木和田の林道沿いの植物たちの続きです!

  先先回、Oさんと一緒に木和田部落周辺の林道を歩いてカツラの大木を見た話をしましたが、林道沿いの植物たちの続きです。

  下は、リンボクというサクラ属の一種です。これは、葉が堅く光沢がある常緑の樹木です。10mくらいの高木になるそうです。関東以西の山地の谷間の湿ったところを好むとのこと。9~10月に総状花序を出し、白い小さな花をたくさん付けると言います。サクラの一種とは驚きました。

リンボク

   下は、ササクサです。ササのような葉を付け、その中から茎が伸び出して先に小穂を付けます。イネ科の植物です。まだ充分に花は開いていないようです。

ササクサ

   下は、スギの根元に生えていたテイカカズラです。常緑のツル性木本です。常緑樹林の林内や岩場に生えるということです。葉は対生で主脈が白っぽく浮き出ていますね。それが特徴です。

テイカカズラ

  下は、メヤブマオというカラムシ属の草本です。同じような大きな葉を持つアカソは花が赤いのが特徴ですね。ヤブマオは花が緑色で太いのに対して、メヤブマオは花が細長くて白っぽいのが違います。

メヤブマオ

   下は、ヤブタバコです。わが家の庭にもあるのですが、名前が分かりませんでした。下の葉ほど大きく、しわがあり、たばこの葉に似ていることから名前が付いたと言います。

ヤブタバコ

  下は、タマアジサイです。大きな葉の上に白い玉が見えますが、それがつぼみです。先回、花が咲いたところをご紹介しましたが、これはつぼみの段階です。 

タマアジサイ

   下は、ウワバミソウという、作手では滅多に見られない植物とのことです。暗いじめじめしたところに生えるとのことで、ここでもスギの大木の下の暗い沢沿いに生えていました。 

ウワバミソウ

  下は、マツカゼソウというのだそうです。丸い葉がたくさん付いていて、白い花を付けています。3出羽状複葉の丸い葉が特徴的ですね。 

マツカゼソウ

   Oさんにはたくさんの植物種を教えていただきました。その種類の多さに圧倒されます。それをほとんどすべて知っておられるのですから、専門家はスゴイものですね。これからもたくさん教えてもらうことにしましょう。  

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Oさんがサンショウウオを捕獲! 始めてみました!

   昨日、早朝から長命湿地の整備に行きましたが、Hさんの娘さん夫婦が帰省していて、湿地に訪ねにきてくださいました。ひとしきり話し終わった頃、植物の専門家のOさんが、興奮した面持ちで来られました。彼は、長ノ山湿原でサンショウウオヒメタイコウチを見つけ、ビンに入れて持ってきたのです。両者共に、作手では滅多に見られない生物ですので、興奮するのはもっともです。

ビンの中ヒメタイコウチ

   上の写真が、ビンに入れたヒメタイコウチです。下がサンショウウオということです。サンショウウオは、こんなに小さいのですね! 体長が5cm程しかありません。「おそらくトウキョウサンショウウオではないかと思います。これ以上あまり大きくならないんですよ。イモリの半分くらいの大きさかな? 近くの博物館に行って正確に鑑定してもらってこようと思っています。」と語っていました。おそらく、大発見なのでしょう。可愛いですね。イモリは長命湿地や他の場所でも見たことはあるのですが、これは初めてです。ボクも興奮しました。
      と書きましたが、Oさんが数日後に訪れて鑑定していただいた結果を報告してくれました。「これはオオサンショウウオではなく、イモリの幼いものと分かりました。イモリは、小さいうちは腹が赤くないのです。間違ったことを教えるのは心苦しいので報告に来ました。」と言っていました。残念!

サンショウウオ

  Hさんたちにもお見せしようとHさん宅のあずまやで、しばし歓談。そこでも珍しい植物を見て、皆さん子どものように喜んでいました。そこで見たフシグロセンノウが下の写真です。先回、面ノ木園地で見たものと同じですが、色がさらに鮮やかなのです。同じ種類でも、花の色などは、土壌や環境によってこんなに違うのですね。

鮮やかフシグロセンノウ

   ワレモコウが咲いていました。ボクは一度も見たことがないので、是非見たいと思っていた植物です。きれいです!! かわいいです!! こんなに色が鮮やかなのですね。写真の下の方に見える赤いものは、アセビの新芽です。花ではありません。

ワレモコウ

   隣りに咲いていたオミナエシも、実に色鮮やかな黄色の花でした。ハチがとまっていました。

色鮮やかオミナエシ

  わが家では、数日前からタカサゴユリが咲き始めています。目立ってきれいなのですよ! 去年は数本でしたが、今年はどういうわけか3倍以上に増えています。花たちは、なんと我々の目を楽しませてくれるのでしょうか。

庭のタカサゴユリ

 

タカサゴユリ

 

木和田部落近く、カツラの巨木を見に行く!

