。細い茎に4枚の葉が四方に広がり、それが等間隔で茎についてきます。そこからでている細い茎の先に花がつくのです。湿生植物で、湿地以外には生息しません。いずれ分布図にします。

ホソバノヨツバムグラ開花

  また、ニョイスミレの花もおそらく今が満開でしょう。白い4枚の花弁を持つ小さな花ですが、これもきれいです。この種も湿地以外では見たことがありません。

ニョイスミレの花

  クレソンを退治した場所のすぐ南側に、下の写真のような白っぽい穂をつけた植物が群生していました。図鑑で調べたところ、シラゲガヤという種であることが分かりました。ヨーロッパ原産で高さ0.2~1mになる多年草。明治の中ごろに渡来し、牧草として栽培されているほか、中部地方以北で野生化しているとのことです。湿地には生えない種ですので、この湿地に影響はなさそうです。そういえば、クレソンも同じ頃にヨーロッパから持ち込まれた種でしたね。外来種は怖いのです。


シラゲガヤ1

  下は、倒れた個体の穂の部分の写真ですが、白い穂に黄色い部分が混じっています。それが上の写真のように黄色っぽく見える原因でしょう。

シラゲガヤ2

  下は、ガマズミの花が終わったところを写したものです。秋には真っ赤な実がつくでしょうね。。

ガマズミ花期の終わり

  ネジキの花も咲いていました。花はひっそりと咲きますので、よく目立つ花は開花が分かります。この花は葉の下に咲きますので注意していないと分かりません。偶然、上を見上げたら咲いているのが分かった、という感じです。白い釣鐘型の花が枝の下に鈴なりになります。清楚で美しい花です。

ネジキの花1


ネジキの花2

  西側の道路沿いの森の中に、下の写真のような白い花が咲いていました。なんと美しい花でしょうか! 見たことがない花です。種名は分かりません。どなたか教えてください。
と書きましたが、よく調べてみたら、ウツギであることが分かりました。葉は対生で微細な鋸歯があり、白い花の形、開花時期から、ウツギであることは間違いないと思います。わが家にも咲いているのですが、花は終わりかけています。その目で見ると、長命湿地に行く道沿いに、しばしば咲いていました。


何の花・・・?




 

長命湿地でモリアオガエルの卵塊を11個も発見!

  今、とても興奮しています! 長命湿地にモリアオガエルの卵塊ガ見つかったことをお話しましたが、昨日行ってみたらさらに増えており、なんと11個を確認しました。去年は8個まで確認していますが、それを超えました。土嚢を積んでプールになっているところに突き出したコナラの枝に、5個がついていました。写真では、葉に隠れていて4個のように見えますが、5個あるのです。

モリアオガエル卵塊1

  下は、イヌツゲの枝についた卵塊です。

モリアオガエル卵塊2

  下は、ノリウツギの枝についた卵塊です。いずれの写真でも、色が白く丸い形をしているので、産卵して間もないと考えられます。昨日の前日も観察していて見つからなかったので、まさに一晩で9箇所に産卵したということになります。すごいですね! まだ梅雨に入ったばかりですが、もっとたくさんの卵塊ができるのでしょうか?

モリアオガエル卵塊3

  下の二枚の写真は、1週間ほど前に確認した卵塊を再び写したのですが、色が黄色っぽくなっています。まだ完全にはおたまじゃくしは落ちていないようですが、もうじきポトポトと水面に落ちていくことでしょう。、

古い卵塊1

  前にもご紹介しましたが、ひとつの卵塊はガマズミの花の中に産卵しました。そのときはきれいだったのですが、今はそのガマズミの花がだいぶ色あせてきました。

卵塊とガマズミ

  数日前から、長命湿地ではクロミノニシゴリの花が満開です。真っ白い花がきれいです。

クロミノニシゴリ4

クロミノニシゴリ5

  ところが、昨日見たら、花はだいぶ色が変わっていました。茶色っぽくなっていたのです。もうじき花期が終わりを迎えるのでしょう。秋に黒っぽい実が実るのを楽しみにしています。

クロミノニシゴリ6

  それに対して、イボタノキはこれから花が満開になるところです。

イボタノ花1

イボタノ花2

  北海道の旅を2回中断してしまいましたが、さらにもう1回、長命湿地のつづきを書くことにします。旅の話はもう少し待っていて下さい。


ちょっと旅の話を中断して、わが庭の植物と昆虫を!

