久しぶりに長命湿地へ、レンゲツツジが開花間近! ザイフリボクが満開!

  5月6日の連休最終日に、久しぶりに長命湿地を見に出かけました。そろそろレンゲツツジが咲く頃だと思ったからです。ついでに足を伸ばして長ノ山湿原に行ってみました。駐車場の車を止めようとしたら、その真ん前に真っ白の花が咲いていました。名前がなかなか分からなかったのですが、後で調べたらザイブリボクであることが分かりました。初めて正確に特徴を知ることができて嬉しいです。

ザイフリボクが満開

 ザイフリボクは、落葉小高木で、樹高5~10m位になります。一つの花の塊に10 個ほどの小さな花が集合しています。一つ一つの花は、5枚の細長い白い花弁で、真ん中に雌しべと雄しべがでています。別名シデザクラと言われるように、シデコブシのような 細長い花弁なのでその名がついたと思われます。秋には黒紫色の実がなります。季節になったら、実を見たいものですね。

ザイフリボクの花は

  ミヤコワスレがきれいな花をつけていました(下)。

ミヤコワスレ開花

  長命湿地では、レンゲツツジが咲き始めていました。でも、大部分はまだつぼみでした。でもきれいなのです。下の写真のように、真っ赤な花が点在しているのがわかりますね。それほどたくさん咲くのです。森の中に一面に赤い花が咲くと、その美しさに見とれてしまうのですよ。この湿地の最大の魅力ですね。他の地域で、こんなにレンゲツツジがたくさん咲く湿地はあありません。

レンゲツツジ花点在

  花が開いたところもありました。下の写真のように美しいのです。ひとつの枝先に7~10個のヤマツツジのような花がつくので、大輪のような花の形になります。

レンゲツツジ開いた

レンゲツツジつぼみ

  ヤマツツジも今にも咲きそうです。下の写真のようにたくさんのつぼみをつけていますので、咲いたらさぞかし美しいでしょうね。

ヤマツツジのつぼみが

  昔のあぜ道にトキワハゼが群生していました。とてもきれいでした。

トキワハゼが群生し

  ハハコグサも咲いていました。これからたくさん見られる季節になるのですね。

ハハコグサがきれい

  大分前にHさんから湿地の入口付近にザイフリボクがあることを教えられていたのですが、花の季節が過ぎていたので分からなかったのですが、今回は花の季節に出会ったので、それがわかりました。下の写真がそれです。確認できてうれしかったです。

ザイフリボクがあった

  スノキに花が咲いていました。枝の下に花が付きますので、見逃してしまいそうになりました。地面に座って下から写したので、よくわかりますね。釣鐘型のなんと優美な姿の花でしょうか!

スノキの花は美しい






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風邪をひきました! 長命湿地の冬の景色が! ハンノキ、レンゲツツジ、シロモジの春への準備が!

  正月早々、風邪をひいてしまいました。二年ぶりくらいです。日頃のウオーキングなどの体力アップで、風邪のバイ菌を寄せ付けなかったのでしょう。もともと作手は田舎ですので、ばい菌もあまり住まないところであることもありますね。ボクの健康の師匠であるSさん耳に入ったら、「世の中はばい菌だらけ、病気になるのは体に抵抗力がなくなっているからですよ。病気は本人の問題ですね。」と言われてしまいました。
  確かに暮れ正月は息子たちが来たりしてウオーキングもあまりしていませんでしたし、3日に息子たちが東京に帰るので新城駅に行ったついでに、新装なったピアゴで買い物をして帰ったのです。その後、風邪の症状があらわれ、喉の痛み、咳が出、発熱し、痰が出る、体の芯が痛むなどなってしまったのです。寝込むほどひどくはないのですが、体が辛いのです。連れ合いも同じ症状なので、ピアゴで買い物の時の人ごみの中で、風邪のバイ菌をもらってきてしまったのだと思ったのでした。自分のの病気は、人のせいにしてはいけないのですね。暮れ正月のデレっとした生活で、すっかり体の抵抗力がなくなっていたのでしょう。
  発症した6日から4日間も経ち、少しずつ回復してきたので、まだ症状は残っているものの、昨日、思い切っていつものウオーキングに出たのです。縮こまって家に閉じこもり体を使わないでいると血液の循環が悪くなり、却って体に良くないのでは、と思ったからです。さすがに寒風に吹かれる時は辛かったですが、幸い穏やかな暖かい日でしたので、気持ちの良い散歩になりました。1時間半の散歩でした。散歩しても大して良くなったわけではありませんが、そのうちよくなるでしょう、と考えています。