カツラ巨木

 

  作手の植物の専門家、Oさんの案内で、ボクらが住む部落の東方にある木和田部落に、カツラの巨木があるということで行ってきました。Oさんによれば、「作手というところは、植物学的には北方系の植物と南方系の植物が入り交じっているところで、面白いところなんですよ」と言っていました。カツラは北方系で、作手では滅多に見られない樹木とのことです。林道の奥に見えました。ボクに家のカツラは、植えたものですから自然ではありません。上の写真がそれですが、あまりに大きくて写真に収まり切れません。高さは30mくらいあるとのことです。下は根元を写したものですが、カツラは株立ちすることが多く、太さ60~80cmの巨木が3本あります。樹齢は300年くらいと聞きました。

カツラ根本

   下は樹冠部分を写したものですが、遠くてカツラの丸い葉がよく見えません。なにしろ圧倒されるほどの大きさと高さです。秋には、黄葉が美しいでしょうね。

カツラ樹冠

 

  カツラのところに行くまでに、林道沿いに生えている植物たちを教えていただきました。何でもよく知っていて、まるで生き字引のようです。それらをご紹介しましょう。

  下は、キツネノボタンです。そういえば田んぼの畔などで見たことがあります。五枚の黄色い花弁の真ん中に緑色のメシベやオシベがあるのです。今のシーズンはどこにでも咲いている花ですね。

キツネノボタン

   下は、キンミズヒキ。下の方の葉ほど大きく、そこから伸びた茎の先端部分に黄色い小さな花を付けます。次の写真は、ミズヒキソウで、近縁種ですね。非常によく似ていますが、ミズヒキソウは茎が長くて花が赤です。両方がすぐ近くに咲いていました。

キンミズヒキ

 

ミズヒキソウ

ウラジロ

  上は、シダ植物のウラジロです。シダ類は種類が多くて同定も難しいのですが、これはわかりやすい方だと聞きました。裏返すと、白い色をしているのですぐに分かるそうです。お正月の鏡餅などの飾りに使われるので馴染みがありますね。Oさんによると、以前には標高300m以下の地域にしか生えていなかったのですが、現在はそれよりもずっと高い作手でもたくさん見られるようになった、とのことです。温暖化しているのですね。

  下は、タマアジサイの花です。大きな葉の上に、ピンポン玉くらいの大きさの白いつぼみが出て、それが咲くと薄紫の花が咲きます。面ノ木園地でご紹介しましたね。

タマアジサイ

  下は、ミヤマシキミです。シキミはどこにでもあるのですが、ミヤマシキミはあまり見かけたことがありません。常緑の低木で、1.5mくらいの高さにしかなりません。葉は堅くて表面に光沢があります。4~5月の春先に円錐花序をつけ、白い花を付けます。真冬(12~2月)に赤い実を付けるそうです。咲いたときと実が付いたときに来てみたいですね。

ミヤマシキミ

  下はモミの葉です。この地方にはモミとそれによく似たカヤがあるのですが、Oさんにその見分け方を教えていただきました。モミは、葉を裏返ると針のような葉の真ん中にスジが付いていて、カヤにはそれがないとのことです。この写真の下の方の葉裏には、たしかにスジが付いていますね。わが家の裏山に生えているのを確認してみたら、モミでした。間違っていました! よく調べないと間違ってしまいますね。 

モミ

 

  下は、チドメグサだそうです。漢字では血止草と書き、葉を血止めに使ったのでついた名前と言います。地を這うように広がる小さな葉が独特ですね。道ばたや庭の芝生などの良く生えるそうですが、ボクは見たことがありません。でも、本当に血が止まるのかしら? これもそうですが、昔の人は植物の性質をよく知っていて、薬草として利用したのですね。現代の人間は、近代的な医薬品がなければ生きていけないようになってしまいました。 

チドメグサ

 

   この続きは次回としましょう。

面ノ木園地にレンゲツツジが生えていました!

  面ノ木園地の湿地の植物たちのつづきです。

  下は、サワヒヨドリです。薄いピンクの花がきれいですね。日当たりの良い湿地に生える植物です。

サワヒヨドリ

   中には、下のような赤いサワヒヨドリもありました。

赤いサワヒヨドリ

  下は、ノギランです。山地の湿ったところや湿地の周辺に咲くラン科の植物です。根生葉は写真では見えませんが、ロゼット状。そこから20~50cmノ茎が出て、その先に穂状に淡黄褐色で緑色を帯びた小さな花をたくさん付けます。 

ノギラン

   驚いたことに、ここにもレンゲツツジがありました。花はとっくに終わって葉だけしか見られませんでしたが、葉の形は長命湿地で見たのと全く同じです。ここでも見られるなんて、驚いたわけです。

レンゲツツジの葉

   下りきったところに生えていたのは、トチノキです。落葉の高木で、高さは20~30mにもなります。大きな葉は掌状複葉で、夏になるとその上に丸い褐色の実を付けます。ピンポン玉くらいの大きさです。写真は、トチノキの実が生っていたので写しました。ボクは花は見たことがあるのですが、実は見たことがなかったので大変興味がありました。下の写真のような面白い形の実を付けるのですね。

トチノキ

 

トチノキの実

  タマアジサイも花を付けていました。普通のアジサイはよく見かけるのですが、タマアジサイを見ることは滅多になかったので、興味を持ちました。大きな葉の上に茎をつきだして、その先に白い玉が付きます。それが開花すると、普通のアジサイの花となるのです。

タマアジサイ

   帰り道に、下の写真のようなカラスアゲハを見ました。ホントに美しいチョウで、しばらく見とれていました。しかし、右の尻尾が切り取られていて、痛々しいですね。

カラスアゲハ

 

   以上のように、面ノ木園地は、植物を観察するのにとても良い場所ですね。何度も訪れたいところです。

面ノ木園地の植物たち、ツチアケビ、カワラナデシコが!