  旅の話をちょっと中断して、わが庭に咲いた花などをご紹介します。
  今、わが家はウツギの花が満開で、とてもきれいです。潅木の枝々にたくさんの花がつきますので、玄関前が真っ白になります。


ウツギの花

  シランも満開です。友人からいただいたのですが、庭のあちこちに植えてありますので、この季節に赤紫の色で一杯になります。

シラン

  数日前からヤマホタルブクロがいっぱい咲き始めました。赤紫色で、釣鐘型の花が下を向いて咲くのが特徴ですね。ホタルブクロは花が白です。この作手にもいろいろのところで、道端に生えています。

ヤマホタルブクロ

  これも数日前から咲いているのですが、下の写真はユキノシタです。真っ白の変わった形の小さな花が一面につき、まるで雪を散らしたようにも見えます。清楚な花ですね。

ユキノシタ

  わが家の水路沿いに、毎年ササユリが咲きます。そのササユリのつぼみが大きく目立つようになりました。きれいに咲くのが待たれます。

ササユリのつぼみ


  最近気がついたのですが、水路沿いに植えたブルーベリーが大きくなって、下のような実を付けていました。もう少し季節が移ると、黒みがかったブルーの実がつきますね。たくさん実がついて、収穫するのが楽しみなのですが、まだそれほど多くの実はつきません。写真を見て気がついたのですが、一つ一つの実の下側は、丸く皮がはがれたような跡が見えます。これは何でしょうか?

ブルーベリーの実

  下の写真は、ヤブムラサキの花です。本当に小さな花ですが、アップしてみると面白いですね。4枚の花弁は赤紫色、真ん中から黄色のおしべが出ているのが分かります。アップで写真を撮らないと、そこまで気がつきませんね。これはムラサキシキブの近縁種で、ムラサキシキブは花や実が枝の上につきます。下についているのでヤブムラサキと判断したのです。とても似ていて、見分けるのが難しいのです。

ヤブムラサキの花

  珍しいことですが、家の前の田んぼに3羽のアオサギが下り立ちました。1羽で飛来することが多いのですが、3羽とは珍しいのです。

二羽のアオサギ

  飛び立つところをカメラに収めました。その瞬間を撮影するのは、結構難しいのですよ。

飛び立つアオサギ


  ところで、玄関の壁に下の写真のようなチョウが張り付いていました。広げた羽の大きさは2~3cmくらいの小さなものです。ですが、羽の模様が実に美しいですね。しかし、ボクの持っている昆虫図鑑には載っていませんでした。

きれいなチョウ?




北海道の旅 その4 襟裳岬と十勝平野の牧場

  襟裳岬に近づいてくると、海辺では昆布漁が行われていました。「日高昆布」として有名ですが、美味しいそうです。下は、バスから写した昆布漁の小さな漁船です。

昆布を採る漁師

  驚いたことに、襟裳岬に近づくと、周りの風景が一変したのです。大きな樹木がなくなり、草原に変わったのです。ガイドさんの説明を聞いて納得しました。この地方は、ものすごく風の強いところとして知っていましたが、その風の作用とつめたい風で、大きな樹木が育たないのだそうです。ほとんど年中、風速10m以上の風が吹いているそうです。ボクらが行ったときは風があまり吹いていなかったのですが、こんな日は稀だとのことです。そこで、下のような「風の館」があって、風の資料を展示しています。

襟裳岬


  この日はあいにく霧が出ていて、景色がボヤーッとしか見えません。あいにく、と言いましたが、一難の大部分霧で閉ざされるのだということです。灯台もかすんでいますね。

襟裳岬灯台

  上から海岸を見下ろしましたが、霧でなかなかよくは見えません。少し霧が晴れたときに写したのが、下の写真です。岩礁の景色は良いですね。霧が晴れたら、もっと素敵でしょう。

岩礁1

岩礁2

  大きな樹木が育たない、とお話しましたが、下の写真のように、周りは草原です。強い風のために、低い草しか生えないのです。これも異様な風景ですね。

襟裳岬駐車場

広がる草原

  襟裳岬の観光を終えて、太平洋岸の黄金道路を北上して十勝平野に出ました。酪農が盛んで、牧場だらけです。もっとも北海道らしい風景が続きます。そこで立ち寄ったのが、花畑牧場です。タレントの田中義剛さんが経営している牧場ということですね。生キャラメルを買って食べましたが、美味しかったです。

花畑牧場売り場

  その入り口付近には、カラマツの人工林(下の写真)がありまして、驚いたことに、そこにたくさんのハルゼミが鳴いていました。静かな牧場ですが、大量のせみの声は異常ですね。

花畑牧場

  周囲は、下の写真のように広大な牧場です。とにかく広いのです。地平線まで牧場が広がっているという感じです。

とにかく広い牧場




北海道の旅 その3 日高地方、競走馬の牧場がきれい!