  散歩したのは長命湿地までのいつもの散歩道。しばらくぶりで長命湿地を覗いてみました。冬の長命湿地は、すべての草本類が枯れ果て、薄茶色一色です。もちろん、ハンノキなどの高木も葉が一枚もついていません。ノリウツギの枯れ果てた実が黒ずんでかろうじて幹についている感じです。春や夏の生き生きとした生命の息吹はどこにいってしまったのでしょうか。

冬の長命湿地は

  ちょっと異変を感じたのは、ハンノキです。この湿地に30~40本のハンノキが生えているのですが、すべてのハンノキに雄花の花序が垂れ下がっていました。卵状楕円形の果穂もたくさんついています。ハンノキは雌雄同株。冬に数本が枝先から垂れ下がるのが雄花。その根元に小さく(数mm)つくのが雌花で、一般に12月以降春までの暖かい日に一斉に花が咲き、花粉が出ます。冬に開花の準備をするのですね。異常を感じたというのは、夏は秋には見られなかった雄花序が枝先に垂れ下がっていたことです。

長命湿地のハンノキに雄花が

  下の写真では、垂れ下がる雄花の花序と楕円形の果穂がよくわかりますね。

ハンノキに雄花が

  下の写真も同様ですが、雄花序は高い枝に付いているので、望遠レンズでも細部までは写せません。

別の木も雄花が

  5月連休の頃、この湿地で見事に咲くレンゲツツジが気になって見てきました。下の写真のように、カサカサに乾いた実の残りがたくさんついており、そこに冬芽が付いていました。

レンゲツツジの冬芽2

  冬芽をアップして写したのが、下の写真です。長さは2cmくらい、数枚の真っ赤な花麟がとてもきれいです。ここからあの大きな花が咲くのです。春の準備をしているのですね。

レンゲツツジの冬芽

  ここにもシロモジがたくさん生えているのですが、その冬芽が独特の形をしていてきれいです。

シロモジの冬芽が

  こんな凍てつくような真冬の季節でも、植物たちは生きていて、春の準備をしているのですね。

  去年の夏、湿地の南を流れる小さな水路を掘り下げて、排水を良くする作業をしましたが、その水路がだんだん埋まりかけていたのです。それでまた、水路堀下げの大変な作業を
しなければならないと思っていたところでした。驚いたことに、その水路が何やらふかふかとしたもので覆われていたのです。おそらく、珪藻類あるいは緑藻類でしょう。植物プランクトンの塊のようなものですね。あまりに小さいので肉眼ではそれぞれの個体を見ることはできませんが、それが集まって団塊をつくるのです。
  植物ですから光合成によって増えていき、日がよく当たる浅い水辺にこうした藻類の大繁殖が見られますね。その模様がきれいなので、下の写真を写しました。自然が作り出す造形は素晴らしいです。

流水の藻類の模様が美しい1

流水の藻類の模様が美しい2







長命湿地はキセルアザミがいっぱい! ヒョウモンチョウが集まっています!

    長命湿地への散歩道ではたくさんの発見がありましたが、長命湿地に着いてみると、またいろいとの発見がありました。長命湿地の入口で、ツチアケビが広がっていることを確かめました。下が、去年に見たところにさらに増えていたツチアケビです。去年は二株だけだったのが五株くらいに増えています。

長命湿地入口のツチアケビ

  もう三株ほど、2mくらい離れたところに生っていました。見事にオレンジ色のツチアケビの実が生っていました。こんなにたくさん生えているところを、ボクは知りません。何度のお話していますが、これは土の中の腐植物を栄養源にして生育する、極めて珍しい腐生植物なのです。色は全く違いますが、実の形はアケビの実にとてもよく似ていますね。