   面ノ木園地を下ると、湿地に出会います。主としてその湿地の植物たちをご紹介します。

  下は、キンミズヒキです。突きだした細い茎「の先に、小さな黄色い花が次々と咲きます。時間と共に上の方のつぼみが咲いていきますので、咲き始めではなさそうです。似た名前のミズヒキは、花が赤いのですね。

キンミズヒキ

   下は、ゲンノウショウコを写したものです。どこにでもある雑草ですが、小さな花が美しいですね。

ゲンノウショウコ

   下は、バアソブです。下の写真のように花がつき始めています。見にくいですが・・・・。山地の林縁や原野にまれに生えるツル植物です。ソブは長野県木曽地方の方言でソバカスのこと。花冠の内側の斑点をおばあさんの顔のソバカスにたとえて名付けられたそうです。面白い名前の付け方ですね。ツルニンジンに似ていますが、やや小さい花です。

バアソブ

   園地のビジター・センターの周囲の草地に、たくさんのカワラナデシコが咲いていました。園芸種を見たことはあるのですが、野生の花は見たことがありません。日当たりの良い草地や河原に生えている多年草。花は淡紅色が多いそうですが、この園地では大部分が白でした。秋の七草の一種ですね。

カワラナデシコ白

   ピンクの花もありました(下)。どちらも美しいですね。5枚の花弁ですが、一つ一つの花弁がまるで手のひらを広げたような形をしていて、その姿が見事です。白い花は、サギソウを思わせます。

 

カワラナデシコのピンク

   驚いたことに、ツチアケビを見ました。このブログで5月頃に、ボクらの「いつもの散歩道」で花を付けた頃のツチアケビをご紹介しました。ここで見たのは、実が生ったところです。こんな実が付くなんて想像も出来ませんでした。ほんとにアケビに実によく似ていますね。だからツチアケビと言うのだ、と合点がいきました。光合成で葉緑体を作るのではなく、腐食からエネルギーを得て成長する腐生植物です。珍しい植物なのですよ!

ツチアケビ群生

   下は、群生したオミナエシです。黄色い花を付け始めたところですね。こんなに群生しているところは、初めてです。日当たりの良い山地の草地に咲きます。秋の七草の一つですね。延喜年間(901~923年)の頃から、女郎花と書くようになったと言われています。似た植物に、オトコエシがありますが、オミナエシよりも力強く大きいのでその名が付けられたと言いますね。

オミナエシの群生

 

オミナエシ

   ここまでは湿地でなくても育つ植物ですが、これからは湿地の植物です。下は、コオニユリです。最近のブログで、庄の沢湿地でご紹介しました。何度見ても美しいですね。

コオニユリ

   そして、サワギキョウが咲いていました。庄の沢湿地でも、長命湿地でも咲いていてご紹介したとおりです。美しいです。

サワギキョウ

 

サワギキョウアップ

 

   面ノ木園地の植物たちを紹介してきましたが、まだあります。次回といたしましょう。

 

 

 

面ノ木園地にマツムシソウ、フシグロセンノウが!

  長命湿地の整備を続けてきて疲れたので、水曜日は一日休みを取りました。何もしないのは退屈しますので、新聞に載っていたマツムシソウを見るために、面ノ木園地に行ってきました。旧稲武町と設楽町の境にある1100mくらいの山です。面ノ木峠の草原には、マツムシソウが草原の一面に咲いていました(下の写真)。

マツムシソウの草原

   マツムシソウというのは、下の写真のような花が咲きます。淡い紫色で、草原の一面に咲くとホントにきれいなのです。ボクは、一昨年の夏、霧ヶ峰高原の車山に行ったときにこれを見たことがあります。そんな経験から、高山植物とばかり思っていました。面の木峠も標高が高いので高山には違いがありませんが、こんなに身近に見ることができるなんてびっくりです。絶滅危惧種なのですって!

マツムシソウの花

   マツムシソウの根元に生える葉は、下の写真のような細い葉なのです。そこからツーンと茎が伸び出して、その頭に花がつくのです。

マツムシソウの葉

   峠から下ると、面ノ木園地のビジター・センターの広場があります。そこからさらに下に下ると、この園地の湿地があります。どんな植物に出会えるか楽しみにしていたのです。
 下は、シシウドかなと思っていたのですが、調べてみるとノダケでした。根元の葉は3出羽状複葉で、そこから茎が伸びてその上に傘状の花序がつき、真っ白の花が咲いていました。

ノダケ

   下は、枝先にたくさんの丸いイガイガのつぼみが付いているのが分かりますね。なかなか思い出さなかったのですが、これはハバヤマボクチというキク科の植物です。漢字では、葉場山火口と書きます。葉場山とは草刈り場のある山のことで、火口(ほぐち)というのは、火打ち石で出した火花をこの種の葉の綿毛を集めて火を起こしたと言います。ほぐちが訛ってボクチとなったのだそうです。湿地の少し上の方に、たくさん生えていました。

ハバヤマボクチ

   つぼみをアップで写したのが、下の写真です。丸いつぼみから緑色の針のようなものが放射状に出ています。クリの実のようですね。秋になると、黒紫色の花になります。10月頃に再び来てみたいと思います。

ハバヤマボクチのつぼみ

   もう一つ面白いものを見ました。ウバユリです。下の写真のように、根元の大きな葉(普通のユリは葉が細長い)の中から茎が伸び、その頂点にクリーム色の百合の花を付けます。名前の由来は、花が咲く頃には下の葉が枯れてしまうので、「歯がない」ので「おばあさんにユリ」という意味なのだそうです。語呂合わせのような面白い名前の付け方ですね。

ウバユリ

 

ウバユリの花

   もう一つ驚いたのは、下の写真のように一面に咲くフシグロセンノウです。こんなにたくさん咲いているのは、はじめて見る光景でした。朱赤色というのでしょうか、花の色が鮮やかですね。ナデシコ科の植物です。フシグロというのは、下の写真ではよく見えませんが、節の部分が黒くなっているからだそうです。

フシグロセンノウ

 

フシグロセンノウの花

 

  多くの種に出会いましたので、一回だけでは紹介し切れません。次は湿地の植物をご紹介することにします。

 

長命湿地の植物など、前回の続きです!