  襟裳岬を目指してのバスツアーですが、次に止まったのが浦河町の「優駿ヴィレッジAERU」というところ。何かと思いきや、昔、競馬で活躍した馬が余生を暮らしたところのようです。ボクは競馬のことはまったく分からないのですが、それでも聞いたことのある競馬馬の名前がありました。

再現厩舎1

  ここは今は使われていないのですが、それを復元した建物のようです。競馬好きの人には面白いところなのでしょうね。

再現厩舎

  周囲には競馬馬がたくさん散らばって草を食べていました。競馬馬は、スリムな体をしていて、実にきれいです。

乗馬している


水を飲む馬


競走馬牧場

  下も、トイレ休憩したホテル。

ホテル

  その庭に、木製の馬の置物があり、隣にヤエザクラが咲いていました。北海道では、この季節になって初めてヤエザクラが咲くのだそうです。普通のソメイヨシノなどは咲き終わりましたが、・・・・。

咲いていたヤエザクラ

  庭の植え込みに、ルピナスが咲き始めていました。独特な姿を見せ、色はとりどりできれいです。それにしても、変わった植物ですね。

咲いていたルピナス



北海道の旅 その2 日高地方を走る!

  登別温泉は良い湯でした! 大きな和風のホテルで、豪勢な食事に舌鼓を打ち、ゆっくりと温泉に浸かるなんて最高ですね。
  翌日は8時出発。襟裳岬を目指して、ひたすらのバスツアーでした。なにしろ、北海道は広い! というのが第一印象ですね。途中、降りて見たい景色のところはたくさんあるのですが、すべて通過していくのです。こういうバスツアーの旅ではしょうがないですね。でも、地図を片手に旅をすると、次回にきたときにはここに行こうと思う場所が見つかるので、良しとしましょう。
  勇払原野を通り過ぎて日高地方に入ると、沿道のいたるところに競走馬の牧場が広がっていました。とにかく広いです。富川ドライブインでトイレ休憩。皆さんは名物のシシャモを食べていましたが、ボクの興味はやはり自然です。


富川慣行センター

  わずかな時間を利用して、周囲を散歩しました。やはり、北海道はボクらの住んでいる地方とは植物が違います。下は、牧場との境をなす雑木林ですが、まさに新緑! 新芽が出たばかりできれいです。淡い緑の樹木はコナラだろうと思います。標高の高いところは別として、旅をしている間中、いたるところにコナラの新芽を見ることが出来ました。

北海道の雑木林

  下がコナラです。

コナラ?

  明るい緑の樹木は、近寄ってみるとミズナラでした(下の写真)。これも北海道では個体数が多いですね。中部地方では、標高の高いところでないと見られません。

ミズナラ

  びっくりしたのは、いたるところにフキが雑草として生えていることです。しかもそのフキが、大きいのです。下の写真のように、葉の直径が40~50cmもあるのです。ボクらが知っているフキとは大違いです。旅の間ずっと見られましたし、昔道北を回ったときにも見られましたので、北海道全域に分布しているのでしょう。まだ生えて間もないのでそれほど大きくなっていませんが、夏になるとボクらの背丈よりも大きくなり、直径も70~80cmにもなるのです。ガイドさんによると、皆食べられるのですが、茎が赤いのはあまり美味しくなくて、山奥に生えていて茎が緑色のほうが美味しいのだそうです。
  もうひとつは、イタドリです。フキと同じくらいどこにも生えています。それも、非常に大きくなるのです。夏の最盛期では、高さが2mを越えます。大きな葉のイタドリが一面に広がる光景にはびっくりしますね。他の雑草が少ないために、とてもよく目立つのでしょう。

巨大なフキ

  ドライブインの裏に回ってみたら、そこは競走馬の牧場になっていました。下の写真の中の遠くに馬がいるのが分かるでしょうか。とにかく広いですね。

競走馬の牧場

  また、旅の間中、どこにもタンポポが花盛りでした。下は花が終わり、丸くて白い種が膨らんでいる様子です。

タンポポがいっぱい

  下も道端に咲いていた花ですが、きれいですね。しかし、花の名前は分かりません。

ピンクの花

  下の写真の黄色い花も、雑草としてどこにも咲いていました。名前は分かりません。

黄色い花???