広がったツチアケビ

  長命湿地は、キセルアザミ(マアザミ、下の写真)がいっぱい咲いていました。毎年見ていますが、花(針の先)の先端まで赤く染まっているのは、あまり見たことがありません。きれいですね。湿地にしか咲かないアザミですので貴重なのです。
  一般的に、春から夏にかけて咲くアザミの大部分はノアザミで、秋になるとキセルアザミなど多種類のアザミが咲くことを知りました。だから、春や夏にアザミを見たら、ノアザミと思って良いことになります。秋の作手の地方では、湿地はキエセルアザミ、湿地以外はスズカアザミが大部分だと聞きました。今、スズカアザミもたくさん咲いています。


長命湿地はキセルアザミでいっぱい

  それを目がけて、昆虫たちが寄ってきます。下は写りの角度が悪くてはっきりとはわかりませんが、イチモンジチョウかもしれません。

花にイチモンジチョウが

  下もヒョウモンチョウの仲間であることは確かですが、どのヒョウモンチョウかは分かりません。この仲間の判定はとても難しいです。

キセルアザミにヒョウモンチョウ

  下もヒョウモンチョウの仲間ですが、もしかするとヒョウモンノドキという種かもしれません。とてもきれいなチョウです。図鑑の模様が、それに最も良く似ているのです。もしそうだとすると、環境省が指定した絶滅危惧種であり、近年個体数が激減している種ということになります。それにしても、下の写真でキセルアザミのつぼみが美しいですね。

キセルアザミにヒョウモンチョウ1

  帰り道、長命湿地の入口付近で、下の写真のクルバマナを見ました。美しい花に感激です! まだ咲いているのですね。その他にも、ツマグロヒョウモンのオスもメスも見ましたが、うまく写真を撮れませんでした。たくさんの昆虫を集めるのは、このアザミがたくさんの蜜を蓄えているからなのでしょうか。 

クルマバナがまだ咲いていた

  Hさん宅の前の崖のオミナエシは、いつ見ても美しいですね。昔は、どこにでも咲いていた花なのだそうです。こんなに珍しい花になってしまったことに、複雑な思いがします。

オミナエシの黄色い花が

  ツルニンジンが咲いていました。下を向いて咲くので、花の中を見たことがなかったのですが、覗いてみたのが下の写真です。なんだか、スカートめくりをしているみたいで、ごめんなさい、ね。

ツルニンジン花の内側を




長命湿地南の水路掘削完成! 水辺の生き物がたくさん!

  ようやく、長命湿地の南を流れる小さな水路の掘削が完了しました。湿地の南の方は、草ぼうぼうだったので草刈りをしてようやく歩けるようになったものの、そこを流れる水路が土砂で埋まって流れが悪くなっていたのです。そこで、1週間ほど前から鍬とジョレンで水路の土砂を掘り返していたのです。約50mくらいの長さの水路ですが、埋まった水路を幅30~40cmで深さ30cmくらいの掘削をするのですが、それは大変でした。毎回、大汗を書いて掘削してきました。それが完了して嬉しかったのです。

長命湿地の水路完成

  掘削しているあいだ中、水路にたくさんの生き物がいることが分かりました。おどろくべき数です。オタマジャクシはもちろんのこと、ドジョウ、タニシ、ヒル、イモリなどです。イモリはいたのですが、写真に撮ることができなかったのです。オタマジャクシは、下の写真のように大きいのから小さいものまで、種類が違うと思われるものがいました。大きいのは、トノサマガエルのオタマジャクシかもしれません。その間を、ドジョウが素早く泳いでいきます。

オタマジャクシとドジョウ

  中に、下の写真のように大きなドジョウもいました。右上の方には、オタマジャクシが砂から頭を出しています。

大きなドジョウが

  久しぶりで見たのですが、ヒルがいました。小さい頃、水路で遊んでいてヒルに食いつかれた血が出たことを思い出します。でも、黒い色をしていた記憶があるのですが、こんなにきれいな色のヒルは初めて見ます。すぐにネットで調べたのですが、ヒルにはものすごくたくさんの種類があることを知りました。海でも川でも、陸上にいるヒルもいることを知りました。下の写真のヒルは、チスイビルではないかと思います。緑色の地に黄色の縦筋が通っているのです。動画を見ていたら、細い方が頭で、太いほうが尻尾のようです。裏に吸盤があって血を吸うのだそうです。血を吸うなんて怖いですが、色はきれいですね。