  昨日のつづきをご紹介します。下は、小川の土手に生えていたアメリカイヌホウヅキです。北アメリカ原産の外来種とのこと。花がホオズキやナスに似ていることからつけられた名前です。イヌホウヅキとは葉の形が違います。

アメリカイヌホウズキ

 

  下は、コマツカサススキというカヤツリグサ科ホタルイ属の一種です。日当たりの良い湿地に生えます。マツカサススキとの違いは、小穂が小さいことです。写真はその先端部分を写したものです。

コマツカサススキ

  次はコケ類です。この湿地の南西の隅に、オオミズゴケとは明らかに違うコケが生えていて、よく分からなかったものです。下の写真の左上のコケは、スギゴケという種だそうです。よく見るとスギの葉のように見えますね。右下はオオミズゴケですね。 

スギゴケとオオミズゴケ

 

  道を歩いていたOさんが、湿地南の水路にさしかかったときに大声を上げました。それは、ヒメタイコウチがたくさんいたからです。なぜ大声を上げたかというと、近年田んぼや水路でほとんどみられなくなり、作手でも見つけることが難しくなってきたからなのです。最近、絶滅危惧種に指定されました。「こんなにたくさんいるなんて、驚きました。また来て写真を撮り、サンプルを水槽で飼って増やしてみよう。」と言っておられました。 

ヒメタイコウチ

  

  今度は、木本です。下は、入り口付近にあって種が分からなかった樹木です。Oさんは、瞬時にイソノキと答えられました。図鑑で調べたところ、落葉低木で高さ4m程になり、山野の湿地に生える植物とのことです。6~7月に枝の上部の葉脈に集散花序を出し、黄色い小さな花を付け、夏には写真のような果実を付けます。

イソノキ

  

  下は、スノキです。落葉低木で、高さは1~2mくらいにしかなりません。葉を噛むと、酸っぱい味がするのでその名が付いたとのこと。夏には1cm足らずの紫黒色の実を付けますが、甘酸っぱくて美味しいそうです。ボクはまだ見たことがありません。

スノキ

   下の植物も、なかなか種類が分からなかった木本です。クスノキ科クロモジ属のカナクギノキだそうです。図鑑によると、落葉高木で、高さは15mにもなるということです。ここでは1mくらいしかありませんが、・・・・。4月に開花と同時に葉が出て、9月には葉の付け根に赤い実を付けるとのこと。

カナクギノキ

 

  その他、この湿地の中央に生えている高木は、やはりボクらが予想したとおり、ハンノキでした。湿ったところを好む樹木です。

  Oさんからはたくさんのことを教えていただきましたが、長命湿地は作手に湿地に共通する特色ある植物がいっぱいあって面白い、と語っていました。Oさんは、今、作手史誌の自然分野のまとめに入ったとのことです。出版されるのが楽しみですね。長命湿地に関してはこれくらいにしておきましょう。

 

 

植物の専門家に教えていただいた長命湿地の草本類!

   先回予告したように、植物の専門家と一緒に長命湿地を歩いて植物の種名や生態などを教えていただきましたので、それをご紹介しましょう。とは言っても教えていただいた植物はたくさんありますので、何回かにわたって続けないと紹介し切れません。
  その方はOさんと言って、30年にもわたって作手村の植物を追い続けておられた方なので、作手の植物ならば何でも知っており、生き字引のような方です。一生懸命にメモを取りながら、写真を撮りました。

  下は、ママコノシリヌグイです。花が咲き始めました。それにしても変な名前ですね。継母が先妻の子をいじめるのに、この植物で尻を拭いたといいますが、それほど茎にトゲがあって痛いのだそうです。触ってみると、ホントにトゲがいっぱいあって痛いのです。先人はどうしてこんな名前を付けたのでしょうか、ねえ。おかしな名前だと覚えやすいのでしょうか。同じような葉の形をした植物にミゾソバがありますが、節の部分にトゲがあるものの、茎にトゲがあることはありません。

ママコノシリヌグイ

   下は、ミズギボウシの花です。きれいですね。湿地に良く生えている植物です。写真には葉が写っていませんが、コバギボウシよりも細長い葉が特徴です。

ミズギボウシ

   教えていただいて、ようやく下の植物が分かりました。長命湿地にたくさんある草本です。ミズオトギリです。これも沼地や湿地に生える植物で、淡紅色の花が咲きます。今が咲き始めでしょうか。花は午後になって開き、夕方にはしぼむそうです。長楕円形の丸い葉が特徴ですね。近縁種のオトギリソウは、花が黄色です。

ミズオトギリ

   下は、長命湿地でよく見かける花で、コバノカモメツルというツル植物です。暗紫色の花がよく目立ち、きれいです。

コバノカモメツル

   次はシダ植物を教えてもらいました。下の写真は、シシガラシを写したものです。ライオンの顔の周りの鬣(たてがみ)のようであることからつけられた名前といいます。作手村の数多くに湿地で、必ず見られる植物だと聞きました。そう言えば、この湿地にもたくさんあります。

シシガシラ

   次は、ヒメシダです。この湿地にも、ヨシを刈ったところには無数に生えていたことを思い出します。この種も、作手の湿地を特徴付ける植物だそうです。

ヒメシダ

   

キセルアザミ

   上は見にくいですが、アザミの葉の中からつーんと立ち上がって、その先に花芽が付いています。その頭が横に向いているのが見えます。キセルアザミという種(別名マアザミ)だそうです。頭が横を向く姿が煙管にみえることからつけられた名前と言います。地面の葉はロゼット場で、茎に付く葉が小さいのが特徴です。湿地にしか生えない種だそうです。早く花が咲かないかなあ! きれいでしょうね。