  それが群生しているところは、とてもきれいです。菜の花によく似ています。連れ合いはキカラシではないかというのですが、ネットで調べたらキカラシは秋に咲く花ということで、間違いでした。

黄色い花???2


  今日から作手は梅雨に入りました。今も雨が降っていますが、これからは雨の日が多く、なかなか外での仕事ができません。午前中は晴れていましたので、庭と裏山の草刈をしました。今のうちに買っておかないと、草ぼうぼうになって後からの始末が悪くなってしまいます。くたくたに疲れました!
  しばらくは続けて、北海道の旅の報告を書くことにしましょう。

北海道の旅 その1 登別温泉地獄谷はすごい!

  この4日間、北海道への旅に出まし他ので、ブログをお休みしていました。新聞広告を見ていたら、信じられないくらい安い北海道ツアーがあったのです。7,8年前に北海道ツアーに参加したことがあったのですが、狭い観光バスに詰め込まれてひとつの場所の短時間の観光に嫌気がさして、二度と旅行会社のツアーには参加すまい、と思っていました。しかし、この激安の広告につられて、これまでに行っていないところもあるし、たまには良いだろうと参加することにした、というわけです。3泊4日で、何と一人39800円! 普通ですと、飛行機の運賃と観光バスの運賃など交通費だけでそのくらいかかるのに、信じられない値段ですね。

  千歳空港から、最初に訪れたのが登別温泉。ガイドさんに案内されて行ったのが、地獄谷。したの写真のように、広大な面積の山の岩肌が露出して、硫黄の煙りがでていて、まさに火山の噴火口のような風景に圧倒されました。火山地形だったのですね。そういえば、すぐ北に支笏湖を抱えた樽前火山がありました。。


地獄谷1

  この大きなすり鉢の底は白っぽくなっていますが、おそらく硫黄化合物が沈殿しているのでしょう。いたるところに煙りが上がっています。このような異様な風景が「地獄」を連想させるのでしょうね。

地獄谷2

地獄谷3

  地獄谷に向かう沿道には、われわれの住む地域にはめったに見られない植物がありました。下の樹木は分かりますでしょうか? ナナカマドです。この地方では、低いところにはなく、高い山に行くと見られますね。秋の紅葉シーズンに、山を紅く染める特徴ある木です。ちょうど今頃、北海道では低いところでも花盛りで、どこに行っても咲いています。街路樹にも使われています。こんな白い花を咲かせるなんて知りませんでした。下の写真のように、枝の先端の葉が赤く紅葉し羽状複葉の歯をもっていたので、ナナカマドであることが分かったのです。日本の中央高地では、山の斜面にへばりつくように生えている樹木なので低木と思っていたのですが、北海道では10mくらいの高さの大きな木になります。それにはびっくりしました。

ナナカマド1

ナナカマド2

  下の写真のように、タニウツギがきれいな赤いつぼみを付けていました。

タニウツギ

  もうひとつ珍しい植物に出会いました。下の写真のウダイカンバです。去年、南信州の山を旅したときに、ウダイカンバではないかと思われる樹木を見たのですが、種名を確認できませんでした。この木にはネームプレートがついていましたので確かです。丸い大きな葉と、幹の模様が白と黒の横筋が特徴的で、それがきれいなのです。出会えて嬉しかったです。本州にも分布しますが、とくに北海道に個体数が多く、樹冠を構成する高木です。高級な家具などに使われるそうです。

ウダイカンバ

  下の写真の花は何でしょうか? 種名は分かりません。特徴的な葉ですので、調べれば分かるかもしれません。白い花もきれいですね。
  
何の花か?



つづいて長命湿地の生き物たち!

  もうひとつ、Oさんに教えていただいたのは、前にご紹介した南側の水路沿いに群生していた白い花が、クレソンという草であることです。クレソンというのは、今はサラダなどに使う食材としてご存知の方も多いと思いますが、それはオランダから輸入されたもので、しばしば食卓にも上ります。とても繁殖力が強い植物ですので、急速に野生化して全国に広がったのだそうです。水っぽいところにはどこにも咲いていると言います。
  下の写真は、そのクレソンの花にきれいなチョウが止まっているところを写したものです。このチョウが、今この湿地にたくさん飛び交っています。ウラナミジャノメではないかと思います。