ヒルがきれい1

ヒルがきれい2

  トノサマガエルもいました。まだ小さいですが、・・・・。この長命湿地では、もっとも多いカエルです。その他、アマガエル、モリアオガエルがいます。アカガエルも見たことがあります。

トノサマガエルは

  大きなタニシがいました(下の写真)。下の写真では、足というか口というか、下の方で動いていました。タニシもいろいろとするいがありますが、これがどういう種かは分かりません。マルタニシかオオタニシだと思います。どちらかは分かりません。マルタニシだとすれば、環境省の絶滅危惧種なのです。となりに、トノサマガエルになりかけた、しっぽがまだ残っているカエルが見えます。

タニシとトノサマガエル

  さて、湿地の他の場所を歩いていたら、ハラビロトンボのメスが止まっていました。オスは黒っぽいですが、メスは写真のように黄色なのです。きれいですね。ハラビロトンボは湿地にしか生息しない種です。

ハラビロトンボのメスが

  モリアオガエルの卵塊が枝先に吊り下がっていました。白いあぶくの塊のなかに、卵が産み付けられているのですね。カエルの卵は、寒天状あるいはヒモ状の卵塊が多いのですが、モリアオガエルだけは水面の上に張り出した樹木の枝先に産み付けるという変わった生態をしています。とても珍しい種で、絶滅危惧種ですね。梅雨時に産み付けます。今年は卵塊の数が少ないように思います。去年は13個もの卵塊を確認しています。

モリアオガエルの卵塊は

  帰り道、湿地の中から飛び出してきた小鳥がいました。それが電柵に触れたらしく、動けなくなって小道にうずくまっていたのです。可哀想に、電柵の電流に触れて麻痺して動けなくなったのでしょう。見る限り幼鳥のようです。羽の色や形から、ヒヨドリではないかと思います。しばらくしてボクの足音に驚いて飛び去っていきました。

ヒヨドリのヒナか?






長命湿地の草刈りをしてさっぱりしました! 

  巴山を散歩しました。前に石塔坂古戦場に行く途中に真っ白の花をいっぱい付けたズミを紹介しましたが、それに実がつきました。同じ緑色なので見にくいですが、真ん中あたりに直径1cm程度の実がついていますね。こんな実がつくなんて、知りませんでした。秋にはオレンジ色の実が塾するそうです。

ズミに実がついて

  尾根筋の道の周辺は、昔は牧場か何かだったようで、各地に草地が広がっています。そこにアカマツの幼木がびっしりと生えていました。荒地に最初に入るのはアカマツですが、自然にこんなにたくさん生えるなんて、驚きですね。

アカマツだけが

  さて先週の木曜日に、しばらく行っていなかた長命湿地に草刈りに行きました。草ぼうぼうだったからです。下の写真のように、木道が見えなくなるほどです。

長命湿地草ぼうぼう

  もちろん一日ではできませんが、南の水路沿いの草を刈りました。ご覧の通りに、さっぱりしました。草刈りは、結果が見えるのでうれしいですね。

草刈できれいになった

  長命湿地にはクロミノニシゴリがたくさん生えています。落葉低木で、姿も花もサワフタギとそっくりなのですが、実の色が黒なのです。サワフタギは美しいブルーですね。

クロミノニシゴリにつぼみが

  湿地ですので、ジメジメしたところが多いのですが、そこにミミズが発生します。それをめがけて、イノシシがやってくるのです。その足跡がたくさん残されています。下の写真のように、・・・・。

イノシシの踏み跡が

  この湿地の取り囲む畦にズミの木が三本生えているのですが、それに花がつきました。とはいっても、花はほぼ終わっていました。こんどは、実を楽しむ番ですね。

ズミの花は終わっていた

  さて、土曜日は岡崎の中央総合公園を歩きました。前のブログでブタナをキンケイソウと間違えて紹介してしまいました。下の写真のように、ブタナが野球場の斜面にびっしりと群生していました。黄色い花がすべてブタナです。ものすごい数ですね。

総合公園はブタナばかり

  ブタナの姿は下の写真の通りですが、根生葉はタンポポそっくりです。目立つ違いは、茎の背が高いことです。背が高いので、花が風になびいて優雅な感じがします。根生葉が地面にピッタリと付くので、他の植物が生えにくいのでしょう。そのために、生態系を乱してしまうのですね。

ブタナの根生葉は





長命湿地ではレンゲツツジが!長ノ山湿原ではハルリンドウがきれい!