  下は、ヤブジラミという種だそうです。ヤブに生え、トゲのある実が衣類に付く様をシラミにたとえてつけられた名前と言います。下の方は2・3回羽状複葉の葉(写真には写っていません)が特徴で、茎に付く葉は細長い3枚の針状となります。花は小さく、白いです。

ヤブジラミ

   下の花も、長命湿地ではよく見かけます。アキノタムラソウと言います。山谷の道ばたに普通に見られるそうです。この花が咲いていたのは、小川の土手で、湿地ではありません。 

アキノタムラソウ

   これらは、前から知りたいと思っていた植物ばかりです。やはりプロに教えていただくのは勉強になりますね。次回も、このつづきを書きたいと思います。

長命湿地、中央の木道完成! サワギキョウ開花!

    長命湿地の整備は、梅雨の長雨のために大分遅れてしまいましたが、真夏の好天に恵まれて、ようやく中央から南の畦までの小径が完成しました。岡崎(額田)森林組合に頼んでいたコア(製材の端材)が届いて、木道として使える厚い板が手に入ったので、それを使って木道を完成したのです。

届いたコア

  上が、そのコアです。その中に、かなり厚い立派な板があるのです。こあを使う目的を職員にお話ししたら、厚い板をたくさん含んだコアを運んでくれました。それを選び出して、ボクの車に積み込んだのが下の写真です。人が乗ってもブヨンブヨンしないためには、厚さが3cm以上あることが望ましいのですが、なんとかそれに近い厚い板が十数枚集まりました。余ったコアは、カットして冬の薪ストーブの燃料にします。 

積み込んだ板

  現地に運んで、板にアマニ油を塗ります。防腐のためです。木材はそのまま風雨にさらされたらすぐに腐りますので、できるだけ長く使うためにアマニ油を塗るわけです。塗って乾かすのに、相当の時間がかかりました。生い茂ったヨシを草刈り機で刈り、そこにブロックを埋め込みながら木道を作っていきました。長雨でなかなか出来なかったのですが、ようやく完成しました。嬉しいです。 

中央の木道

   梅雨の間でしたが、Hさんからいただいたガラスのテーブルを、南の隅の休み場に置き、ベンチを整えて、下のように休み場を作りました。周辺の草木を伐採して、とても明るく風通しの良い休み場を作ることができました。これも嬉しいです。

南の休み場

 

  ところで、これまで目撃してはいたのですが、黒っぽい色をしたカエルをようやくカメラに納めることができました。下の写真です。これを見ると、アカガエルではないかと思うようになりました。この湿地には、トノサマガエルとモリアオガエルがいることが分かっていますが、これは明らかに別の種です。とすると、これに似た種は、アカガエルではないかと考えたわけです。でも、身体がこんなに黒っぽいのはなぜでしょうか? 保護色でしょうか? 分かりません。

アカガエル?

   下は、サトキマダラヒカゲというタテハチョウの仲間だろうと思います。夏型のメスですね。きれいなチョウです。暗い森の中でこんなに美しいチョウだとは思わなかったのですが、写真に写してその美しさが分かりました。初めて見るチョウです。

クロコマノチョウ?

   中央の木道が完成して歩いてみると、驚いたことにヨシの中にサワギキョウが咲いているのを見つけました。先回、庄の沢湿地でご紹介しましたが、この長命湿地にも咲いていることが確認されたわけです。嬉しいですね。紫色というかブルーというか、清楚な花の姿は美しいです。葉の鋸歯が白く輝いているなんて知りませんでした。

サワギキョウ1

 

サワギキョウ2

 

  次回は、植物種の同定のプロの人といっしょに長命湿地を歩いて、草本類を中心に湿地の植物の観察をしたことをご報告したいと思います。たくさんのことを教えていただきました。

 

今度は庄の沢湿地の昆虫たち!

    今度は庄の沢湿地で出会った動物たちを紹介します。

  下は、コガネグモです。見事なネットを張り、飛ぶ虫を捕らえようと待ちかまえています。黒地に黄色の帯がホントにきれいです。都会では姿を消してしまいましたね。左下のネットに太くて白いものが見えますが、これは何でしょうか?

コガネグモ

   下は、カナヘビです。木道の上に動いていました。トカゲはしっぽに美しい色が付くのですが、カナヘビは地味ですね。しかし、濃い茶色の地肌に、腹の下には黄色のまだらが付くのはとてもきれいです。何を食べて生きているのでしょうか。

カナヘビ

  夏のトンボといえば、オニヤンマですね。大きな体で緑色の複眼がきれいです。黒地に黄色のまだらもきれいですね。水路のそばの枝先に止まっていました。ご存じにように、縄張りがあって同じ所を行き来しています。他のトンボが入ってくると、凄い勢いで攻撃して追い払ってしまうのです。ボクの子どもの頃のあこがれのトンボでした。ギンヤンマと並んで、・・・・。 

 

オニヤンマ

  下の写真のトンボは、コフキトンボのメスではないかと思いますが、確かではありません。

黄色のトンボ?

  下は、アオイトトンボか、モノサシトンボか? これも確かなことは言えません。イトトンボ類の同定はなかなか難しいです。名前は分かりませんが、ブルーの色がきれいです。 

あおいイトトンボ?

   下は、ボクの図鑑には載っていませんでしたので、種名は分かりません。

アブ??

   下もよく分かりませんが、アブの一種でしょうね。図鑑で一番近いと思うのは、シオヤアブですが・・・・。アブなんて、これまで名前を調べることもありませんでした。

アブ?