クレソンとチョウ

  下は、ご存知のモンシロチョウですね。このところ、この湿地にしばしば飛んでいます。

モンシロチョウ2

  下も、かなりたくさん飛んでいるトンボです。名前が分からないのですが、カワトンボの類だろうと思います。羽が赤くてきれいなのです。

カワトンボ3

  去年もこの時期に、西側の雑木林の暗い地面に下のようなムヨウランをご紹介しましたが、今年も花が咲き始めました。これも、ギンリョウソウなどと同じく腐生植物です。ウィキペディアによると、「植物体に光合成で自活する能力がなく、菌類と共生し て栄養素を得て生活するものを指して呼ぶ言葉である。腐生は普通は菌類に対して使われる言葉で、生物死体などを分解して栄養とする生活形態のことである。ここではこう呼ぶも のの、これらの植物が外界の有機物を直接摂取するわけではないし、得ている有機物の源泉も多様である。その実際の生活様式はむしろ菌類への寄生で あり、最近はより正確に菌従属栄養植物という名が提案されている。」ということです。

ムヨウラン

  下の写真は、水田雑草のオモダカが生えはじめたところを写したものですが、大きく成長すると葉の形が面白いですね。それと一緒に、ホソバノヨツバムグラという湿地特有の草本が写っています。画面の左下です。

オモダカとホソバノヨルバムグラ

  下がホソバノヨツバムグラをアップしたものです。夏になると、小さな真っ白の花を付けます。変わった形の植物ですね。

ホソバノヨツバムグラ

  先ほど腐生植物の話をしましたが、下の写真のツチアケビもそれに該当しますね。前にご紹介してから2,3週間経っていますが、こんなに大きく成長しました。写真の茶色っぽいのがそれです。右上の黄色い花は、ハハコグサです。左下の小さな黄色い花はカタバミでしょう。。

成長したツチアケビ

  長命湿地の生き物は、貴重なものや珍しいものがたくさんあるのですね。そのことに驚きを感じています。


長命湿地はスゲ類の楽園?! オニスゲは作手の希少種!

  今日は、長命湿地にヨシを刈りに行きました。刈っていたら、作手の植物に詳しいOさんが訪ねてくださいまして、植物を教えていただきました。いろいろのことを学びなしたが、この湿地はスゲ類の楽園のようなところだ、と言っていました。咲いていた草花を紹介しながら、そのことに触れたいと思います。
  下は、ニョイスミレです。ハートのくびれを大きくしたような奇妙な葉をもち、白い小さな花を付けているので印象的な草本です。4枚の白い花弁と紫色のおしべ、それが下を向いて咲いています。湿地にはどこにでも咲いている草本ですが、清楚な花ですね。


ニョイスミレ2

  奇妙な形の葉と言いましたが、下の写真のほうがよく分かりますね。

ニョイスミレ3

  クロミノニシゴリが咲き始めました。南の方のあぜにたくさんあるのですが、大部分はまだ開花していません。これは最初に咲いた花です。真っ白の放射状のおしべ?が出るかたちも印象的です。


クロミノニシゴリ2

  まだ咲いていないのは、下の写真のようです。

クロミノニシゴリ3

  Oさんに教えていただいてびっくりしたのは、この湿地はオニスゲが群生していて、大変珍しいとのことです。作手にあるたくさんの湿地で、個体数が激減していて、他の湿地では見られなくなったということで、珍しいのです。ほんとにたくさんのオニスゲがあります。
  下の写真は、オニスゲの花が咲いたところを移しました。この季節に黄色いおしべが出て、イガイガのとがった部分の先に細い白い花がつき、黄色の花粉がばら撒かれて白い花にくっつき、実となっていくのだそうです。


オニスゲ2

  下の写真で、群生している様子が分かるでしょうか。

オニスゲ3

  下は、黄色のおしべが散り終わったところの写真です。イガイガの突起部の先に三本の白いものが見えますが、それが花なのだそうです。これまでボクは、湿地にたくさんあるので見向きもしなかったのですが、こんな奇妙な花を付けるなんて、まったく知りませんでした。
  


オニスゲ4

  先回教えていただいてこのブログに載せましたが、ヒロバノコジュズスゲも大変貴重な主です。Oさんによ ると、この種は作手の鴨ヶ谷湿地で始めて発見され有名になり、多くの名だたる植物学者が調査に訪れたそうです。その後は鴨ヶ谷湿地でも絶え、作手から姿を消した ものと思っていたところ、この長命湿地に生えているのを発見して大変驚いた、ということなのです。Oさんは、「長命湿地は、スゲ類の楽園です」と言ってお られました。すごーい!