  久しぶりに長命湿地に行ってみました。いつもこの頃から、レンゲツツジが咲き始めるからです。この頃はあまり雨が降らないせいか、湿地の水が少ないように思いました。カエルの合唱はいっぱいでしたが、・・・・。

久しぶりに長命湿地に

  湿地の水の出口付近に行ったら、白い小さな花をたくさん付けたクレソンがいっぱい咲いていました。正式にはオランダガラシというのだそうです。オランダから持ち込まれた外来種で、ヨーロッパ人がサラダなどに入れる野菜として栽培されたものだそうです。ちょっとピリ辛の野菜で、今は日本でも売られています。美味しいですね。
  ところが去年、Oさんと歩いたときに南の入り口付近で見つけたのですが、Oさんから「これは猛烈な繁殖力がありますので、初めは少しでもそのうちにこの湿地全域に広がって真っ白になってしまいますよ!」と言われました。それは大変!と、その付近のクレソンを苦労して退治したのですが、今年は下流の出口付近に広がっていたのです。土嚢を積んで水をためたところです。下の写真ではわかりにくいですが、白っぽい粒が見えますが、それがクレソンの花です。


クレソンはびこる

  拡大してみたのが下の写真です。セリのような白い小さな花ですが、葉はまったく違います。繁殖力が強い植物は、既存の他の植物の成長を妨げてしまうのです。生態系が変わってしまうほどですので、見つけたら退治していかないと大変なことになります。厄介な仕事がまた増えました!
  
クレソンの花は

  お目当てのレンゲツツジですが、咲き始めていました。感激です!! なんと美しい花でしょうか! 下の写真はつぼみですが、つぼみですらこんなに美しいのです。つぼみの数を数えたら、11~12個ありました。ひとつずつ咲くので、全部咲いたら大輪になるわけです。

レンゲツツジつぼみが

  咲き始めた花をアップで写しました。こんな花が、ひとつの木に何10と付くのです。それが湿地の中に点在する(おそらく数10本)レンゲツツジの低木に咲くと、緑の中にオレンジ色が点在する風景を作るのです。ほんとうにきれいです! 作手地方にはいくつもの湿地があるのですが、これほどレンゲツツジの本数が多くてきれいな湿地をぼくは知りません。長命湿地の宝物と言えるでしょう。

レンゲツツジ開き始め

  雑木林に入ってみたら、下の写真のように、ネジキの赤い枝と新芽がきれいでした。これも感激ですね。

ネジキの新芽が出始めた

  近くにある長ノ山湿原はどんな植物が咲いているのか知りたくて、そこに行ってみました。広い湿原は草が刈られて、遠くまで見通せました。まだヤマザクラの花が残っていて、コバノミツバツツジがピンクの花を咲かせていました。、

長ノ山湿原の風景は

長ノ山湿原の風景は2

  刈られた草地を目を凝らして見ていたら、ありました! ラッパ状に開いたハルリンドウが無数に咲いていたのです。小さい花ですので、目を凝らさないと見えません。しかも、道から遠いので、望遠でようやく写せたのです。優雅で美しい花ですね。

ハルリンドウが咲いた

  ゼンマイが芽を出す季節で、作手の各地で見つかります。ここのゼンマイは、ヤマドリゼンマイといって、とても珍しい種なのです。絶滅危惧種に指定されています。高さが1mを超えるほど大きくなります。出始めのゼンマイは面白い形をしていますね。茎が赤っぽいのもきれいです。

ヤマドリゼンマイが出始め







久しぶりに真冬の長命湿地を、ハンノキ、ヤママユ、ツグミを見ました!