 

  下は、ヌマトラノオの先端の花に止まったイチモンジセセリではないかと思います。

セセリチョウ?

   いろんな昆虫がいるのですが、同定は難しいですね。植物と同じように・・・・・・。

庄の沢湿地の植物たち! サギソウ、ミズギクが満開!

   お盆休みに、岡崎の友だちが長命湿地の整備をするために3日間泊まって手伝ってくれました。ちょうどその頃、額田森林組合(今は岡崎森林組合に改称)に頼んでいたコア(端材)が到着して、その中から3cm以上の厚さのある板を湿地内の小径をつくるために運びました。厚いのでブヨンブヨンすることもなく、歩きやすくするためです。そのことは、後ほど書くことにして、友だちの帰りに庄の沢湿地案内しました。庄の沢湿地には、久しぶりの訪問です。

  ラッキーなことに、サギソウとミズギクが満開でした。サギソウは下の二つの写真ですが、その美しさには圧倒されます。まさにサギが飛んでいる姿をしているので名付けられたと言います。

サギソウ1

 

サギソウ2

  それも、下の写真のように、湿地一面に咲いているのです。写真の白いポチポチがサギソウです。こんなにたくさん咲いているところは、ボクはここ以外には知りません。

ミズギクとサギソウ

一面のミズギク

  上の写真は、一面に咲くミズギクを写したものです。スゴイ数のミズギクが咲いていることが分かりますね。

  そのミズギクをアップで写したのが下の写真です。小さな黄色い花が一面に咲く光景は、見事です。サギソウもミズギクも、湿地にしか咲かない貴重な植物です。もちろん、絶滅危惧種です。

ミズギク

  コオニユリが二カ所に咲いていました。赤いのでよく目立ちます。下の写真二枚がそれです。反り返った赤い色の花弁、突きだした真っ赤なオシベが、実に美しいですね。 

コオニユリ1

 

コオニユリ2

  ボクはあまり知らない花も咲いていました(下)。三枚の白い花弁を持ち、メシベが黄色い花です。はじめはウメバチソウかなとも思いましたが、それは花弁が5枚ですし、季節が違います。歩いているうちに、下の写真のようにオモダカの葉から出ているので、オモダカの花であることが分かりました。つぼみが赤く丸いのが可愛いですね。そう言えば長命湿地にもオモダカがありましたので、花を確認してみましょう。 

オモダカの花

 

オモダカの花2

   サワギキョウが咲き始めました。濃い紫色の花とその姿が美しいですね。咲いているのはわずかですので、これからが満開の季節になります。満開を楽しみにしています。

サワギキョウ

   下の写真は、ミズギボウシを写したものです。日当たりの良い湿地に生える多年生の植物です。数株が咲いていました。ラッパ状に開く薄い紫色の花弁と、中から飛び出す白いオシベが美しいですね。コバギボウシよりも葉が細いので区別できます。

ギボウシ?

 

  下は、シソ科の植物、ヒメシロネと思います。茎から直角に二枚の葉が出るのですが、その羽の付け根に花が咲きます。湿地にしか咲かない種だそうです。

ヒメシロネ?

   下は、カヤツリグサ属のタマガヤツリではないかと思います。イガイガの小穂が面白いですね。これも湿地の植物です。カヤツリグサ科の植物は、ほとんどが湿地に生息します。

タマガヤツリ 

  今は夏の盛りですが、これから秋にかけてたくさんの種類の花が咲きます。それが楽しみですね。今回咲いていた花はもっとあるのですが、同定が出来ないので、分かった段階で書いてみようと思っています。長命湿地もこんな花が咲くようになったら、と夢見ています。
  次回は動物編といたしましょう。
 

 

自然観察の里で見た花、Hさん宅で見た虫たち!

  「自然観察の里」のバイカモなどの植物や昆虫を紹介しましたが、ようやく種が分かってきた草本がありますので、ご紹介しておきます。

  下の花は、オトギリソウではないかと思います。5枚の黄色の花弁とそこから放射状に突き出す黄色のおしべが独特ですね。

草本1

  下は、ヤマハッカ属であると思いますが、葉が良く写っていないので、種名までは分かりません。イヌヤマハッカでしょうか? 

草本2

   下は、わが家の庭にあるシダレザクラの枝にとまったクマゼミです。ボクははじめて見るセミです。ボクの友だちは、「小さい頃、アブラゼミはたくさんいたので見向きもせず、クマゼミを追い回したものです。羽が透明なのですぐに分かりますよ。シャーシャーと鳴くんです」と教えていただきました。

クマゼミ

   近所のHさん宅で、スイカを食べた皮を捨てておいたら、たくさんの昆虫がやってきたとのこと。その写真をご覧に入れましょう。下のチョウは、ルリタテハですね。黒っぽい羽にルリ色の帯が付くので分かります。左下の昆虫は、アオカナブンだろうと思います。緑色がきれいですね。

ルリタテハとみどりの昆虫

   同じくスイカの皮によってきたのはカブトムシです。6~7匹も集まっていました。そのうちのオスが下の写真ですね。大分汚れていますが、角が格好良いですね。子どもたちが憧れるのはもっともです。

カブトムシのオス

   下は、アカマツの幹に止まっていたカブトムシのメスです。

カブトムシのメス

  わが家でもスイカの皮を堆肥場に捨てておいたところ、イノシシがやってきて食われてしまったことがあります。そんな経験から、スイカの皮などは外に捨てるのをやめていました。こんなに昆虫が集まってくるのなら、再び置いてみようかなあ、と思っていますが・・・・。 

岡崎「自然観察の里」で見たキノコたち!