  今回の新たな発見は、ニシキギを見たことです。ちょうど花を咲かせていました。名前は聞いたことがあるのですが、見るのは初めてです。カイリケ川の川沿いに、一本だけありました。秋には燈色~黄色の黄葉がきれいだそうです。

ニシキギ1

  花をアップしましたが、花の形も独特ですね。

ニシキギ2

  もうひとつ教えていただいたのが、ムロウテンナンショウです。ボクは、マムシグサとだけ覚えていたのですが、それにもいろいろの種類があることは知っていました。5月に出てくるのは、スルガテンナンショウですが、この遅い季節に出てくるのがこのムロウテンナンショウということです。ムロウテンナンショウは、葉に細かな鋸歯があるのが特徴で、スルガテンナンショウには鋸歯がないのだそうです。

ムロウテンナンショウ

  次回にこの続きを書きますね。では、


長命湿地の東側の山に大きな酪農場が!

  再び放牧場のポニーの写真をお見せしますが、実はこの放牧場は、すぐ東にある酪農を営む農家の土地を整備するときに、切り取った土砂を埋め立てて作ったのです。この広い放牧場の区域に、厚さ数mにもなる土砂を埋め立てたそうですから、ものすごい大量の土砂です。

放牧場のクロ

  最近、この農家がすべての農地や建物を売って、よそに引っ越したそうです。買ったのは、長命湿地の地主のHyさんなのです。昨日は、Hyさん夫妻にその土地や建物を案内していただきました。三棟の立派な住宅と、広い数棟の牛舎がありましたが、その広さに圧倒されました。
  ところで、牛舎の背後に下の写真のような崖が見えますが、観察すると砂礫層からなっていることが分かりました。Hyさん宅の山と同じような砂礫層です。牛舎を作るときに切り取った土砂の崖が見えるわけです。この付近の山の尾根近くは、作手礫岩層という砂礫からなっていて、谷間に広がる貧栄養湿地はこの砂礫層の地下水が関与していると、ボクは考えています。そのことは、いつかまた詳しくお話したいと思います。


牛舎の崖

  この農家の住人は草花を愛する人たちで、いたるところに美しい花園が開けていました。それもみな、珍しい花々なのです。道端に沿って、見事なクリンソウが咲いていました。。

クリンソウ3


クリンソウ4

  下は、オダマキの一種でしょう。栽培種なのだと思います。きれいです!

オダマキ1

オダマキ2

  知らなかったのですが、下はシライトソウという種だそうです。

シライトソウ

  下の二枚の写真の花の名は分かりません。きれいですね。

きれいな花1

きれいな花2

  下のような、お化けのような大きな葉を持った植物がありました。マムシグサを大きくしたような植物です。

巨大なマムシグサ?

  ところで、Hyさんから教えていただいたのは、田んぼの土手に植えられていたイワダレソウです。これは、地表に這うようにびっしりと広がり、土が移動しないようにしてくれるので、あぜや土手に植えているのだ、ということです。ちょうど花が咲いていてきれいでした。

イワダレソウ

  Hyさんには、びっくりすることばかりです。広大な土地や建物を買い取って、そこにたくさんの大型重機を保管していましたし、いくつもある牛舎をきれいにしたり、取り壊したりしています。大変な作業をわずかな人数で仕事をしていくのには、驚きですね。建物をどのように維持管理していくか、悩んでおられました。長命湿地の東側の山の奥にこんなところがあるなんて、驚きですね。


長ノ山湿原はカキツバタが満開! トキソウも開花!

  昨日は長命湿地にヨシ刈りに行く前に、久しぶりに長の山湿原に立ち寄ってみました。この1,2年、長の山湿原にあまり行かなくなったのは、2年ほど前まではヨシがぼうぼうに伸びてしまい、湿地植生がほとんど見られなかったこと、ヨシを刈ってからも植物の開花が見られなかったからです。ところが、昨日行ってみてびっくり! 湿原に低みの一面に、カキツバタが咲いていたのです。こんな光景を見たのは初めてです。下の写真のように、・・・・。

長の山湿原のカキツバタ群落

  一面、緑の草原の中に、紫色の鮮やかな花が群生していました。息を呑むような美しさですね。下の写真のように、花弁の根元に白い筋がついているので、カキツバタであることは間違いないようです。

カキツバタの花

   中には、下のようなつぼみがを持つものがありました。二つのつぼみを持っているのです。2回咲くのでしょうか。
  
こんなカキツバタも

  別の角度から見ると、下の写真のようにたくさんの花が咲いています。しかし、この写真では、色が紫ではなくブルーなのです。光線の具合によって、そのような違いとなってしまうのでしょうか。、