  久しぶりに、長命湿地まで散歩しました。ちょうど30分くらいでつきますので、往復で1時間となります。長命湿地に出かけたのは、真冬の湿地がどうなっているか、またハンノキの雄花序が見られるかどうか、を確認したかったからです。真冬の湿地は、下の写真のように、枯れ草ばかりでした。しかし、よく見るとキセルアザミの芽が少しだけ出ていました。

真冬の長命湿地は

  雑木林の中の落ちた枝に、下の写真のような黒いキノコがついていました。それが実に美しい模様を見せていました。自然の造形は素晴らしいですね。

黒いキノコが

  さて、湿地にたくさん生えている高木のハンノキに、雄花の花序がたくさん垂れ下がっていました。岡崎の自然体験の森や菅守小学校のハンノキと同じようでした。

ハンノキの雄花序がいっぱい

ハンノキの雄花序が垂れて

  入り口付近の雑木林の中に、ムヨウランが見えました。真冬の姿は黒っぽいのですね。枯れているからなのでしょうか。後ろはイヌツゲの根元が写っています。

真冬のムヨウラン

  また、珍しい光景を見ました。下の写真のように、ヤママユがネジキの枝先についていたのです。ヤママユは、中にヤママユガの幼虫が入っていて、それが糸を紡いで淡い緑色のマユを作るのです。ヤママユガは、大きなチョウのような姿をしています。ヤママユを見ることはありますが、ガはほとんど見ることはありません。Hさん宅の雑木林で、一度見たことがあります。

ネジキの枝先にヤママユが

  驚いたことに、下の写真のようにいたるところにシカのため糞があったのです。たくさんのシカが遊びにきたと思われます。イノシシの痕跡は見当たりませんでした。

シカのため糞が

  動物の痕跡は、下の写真に見られます。よく刈られた草原に土のマウンドがいたるところに出来ていたのです。特に土が湿っている場所を選んで土の盛り上がりがあるのです。おそらく、モグラの仕業だと思います。というのは、モグラは土の中のミミズを食べて生きていますので、モグラが掘った土の中の泥を外に吐き出したものと思われるからです。

モグラの掘った土が

  帰ろうとしたら、かなり大きな野鳥がハンノキに止まりました。始めは遠くて識別できなかったのですが、かなり近寄っても逃げませんでしたので、下のような写真を撮ることが出来ました。ツグミでした。白い胸に黒い斑点があるのが特徴ですね。草原で地面の餌をついばんでいることが多いのですが、木の実を食べているツグミを見たのは初めてです。かわいい小鳥ですね。ハンノキに絡みついたツタウルシの実を食べにきたようです。

珍しく鶫がツグミが1

珍しくツグミが2





長命湿地は秋の実りでいっぱい! クロミノニシゴリ、イボタノキの実がきれいです!

  長命湿地への散歩も、終点の湿地にようやく到着です。その入り口に、センブリが可愛いつぼみを膨らませていました。もうじき開花でしょう。この植物のどこをとっても、猛烈に苦いのですね。胃の薬に用いられます。

センブリのつぼみが

  下の写真のように、アキチョウジが群生していました。濃い紫色の花がきれいです!

アキチョウジの群生が

アキチョウジの群生が2

  湿地の中に入ると、先ず目に付くのがムラサキシキブのきれいな赤紫色の実です。鈴なりについた実はとてもきれいです。

長命湿地のムラサキシキブ1

長命湿地のムラサキシキブ2

  この季節を待ってたのは、下の写真のクロミノニシゴリの実を見たかったからです。この季節になって、黒い実を付けるのがクロミノニシゴリで、ブルーの実を付けるのがサワフタギなのです。この樹木の形も葉の花もほとんど同じなのですが、実だけが違うのです。ですから、この季節にならないとどちらか判別が出来ないのです。面白いですね。枝にびっしりとたくさん実がつくのも、びっくりさせられます。

クロミノニシゴリの黒い実1

クロミノニシゴリの黒い実2

  下は、濃い緑色の実がついています。はじめはツル植物か何かの実ではないかと思ったのですが、図鑑をよく調べていたら、イボタノキの実であることがわかりました。丸っぽい楕円形の葉た特徴的ですね。こんな色の実を持つ植物は、あまり見たことがありません。きれいですね。この濃い緑の実も、そのうちに紫黒色に変わるといいます。確かめてみたくなりました。

イボタノキの緑の実1

イボタノキの緑の実2

  下はもちろんウメモドキの実です。ウメモドキは水っぽいところを好む低木で、この長命湿地にもたくさん生えています。湿地の植物と思って間違いないですね。今年は、赤い実がとりわけたくさんつきました。生り年なのでしょうか。

もちろんウメモドキの

  長命湿地も、まさに実りの秋を感じさせてくれました。




長命湿地はキセルアザミがいっぱい! ムラサキシキブの実がきれい!