  日曜日に行った「自然観察の里」では、たくさんの種類のキノコを見ました。こんなにたくさんの種類をいっぺんに見ることができるなんて、岡崎の山はキノコの種類が豊富ですね。

  キノコ類の種の同定はとても難しいので、大部分はあきらめました。ではないかと思う種を書いてありますが、確かなことは言えません。でも、実に美しいキノコがあるのです。キノコ特集としましょう。下は、傘が鮮やかなオレンジ色で、茎が太いのです。きれいですね。 

キノコ1

  下は、巨大なキノコです。おそらくイグチ科のキノコだと思いますが、こんなに大きなキノコを見たのは初めてです。傘の直径が25cmにもなります。ヤマドリタケモドキかもしれません。 

キノコ2

   下もイグチ科のキノコだと思いますが、丸い傘をしていて、表面が黒ずんだ茶色です。

キノコ3

  下もイグチ科のキノコだと思いますが、黄色い色をしています。キアミアシイグチ?あるいはニガイグチではないかと思います。 

キノコ4

   こんなおかしな格好をしたキノコもあるのですね。全体の赤っぽく、傘よりも茎の方が太いのです。小さい傘は、丸くて光沢を帯びていて、きれいですね。ベニテングタケ、あるいはオウギタケの発生したばかりの形態かもしれません。

キノコ5

  下のキノコも、変わった格好をしていますね。ズンドウの黄色い茎と、赤茶色の丸い傘がとてもきれいです。 

キノコ6

  下は、白い花のような形をしたキノコです。ボタンイボタケかもしれません。

キノコ7

  下は、鮮やかなオレンジ色をしていて、密生しているキノコです。これも美しいですね。ヒメアンズタケかも? 

キノコ8

   下もきれいなこのこですね。傘の模様が面白いです。キクバナイグチの小さいものではないかと思います。

キノコ9

キノコ10

  上のようなキノコもありました。傘が黒みを帯びた茶色で、真っ白の斑点が付きます。カンダケだろうと思います。

  下のように、グレイの色をしたキノコもありました。大きく成長して傘が裂けたのでしょうか。真っ白の実が見えています。 

 

キノコ11

    全部で12種類のキノコの写真をお見せしましたが、驚くほど形や色が違っていて面白いですね。キノコ類には、毒のある種類がありますので、採って食べるのはやめた方が良さそうです。でも、聞くところによると、毒のある種類はごくわずかしかないそうですね。

岡崎の「自然観察の里」、バイカモが咲いていた!

  長雨で外に出られず、ブログのネタがなくなって、ブログ更新がなかなか出来ずにおりましたが、ようやく梅雨も明けて晴天! 暑いですが、久しぶりに外に出ました。この日曜日には、岡崎総合公園南の「自然観察の里」に出かけました。そのことは前にもブログに書きましたが、今回は、別の場所のバイカモを見るためです。2年ほど前、そこではじめてバイカモに出会ったときの感動が忘れられなかったからです。ラッキーなことに、小さな白い花が満開でした。

バイカモの池

   バイカモは、漢字では梅花藻と書きます。水草の一種ですが、清流でないと生息できないので、山奥の湿地の咲きます。ですから、岡崎の山の中にバイカモが生育しているなんて、信じられないくらいです。藻の上に水面から立ち上がって咲く、白い花が梅の花に似ていることから付けられた名前です。

バイカモ

   下の写真のように、花は梅のようですね。ホントに清楚で美しいですね。ここは、小さな谷間に、かつては水田があったようです。その谷間が整備されて、段差のある小さな池が三つあり、そこにバイカモが繁茂しているのです。2年前は一番上の池にしか生息していなかったのですが、行ってみたら三つの池すべてにバイカモが繁茂していました。

バイカモの花

   その源流には山からの湧き水があり、そこまでの木道が整備されています。コップも置いてあったので飲んでみたら、冷たくて美味しいのです。この水が池を潤していたのですね。

湧水

  一番下の池には、驚いたことにサワギキョウの花が咲いていました。まだ咲き始めのようです。紫の花が、実に美しいのです。 

サワギキョウの花

   その池には、下の写真のような水草が繁茂していました。帰って調べてみたら、ヒルムシロという水生植物だろうと思います。楕円形のはが水面に浮かんでいる姿が美しいですね。花はまだ咲いていないようです。
  ボクのザックの中に導電率を計る計器があるのを思い出して、一番下の池で計ってみました。導電率36μS/cmの値でした。やはり貧栄養の水質ですね。

 

水草

  近くの道ばたを歩いていたら、キキョウが咲いていました。青紫の花が実に美しいですね。昔はどこにも咲いている花だったようですが、今は激減して野山で野生のキキョウを見ることがなくなりました。これも絶滅危惧種なのです。野生のキキョウを発見するなんて、ラッキーでした。 

キキョウ

  その近くの道ばたに飛んでいたのが、下のチョウです。暗かったので、写真の撮ってみてこんなに美しいチョウだったことが分かったのです。調べたら、サトキマダラヒカゲというチョウでした。羽の模様の美しさには感動ですね。

チョウ

  池のそばには、下の写真のようなアカガエルがいました。水辺にカエルはつきものですが、きれいなカエルですね。 

 

アカガエル

  山の静けさの中、池の端にあったベンチの腰を掛け、森の涼しい風に吹かれながら、バイカモの咲く池の風情を堪能したひとときでした。

  しかしまた、台風に伴う雨で、外に出られません。そこで次回も、ここで出会ったキノコなどを紹介する予定です。 

再び長命湿地の生き物たち 植物編!