別の角度から

  もうひとつの驚きは、トキソウが咲き始めたことを発見したことです。柵の中ではありませんが、その手前の草原にぽつぽつと淡いピンクの花が咲いていたのです。小さい花ですので、見落としてしまいそうでした。しかし、なんと美しい花でしょうか。ここでトキソウを見たのも初めてです。下の二枚だけ載せます。

トキソウ1

トキソウ2

  カキツバタが咲いている周辺に、ハラビロトンボがたくさん飛び交っていました。これも、実に色がきれいなトンボですね。下はハラビロトンボのオスですが、ブルーの腹の色が鮮やかです。メスは黄色っぽい色をしています。

ハラビロトンボのオス

  一匹だけ、モンキチョウが飛んでおり、ようやく止まったところを写すことが出来ました。これもきれいなチョウです。

モンキチョウ


  帰りがけの田んぼのあぜに、シマベビが動いていました。冬眠から醒めて、ヘビが這い回る季節になったのですね。ヘビの嫌いな人が多いですが、よく見るときれいなのですよ。

シマヘビ


  駐車場の前の湿地に、カザグルマが二輪咲いていました。めったに見られない花なのですが、今年ボクは三箇所で発見しています。いつもの散歩道の開成地区で2箇所、とここです。もう一箇所はわが家の裏の水路沿いにいつも咲くのですが、どういうわけか今年は咲きませんでした。

ここにもカザグルマ

  長ノ山湿原で、こんなにたくさんの湿地の生き物に出会えたのはラッキーでした。ヨシを刈った成果が現れてきたのかもしれませんね。今後も、しばしば訪れてみようと思います。






薪置き場増設のわけ! 放牧場のポニーの面白い習性!

  わが家の裏の薪置き場を増設しました。というのは、長命湿地の地主さんHyさんが、「長命湿地の南の森が台風で倒木がたくさん出来たのですよ、その中にトチノキがあるので、良かったら薪にしてはどうですか」と話を持ちかけられました。薪は十分に備蓄したとは思うのですが、こういう機会を逸してしまうと良い薪を集められなくなるかもしれないと思い、お受けすることにしました。そうなると、薪置き場が足りなくなります。そこで、薪置き場の増設をした、というわけです。下の写真のように、これまでとはちょっと違って、丸太ばかりでなく角材も使いました。お隣の家を壊したときにもらっておいた柱などの角材がたくさんありましたので、それを使ったのです。丸太よりも角材は細工がしやすいですね。

増やした薪置き場

  長命湿地の南には、去年の台風で森がなぎ倒され、アカマツなどの樹木が放置されていたのを、Hyさんが整理していました。その中に、アカマツの倒木の下になっているけれど、薪にするにはとてもよいトチノキがあるのです。下の写真では分かりにくいですが、直径30cmほどのトチノキがありました。結構太いので、枝を含めて薪にすればかなりの量になります。

トチノキの残骸

  というわけで、これからチェンソーを使ってトチノキを輪切りにしようとしているところです。
  その場所は、ポニーを飼っている放牧場のすぐそばです。下の写真は、この連休に息子夫婦と孫がきたときに写したものですが、親子の二匹のポニーが放し飼いにされているのです。母馬と同じくらいの大きさに成長していました。

ポニーの放牧場1

  ここで面白いことをHyさんからお聞きしました。このポニーは、広い牧場の一部しか草を食べないというのです。下の写真で子馬のクロがいるところはきれいに草が刈られていますが、奥のほうは草ぼうぼうに伸びています。そちらのほうは、どういうわけか草を食べようとしないのです。そこで、Hy さんは、道を隔てたもうひとつの牧草地をもポニーたちの放牧地にしよう と、周囲に電柵を立てて放牧場にしました。
  

放牧場のクロ

  ところがおかしなことに、母馬は新しい放牧地に入ったのですが、子馬はどうしても新放牧地には入ってくれないというのです。上の写真のように、今は、広い放牧場を独り占めにしています。母馬は、下の写真のように一人ぽっちです。それぞれの放牧場は電柵で囲まれていますので、お互いに近寄ることも出来ません。子馬も大きく成長したので、母馬から独立したいと自我を主張し始めたのでしょうか、これは子馬に聞いてみないと分かりませんね。

放牧場の母馬


  母馬は飼い主のHyさんにはよくなついていて、声をかけると早足で近寄ってきます。Hyさんは母馬のたてがみのところを触って見ては、ダニを取ってあげていました。可愛がっているのですね。ワンちゃんもねたんでいるようです。