  また、台風の来襲ですね。紀伊半島の土砂ダムの決壊が心配です。何とか、人の死だけは免れることになってほしいです。稲刈りが始まる時期に、台風の大雨で収穫が遅れますね。農家の方々は恨めしい思いでいることでしょう。

  久しぶりに長命湿地のことを書きます。このところ長命湿地のことを書きませんでしたが、まったく行っていなかった訳ではありません。10日ほど前から、少しずつ長命湿地の草刈りをしていました。というのは、真夏の間、強烈な日射で雑草が生い茂り、道が通りにくくなるほどでした。また、台風もあってコナラの大木が倒れ、それにかかっていたフジの木が落ちてきて道をふさいでしまっていました。それは、のこぎりと剪定ばさみで、何とか修復しました。
  先ずは、木道の周囲の草刈りから始めました。というのは、木道が見えなくなるくらい草が生い茂っていたからです。ヨシがすごいのです。ぼくらの背丈よりも大きくなって、それがびっしりと生えるのです。この季節に刈っておかないと、穂が出てしまい、種が散布されてしまいますので、来年はもっとたくさん生えてくるのではないかと思ったからです。本当はもっと早く刈りたかったのですが、もうすでに穂が出かかっています。まだ暑いので、作業は早朝です。ですから、朝日が低い角度で当たりますので、下の写真のように、日が当たらないところが暗くなってしまいます。ようやく木道の周りの草刈りが済んだところです。真ん中のほうはまだ済んでいません。


湿地の草刈り1

  下の写真も、木道の周りがきれいにされたところです。写真に写っていますが、クモの巣がとてもきれいなのです。東の方を向いて写しているのですが、逆光になりますのでクモの巣が白く輝いて見えるのです。それが実に美しいのです。面白い発見をしたのですが、逆光でないと白く輝いて見えることはありません。

湿地の草刈り2

  大きなクモの巣がたくさんありました。よほどたくさんの餌(昆虫)が豊富にいるのでしょう。大部分はコガネグモで、ジョロウグモの巣もありました。巣の大きさも、大小さまざまでした。

クモの巣1

クモの巣2

  今は、木道の周りの草刈りが終わりまして、真ん中の方まで草刈りをしています。木道の周りもそうなのですが、美しい草花が咲いているところは刈るのがもったいなくなり、なるべく駆らないようにしています。今、ムラサキシキブが紫色の実をたくさん付け、とても美しいのです。下の写真のように、たくさんの実がつきます。それが分かるでしょうか。とくに、湿地の南西部の地域は、20本くらいの低いムラサキシキブの藪がありますので、全体が美しい紫色に染まるという感じです。こういうところは刈れなくなってしまいます。

ムラサキシキブが美しい1

ムラサキシキブが美しい2

  今、キセルアザミが今たくさん咲いています。数が多いのでとてもきれいです。下の写真のようなつぼみがたくさんありますので、これからしばらくはアザミの美しさを楽しむことができるでしょう。こういうつぼみでも、刈れなくなってしまいますね。

キセルアザミが美しい

  たくさん咲いているキセルアザミの花に、チョウが蜜を吸いに来ていました。キセルアザミは湿地にしか生えない種で、頭を垂れる姿がキセルに似ていることから付けられた名前ですね。別名、マアザミとも言います。明るい紫色が素敵です。

キセルアザミとヒョウモンチョウ

  上の写真のチョウも、下の写真のチョウも同じ種で、おそらくウラギンスジヒョウモンというヒョウモンチョウの仲間だろうと思います。あるいはウラギンヒョウモンかもしれません。ぼくは始めてみるチョウです。下のチョウは、羽の下のほうがちぎられていますね。鳥にでも食われたのかもしれませんね。

ウラギンスジヒョウモンが

  長命湿地の西側の道路沿いに、大きなミズキが生えています。そのミズキに、赤い実が生り始めました。まだそれほど赤くはなっていませんね。

ミズキの実が赤く

  今、この湿地では、ツクツクホウシというセミがいっぱい鳴いています。また、モズがけたたましい鳴き声を響かせています。



長命湿地にノハナショウブがヨシの中に咲き始めました!