   今度は、植物です。ようやく真夏になりましたが、長命湿地でもノリウツギの花が咲き始めました。8月になると咲き始め、夏の間中咲き続け、10月頃に花期が終わります。花期が長いのですね。まさに夏の花です。ノリウツギは、湿地ばかりでなく山にも生育していますが、水辺でも根が耐えられますので、湿地に生育するのです。真っ白の花が、清楚で美しいですね。

ノリウツギの花

 

  下は、ヤブデマリの実ですが、前に実がついたばかりの頃の淡い緑の実をお見せしましたが、この季節になると真っ赤になって美しいのです。湿地の南の方にありました。

ヤブデマリの赤い実

  前に何度も、ヌマトラノオのことをお話ししましたが、今はもう盛りを過ぎて下の方の花はなくなって上の方が咲いています。でも、あちこちに咲いていますので、かなり個体数が多く咲いたのですね。先の紹介したチダケサシは、大分しおれてきて花期の終わりに近づいてきました。

ヌマトラノオ4

   下は、ヤマドリゼンマイの葉の裏についた胞子を写しました。シダ植物は胞子によって増えることは常識ですが、葉の裏に赤い胞子が、こんなにビッシリと付くのですね。ボクははじめて見ました。美しいと言うよりは、毒々しい感じがしますね。長命湿地には凄い数のヤマドリゼンマイが生えているのですが、絶滅危惧種なのです。あまりに増えすぎて、他の植物たちの成長の妨げになるのでは、と思うほどです。

ヤマドリゼンマイの胞子

   下のオモダカは前にも紹介しましたが、その個体がこんなに大きく成長しました。何度見ても、おかしな格好の葉をしていますね。水田雑草ですが、長命湿地ではここだけにしか見られません。

大きくなったオモダカ

  以下の三つの写真は、種の同定が出来ません。下は、この湿地にたくさん見られる植物ですが、つぼみが付いたところなのでしょうか。花が咲けば種名が分かるかもしれません。 

???つぼみ

  下は、黄色の花を付ける草本です。湿地の中にも咲いていたのですが、遠くて写せなかったので、雑木林の中で写しました。葉の形が独特ですが、種名は分かりません。 

黄色い花?

   下の花も湿地の中に咲いていたのですが、うまく写せなかったので、雑木林の中に生えていたものを写しました。紫色の可憐な花がまっすぐに伸びる穂の先にたくさん付いています。葉の形も独特なので、よく調べれば分かるかもしれません。

紫の花?

   真夏になり、長命湿地でこれからどんな花が咲いてくるのでしょうか。楽しみですね。

再び長命湿地の生き物たち 動物編!

土嚢出口

  気象情報によれば、東海地方はようやく梅雨明け宣言が出されたようです。これまでの毎日のように降り続く雨のために出ることも出来ず、長命湿地には1週間ぶりに出かけました。10日ほど前に湿地の出口に積み増した土嚢がうまく昨日しているかどうかが気がかりだったのですが、満杯に水をたたえていました。これまでに最高の水位です。上の写真の左が水面で、波板の一番低いところから水があふれ出していました。
  そして、びっくりしました! すでに、モリアオガエルの卵塊はしぼんでしまい、卵塊がなくなっていましたので、産卵の季節は終わったと思っていたのです。しかし、土嚢を積んだ出口の水面上に(シロモジの枝先)、大きな卵塊があったのです。下の写真のように、まだ真っ白ですし、形も崩れていませんので、新しく生み付けられた卵塊であることは確実です。土嚢を積み増して水位を高くしたために、それを目がけてさらに卵を産み付けるようになったのでしょうか。生き物は、環境さえ整えば、増えていくのですね。

モリアオガエル卵塊4

  それから、下の写真のように、ノコギリクワガタを見つけました。コクワガタは前に報告したとおりですが、ノコギリクワガタは始めてみました。地面を這っていたのですが、写真の写りが悪いので手に捕って撮影しました。ノコギリも素敵なのですが、目の前に生えている触角?も、足のトゲトゲも素敵ですね。そして強いのです。足先がまるで釣り針のような形になっているなんて知りませんでした。子どもたちが目を輝かせるのも無理はない、と思いました。

ノコギリクワガタ

   下は、クロコマノチョウです。これも前に写真をお見せしましたね。真っ黒い地に、羽の末端部に小さな水色の斑点が付いています。地味なチョウですが、きれいですね。

クロコマノチョウ

   ボクの図鑑には、バッタ類が少ししか載っていません。下のバッタの名前は分かりません。でもきれいです!

ミカドフキバッタ

   下の写真は、おそらくホソバセセリだろうと思います。セセリチョウの仲間の大部分は羽が茶色ですが、これは羽が黒く、白いまだら模様が浮き出すようで、きれいです。クロセセリとは白の模様が違います。

?セセリ

   下も、前の紹介したオオシオカラトンボのオスですね。身体のブルーがきれいです。湿地の生息する種です。

オオシオカラトンボのオス

  下は、シオヤトンボのメスではないかと思います。ピントが合っていませんので、確かなことは言えませんね。

?トンボ 

   帰りがけに、シマヘビが大きなトノサマガエルを飲み込もうとしているのを目撃しました。これだけカエルの天国のような所ですので、蛇が寄ってくるのは当然ですね。前にヤマカガシの写真をお見せしましたが、どんな種類の蛇がいるのでしょうか。出会うのが楽しみです! なんて言うと、蛇嫌いの人にはイヤな顔をされてしまいそうですが、蛇も美しいのですよ。神さまの造ったものに、美しくないものなんか居ませんから。でも、少々残虐な光景かもしれません。

カエルを飲み込むシマヘビ

   次回は、植物編としましょう。

coppice(雑木林)

森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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