母馬

  放牧場の片隅には、ハルジョオンガ群生していました。


ハルジョオンの群生

  Hyさんおお連れ合いにお聞きしたところ、広い放牧場の一部だけ草を食べてあとは残してあるのは、馬は自分の糞をしたところの草は食べないというのです。下の写真で草がマウンドのようになっているところには、馬の糞が落ちていました。写真では見えませんが、・・・・。馬はところ構わずに糞をするのではなく、決まった場所にするそうです。そういうところは不衛生と思うのか、馬はその近くの草は食べないそうです。馬にそんな習性があるなんて、面白いですね。ボクはまったく知りませんでした。

食べ残したところ


  ところで、二三日おきに長命湿地の観察を続けていますが、南東の隅の水路周辺に、真っ白の花をつけた草がありました。下のように群生しているのです。明らかに、セリではありません。アップすると、花はきれいです。この草本の名前は分かりません。


湿地に白い花1

  下の写真のように、まだつぼみがたくさんついていますので、これから満開になるのでしょう。名前を知りたいという思いに駆られています。

湿地に白い花2





いつもの散歩道で、カザグルマが、たくさんのイモリが!

   松坂の友人と一緒に、長命湿地の次に、いつもの散歩道を回りました。今回の発見は、カザグルマが二箇所に見つかったことです。これまでに見たところから数m離れたところに、8輪のカザグルマが群生していました。真っ白い8枚の花弁と真ん中の赤紫のおしべ、めしべがきれいですね。湿地に咲くツル植物で、絶滅危惧種に指定されています。これだけ群生すると、とても良く目立ちます。

カザグルマ1

  アップすると下のようです。おしべとめしべが可愛いですね。

カザグルマ2

  群生している花の下には、下のようなつぼみがありましたので、これからまだ咲くのだろうと思います。
  

カザグルマ3

  その近くに、真っ黒のグロテスクな姿の植物が見られました。形からして、ツチアケビに間違いありません。枯れると真っ黒になるなんて、知りませんでした。

ツチアケビ2

  枯れたツチアケビのそばの杉林の中に、今回初めてカザグルマが群生しているとこ ろを見つけました。下の写真がその一部ですが、実に清楚 で美しい花ですね。

もうひとつのカザグルマ群落

  もうひとつの発見は、これまで見たことないほどのたくさんのニホンイモリがいたことです。下の写真のように、写っているだけでも8匹。正確には数えられませんでしたが、20匹以上はいたと思います。まるでイモリの家族が寄り添っているみたいです。

イモリの群生

  下の写真には、イモリとサワガニが同時に写っています。ちょっと珍しい光景ですね。 

イモリとサワガニ

  しばらく眺めていたら、一匹のイモリがまっすぐに立つように(普段は底を這っています)して、ダンスを始めたのです。尻尾を振り、腰を動かしているので、ダンスをしているように見えたのです。何のためにこんなしぐさをするのか、ボクには分かりません。ピントがよくありませんが、イモリの腹は赤まだらなのですね。

イモリのダンス

  そこから友人夫妻を「鬼久保広場」に案内して、レストランでお茶を飲みました。そしてちょっとだけ鬼久保湿地に行ってみたら、きれいな花が咲いていました。カキツバタ、アヤメ、ショウブはとても良く似ています。図鑑で調べたところ、カキツバタではないかと思います。花弁の根元に白い筋がついているからです。それが黄色の筋だとノハナショウブ、それが網目模様だとアヤメと区別するのだそうです。難しいですね。

ノハナショウブ2


  湿地の地面には、下のような変わった歯の形をして、小さい白い花を咲かせている植物が一面に覆っていました。ニョイスミレといって、湿地に生息する植物です。長命湿地にも、庄の沢湿地にも咲いていましたので、湿地特有の植物なのでしょう。

ニョイスミレ

  ここで見たのは、このほかに、鬼久保湿地にある池でモリアオガエルの卵塊を三つ見つけたこと、咲き終わったミズバショウの大きな葉が食いちぎられていたことです。モリアオガエルの産卵は、この湿地でも起こっていたのです。ミズバショウの歯が食いちぎられていたのは、誰の仕業なのでしょうか。野生動物か、鳥か?

  その後はわが家で夕食をともにし、友人夫妻との楽しい語らいのときでした。友達が訪ねてきてくれるのは、嬉しいものですね。


coppice(雑木林)

森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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