  裏山にササユリが咲いたことを報告しましたが、こんどは斜面の上のほうにもササユリが咲いたのです。去年も咲いたので今年も、と期待していたのですが、だいぶ遅れて咲きました。ササユリはゆりの仲間ですので、球根から発芽するほか、種が落ちて広がることもあるはずです。でも、なかなか増えてくれません。それからいつも疑問に感じているのですが、名前のごとくササとどのような関係があるのでしょうか。必ずしもササ原でなくても咲いているところがあるのですが、・・・・? 
  昔はササユリなんてどこにも咲いていたと聞きますが、どうしてそんなに減ってしまったのでしょうか。きっと昔のように人が山に入って樹木や草を刈っていたのに、今は人が入ることがなく樹木が生い茂り、ササなどの雑草が生い茂ってしまったため、日照が悪くなって生えなくなったと聞いています。日照が大事なのですね。
 

二つ目のササユリ

  さて、長命湿地は春に草を刈らなかったため、今は草ぼうぼうです。忙しかったことや体調を崩したため、いけなかったというのがほんとのところです。本格的な夏がやってきましたので、草を刈らないと歩くこともままならない状態になってしまいました。下の写真のように、樹木がなくて日当たりのよいところは、道が見えなくなったしまったような状態です。
  写真の手間家に少し茶色くなった草がありますが、イグサです。この湿地にはいたるところに生えているのですが、すごい繁殖力です。草原がたちまちイグサに占拠されてしまいます。あることは知っていましたが、これほど繁殖力が強いとは知りませんでした。イグサというのは本当の名前ではなくて、「イ」というのだそうです。イだけだと発音しにくいのでイグサというのですね。ここのイグサを刈って畳表にでもしようかと思いますが、素人では難しいでしょうね。


草ぼうぼうの湿地1

  下の写真は南の木道の入り口付近を写しましたが、ヨシが大きくなって木道がほとんど見えなくなってしまいました。これも繁殖力が旺盛ですね。たちまち人ぐらいの高さになって、周囲が見渡せなくなります。

草ぼうぼうの湿地2

  ヨシをかき分けて入っていったら、ノハナショウブが咲いていました(下の写真)。何しろ道が見えなくなってしまいましたので全部を見ていませんが、今年は去年より広範囲に開花したようで、嬉しいです。春にヨシを刈らなかったのは、去年はノハナショウブの花芽がシカによって食べられてしまったことが理由です。今年はヨシに隠れて見えないのか、シカの害を受けず、広範囲に咲いたのではないかと思っています。ヨシの中にかすかに咲いているのが見えるというのも、風情があるものですね。

ノハナショウブ数輪

  この湿地は、オニスゲがすごい繁殖しています。湿地のどこでも、イガイガの実を見ることが出来ます。こんなに群生している湿地は他にはないとのことです。どうしてこの湿地にオニスゲが群生しているのか、その理由を知りたいのですが、いまのところまったく分かりません。下の写真には、白い小さな花が咲いていますが、それはホソバノヨツバムグラという湿地の植物です。。

オニスゲとホソバノヨツバムグラ


  三日間の草刈で、ようやく周囲を取り巻く遊歩道(畦道)の草刈が終わりました。これからは、中央部の木道の周辺の草刈をしなければなりません。これまた数日かかるでしょうね。数日とはいっても、作業は早朝の2時間くらいに限っていますので(日中は暑くて無理)、時間としてはそれほどでもないのです。でも、作業を考えるだけで憂鬱になります。木道の草刈が住むと、見通しがよくなり、美しい湿地の植物たちが見られるのです。それが楽しみですね。


coppice(雑木林)

森楽、flutevioline

Author:森楽、flutevioline
退職後、都会生活ばかりだったボクにとって田舎の自然豊かな里山の生活は、新しい発見の連続で楽しい! 自然の写真が満載です! また、こんな老い生き方があることを示したみたい!

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